スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが、レース用バギーから着想を得た公道走行可能なオフロード車の販売計画を発表!
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スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)が、また魅力的なマシンの製造を計画しているようだ。元映画監督のジェームス・グリッケンハウス氏率いるSCGは、レーシング・チームとしての活動からロードカーを製造することで知られている。これまでフェラーリ「エンツォ」をベースにしたワンオフのスーパーカー「P4/5ピニンファリーナ」や、完全オリジナルの「SCG 003」を製作し、昨年秋には、5.0リッターV8ツインターボ・エンジンを搭載した3人乗りの「SCG 004S」を発表した

だが、今回発表された「SCG Boot」と呼ばれるクルマは、今までのスーパーカーやスポーツカーとはちょっと、いやだいぶ違う。これは1960年代にスティーブ・マックイーンが所有していたことで有名なレース・バギー「Baja Boot(バハ・ブーツ)」にインスパイアされた、シンプルかつ堅強なオフローダーになるという。

グリッケンハウス氏は数年前にマックイーンのBootを購入し、フェラーリが大半を占める彼のコレクションに追加した。1960年代に作られたBootはGM製のパーツと、シフターで有名なチューナーのハースト社の技術が融合されて誕生したオフロード・レース用車両だ。SCG Bootに関する情報はまだ少なく、わずかなレンダリング画像と同社のソーシャル・メディアに投稿されたいくつかの情報しか公開されていない。このクルマのルックスは必ずしも美しいとは言えないかもしれないが、「形態は機能に従う」という言葉通りのデザインはとても魅力的だ。


詳しいスペックは明らかになっていないが、SCGによると5.0リッター自然吸気V8エンジンを搭載し、パートタイム式4輪駆動システムと、20インチのサスペンション・トラベル、そしてエアコンまで装備するという。運転席は中央にあり、2ドア仕様ではその左右に2人分のシートが装備された3人乗り、4ドア仕様には後部座席も備わるようだ。また、SCGでは「Volcano」バージョンと呼ばれる特別仕様を製作し、クルマによる高地到達の世界記録に挑むという。現在の最高記録は標高6,688mで、チリのアタカマ砂漠の近くに位置する世界最高峰の火山、オホス・デル・サラードで達成された。

004Sと同様、SCG Bootも米国の道路交通安全局(NHTSA)が定める少量生産の自動車メーカー向けの規定の下、合法的に公道走行が可能になるだろう。この手の小規模メーカーには規制に関し、寛大な措置が取られるのだ。SCGはこのクルマを、バハ1000とダカール・ラリーの参戦マシンをミックスしたようなものと説明している。同社はこのクルマを2019年または2020年に、10万ドル(約1,090万円)程度の価格で販売したいとしている。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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