新型「フォード GT」を転売してフォードから訴えられたジョン・シナ、購入書類には営利目的で転売を禁止する項目はないと主張
昨年12月、WWEプロレスラーのジョン・シナが、自身が所有する新型「フォード GT」を不当に利益を得るために転売したとして、フォードから訴えられたというニュースをお伝えした。普通なら、購入したばかりの新車を30日ほど乗っただけですぐに手放しても、それほどおかしな話ではない。しかし、フォードには新型フォード GTのオーナーズ・クラブを格別なものにしたいという考えがあった。生産台数が限られた同車の購入を希望する人は、フォードに申し込み、審査で選ばれた人だけが、「最低でも2年間は手放さない」と約束した上で、購入できるようにしたのだ。少なくとも、フォードの目論見はそうだった。

フォードによると、同社のアンバサダーを務めるシナは、新型フォード GTを46万6,376ドル50セント(約5,234万円)で購入し、その後すぐに"多額の利益"を得るために売却したという。その結果、同社は「不適切な売却によって損なわれたブランド価値、アンバサダーとしての活動、そして顧客の信頼」について賠償を求める訴えを起こすに至った。

しかし、これ対してシナは、自身のサインしたクルマの購入書類には、2年間転売してはいけないとする項目はどこにもないと主張。タイム・ワーナーのニュースサイト『TMZ』は、申立書が契約書には転売に関する記載はなかったと詳述するものだと伝えている。つまり、シナはフォードの訴えを却下するよう裁判所に求めているのだ。

どうやらシナは彼の必殺技「アティテュード・アジャストメント(態度修正・性根をたたき直すという意味)」をフォードに掛けようとしているらしい。今後の展開に注目したい。




By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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