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ホンダの自然吸気エンジンが、正当な理由はあれど、徐々に姿を消そうとしていることを残念がる意見は多いが、同社のターボ・エンジン採用の拡大にはメリットがある。1つは、長らくあった「ホンダのエンジンはトルク不足」という不満の声が消えたこと。もう1つは、コンピューター・チューニングでターボ・エンジンからさらなる馬力とトルクを、いとも簡単に引き出せると立証されたことだ。


米国のホンダ車専門チューナーであるHondataは、標準グレードのシビック スポーツを正真正銘のホットハッチに変身させるエンジン・コンピューター・チューニング技術を開発し、すでに素晴らしい出来の「シビック Si」をますます素晴らしく仕上げることも可能だ。我々は昨夏、Hondataがチューンしたシビック スポーツに試乗したが、チューニング費用はわずか350ドル(約4万円)から最大でも695ドル(約7万9,000円)で、顕著な違いがこれだけの投資で実感できるなら非常にお得だと感じた。

そして今回、Hondataは「シビック TYPE R」用のエンジンをデチューンして搭載したホンダ「アコード」の2.0リッター直列4気筒ターボ・エンジンに手を入れた。「ステージ1」と「ステージ2」という2タイプのプリセット・チューニングが用意されており、ステージ1は最高出力で約10hp、最大トルクで約5.5kgmの軽微な増強となる。上記の動力計グラフによれば、最高出力は約266.7hpから約276.3hp、最大トルクは40.4kgmから45.9kgmに向上した。


これだけでもかなり楽しめるが、ステージ2のチューニングはそれを大きく上回る。もう1つのグラフでは、標準グレードに比べて最高出力で約20hp、最大トルクではなんと約11.8kgmの増加が示されている。最高出力は265.4hpから287.7hp、最大トルクは約40.4kgmから約52.2kgmに引き上げられた。ハイパーハッチ、シビックTYPE Rの最高出力306hpにはやや及ばないものの、最大トルクではこれを大幅に凌ぐ(シビック TYPE Rの最大トルクは40.8kgm)。この性能が一見控えめなファミリー・セダンに与えられるのだ。

シビックと同様、アコードのコンピューター・チューニングも、Hondataの提携ショップでECUを書き換えるだけなら、わずか350ドル(約4万円)で行うことができる。あるいは、Hondataが開発した「FlashPro」と呼ばれるデバイスを695ドル(約7万9,000円)で購入すれば、愛車のチューニング設定をお好みで変更でき、同デバイスのバージョンによっては今後さらなるチューニングも可能となる。しかもホンダはアコードに6速マニュアル・トランスミッションの設定を残してくれた。2018年型ホンダ アコード 2.0T 6MTの価格は3万310ドル(約325万円)から。HondataのFlashProを取り付けると合計3万1,005ドル(約323万円)。シビック TYPE Rより3,095ドル(約33万円)ほど安い。見るからにアグレッシブなハッチバックより、セダンの"スリーパー"(一見おとなしそうな外観をしているが中身は高性能なクルマ)がお好みの方は、検討してみてはいかがだろうか。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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