【噂】レクサス、「UX」コンセプトをベースにした小型クロスオーバーをジュネーブで公開か?
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英国の自動車雑誌『Car Magazine』のオンライン版に、ジュネーブ・モーターショーにおけるレクサスについて1行の記述がある。「コンパクトSUVの発表はまだ確定ではない。だが、『UX』コンセプトをベースにしたレクサスの小型クロスオーバーはもうすぐ登場するとだけお伝えしよう」というものだ。実は、この記事に加えたい噂以上の情報がある。それは、レクサス・インターナショナルのエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務める澤良宏氏が、1年前にUXの市販化を認め、完成は「そう遠くない」と語っているのだ。

だが、UXコンセプトの市販バージョンがどんな姿になるのか予測しようとすると、まだ情報が少なく行き詰まってしまう。プラットフォームとコンポーネントの一部はトヨタの「C-HR」から流用されることになっており、その「TNGA」と呼ばれる新型プラットフォームは「プリウス」にも採用されているものだ。しかしながら、2016年のパリ・モーターショーで公開されたUXコンセプトは、複雑な面で構成された独特なフォルムで、映画『アバター』の続編や、1980年代に公開された『バンデットQ』などの映画に登場しそうな風貌をしている。同車の寸法は全長4,400mm × 全幅1,900mm × 全高1,520mm、ホイールベースは2,640mmとなっており、狭いスペースに多くの要素を詰め込んだデザイナーたちには感服する。ショーカーということもあり車幅は広いが、全長はアウディ「Q3」と同じで、メルセデス「GLA」より僅かに短い。市販化される際に、このコンセプトカーに見られる特徴の93%は再現されることはないだろうが、巨大なスピンドルグリルをはじめ、残りの7%のパワフルなキャラクターは量産モデルにも受け継がれるだろう。


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レクサスは2016年に、「UX200」「UX250」「UX250h」という名称を米国特許商標局に登録している。そして北米トヨタのレクサス部門で副社長兼ゼネラル・マネージャーを務めるジェフ・ブラッケン氏によれば、「我々は販売店からコンセプトカーを製品化するようせっつかれている」というのだ。

もちろん、そうだろう。クロスオーバー車は依然として米国市場ではレクサスの売り上げの大半を占めているし、レクサスは既存のコンパクト・クロスオーバーに満足していない若い顧客層を真剣に開拓しようとしている。UXの市販モデルは、レクサスの新しいエントリー・レベルのモデルとして、ドイツをはじめする他国の自動車メーカーが利益を上げているセグメントで、メルセデス・ベンツのGLAやBMW「X1」などに挑むことになる。レクサスは、米国内で3万ドル(約330万円)以下のクルマは売らないと宣言しているが、その最低ラインからレクサス「NX」の3万5,985ドル(約393万円)の間に、新型クロスオーバーの価格を設定する余地はあるだろう。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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