一時は「テスラキラー」とも言われていたEVメーカーファラデー・フューチャーが、約1608億円の投資を得て2018年内にも初の市販EV「FF91」を発売する見込みとなりました。Business Insiderが報じたところでは、すでに資金の一部は振込済みとのこと。

この2年間というもの慢性的な資金不足に苦しみ、大物揃いだった経営陣がこぞって離脱するなど、茨の道を歩んできたファラデー・フューチャーですが、ようやく充電を完了しアクセルを踏み込む時期が来そうです。
Busines Insiderが報じたところでは、香港からの匿名投資家がファラデー・フューチャーと総額15億ドル(約1600億円)の投資契約を結び、そのうち5億5000万ドル(約590億円)はすでに口座に振り込んであるとのこと。

振り込まれた金額だけでも、製造工程を大幅に加速するには充分な額。これによってカリフォルニア州ハンフォードにある工場は30~60日以内にFF91の生産を開始できるとされます。

さらに、ファラデー・フューチャーは4月25日から5月4日にかけて開催される北京モーターショーで2車種めの市販EVとなる「FF81」を発表するとも噂されており、今後の展開が俄然楽しみな状況となってきました。

これまでなかなか今後のロードマップを明確に描けなかったファラデー・フューチャーが、今週サプライヤーを招いた報告会を開催したことも、資金提供が得られたことを裏付けていそうです。ただ考えられる問題は、その場で発表されたであろう新しい計画を、これからのファラデー・フューチャーがきちんと遂行できるかというところ。

それが証明されるのは、実際にFF91の市販第1号車が走り始めるときといえそうです。


By Munenori Taniguchi

※こちらの記事はEngadget日本版より許可を得て掲載しました。

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