フォード、新型ピックアップ・トラックの高性能版「レンジャー ラプター」をバンコクで発表!
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フォードが新型ピックアップ・トラックの高性能版「レンジャー ラプター」をタイのバンコクで発表した。北米国際オートショー「レンジャー」が米国デビューを飾ってからわずか数週間後のことだ。フォードが販売撤退した日本はもちろん、米国にも導入されるかどうかは定かではないのだが、シボレー「コロラド ZR2」やトヨタ「タコマ TRDプロ」にとっては新たなライバルが出現することになる。

Setting a new benchmark in off-road capability, the Ranger Raptor has been purposefully-designed to incorporate Ford Performance DNA as well as the toughness of core Ranger design and engineering capability.
ワイドなフェンダーからアップグレードされたサスペンションに至るまで、このレンジャー ラプターには「F-150 ラプター」の縮小版という表現がぴったり当てはまり、それこそまさに我々の多くが望んでいたものである。フロントを見ると、F-150 ラプターから流用されたグリルには、ブルーオーバルに替わって巨大なブロック体でレタリングされた「FORD」の文字が陣取っている。スチール製フロント・バンパーにはLEDライトと空力パーツのエアカーテンが追加され、ノーズのすぐ下には2個の牽引用フックとバッシュ・プレートが装備された。

Setting a new benchmark in off-road capability, the Ranger Raptor has been purposefully-designed to incorporate Ford Performance DNA as well as the toughness of core Ranger design and engineering capability
フェンダーがかなりワイドになっていることは、ヘッドライト脇の面積が広がっているのを見れば一目瞭然だ。これによってロング・トラベルのサスペンションと、よりワイドなホイール&タイヤを装着することが可能になった。フロントとリアのトレッドは1,710mm。バンパーが新しくなり最低地上高も283mmに引き上げられたおかげで、アプローチ・アングル32.5度、ランプブレークオーバー・アングル24度、デパーチャー・アングル24度が実現されている。

リアは、新形状のバンパーに2個の牽引用フックが装備され、センサーと牽引用コネクターも変更された。車体は全体的に幅が拡がったものの、荷台の容量が増えたようには見えない。リア・フェンダーとテールゲートには「RAPTOR」のロゴがあしらわれている。

Ranger Raptor offers a tailored Ford Performance DNA interior design with a high level of craftsmanship, harmonious colours and durable materials suitable for both off-road driving and everyday use.
インテリアの変更はそれほど多くない。ステアリング・ホイールには12時の位置を示すストライプが入っている。ロゴ入りの専用シートはフェイクスエード張りで、座面と背もたれのサイドサポートが強化されている。

標準のレンジャーと比べ、最も違いがあるのはその中身だ。悪路走破性を向上させるため、シャシー、ブレーキ、サスペンションの全てが強化されている。フォードが「オフロードを高速で走る」ことを意図したと明言するのを聞いて大変嬉しく思う。リアのソリッド・アクスルはコイルオーバーとワッツリンクが組み合わされたことで、上下動の際に前後の動きが抑えられる。このセットアップに合わせてジオメトリーも変更されている。

Setting a new benchmark in off-road capability, the Ranger Raptor has been purposefully-designed to incorporate Ford Performance DNA as well as the toughness of core Ranger design and engineering capability.
前後のダンパーはいずれもフォックス・レーシング・ショックスから供給されたもので、46.6mmのピストンが使われている。コロラド ZR2に搭載されている素晴らしいスプール・バルブと、実際に乗り比べたらどのように違うのか気になるところだ。前後のコントロールアームはアルミニウム製。ブレーキのサイズも前後とも拡大されている。専用の17インチ・ホイールにはBFグッドリッチ製285/70 R17サイズのブロックパターン・タイヤを装着する。

フードの下には2.0リッター直列4気筒ツインターボ・ディーゼルが搭載されており、最高出力210hpと最大トルク500Nmを発揮する。コロラドの2.8リッター・ディーゼルと比べると、最高出力は40hp上回り、最大トルクは同等だ。

レンジャー ラプターはタイやオーストラリアなど、アジア・パシフィック地域で今年から販売が開始されるという。


By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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