ロータスが2020年に2車種のスポーツカーを、2021年か2022年に1車種のSUVを発表する計画を明らかに
英国のスポーツカー・メーカー、ロータスは2020年に2車種のスポーツカーを、そして2021年か2022年に1車種のSUVを発売する計画を明らかにした。同社が全くの新型車を投入するのは、2009年に生産が開始された「エヴォーラ」以来のことになる。


このニュースは、英国の自動車雑誌『Car Magazine』がロータスのジャン‐マルク・ゲールズCEOにインタビューした記事で報じたもの。2車種のスポーツカーのうち、1つは既存モデルを刷新するもので、もう1つはエヴォーラより上に位置するサーキット仕様の限定モデルとなるだろうとゲールズCEOは語っている。両者のうち、低価格の方には同社の押し出し成型アルミを接着したシャシーを進化させたものが採用され、もう一方は新開発のカーボンファイバー・シャシーを採用した同社の新しいフラッグシップ・モデルになるという。

昨年、ボルボを傘下に置く中国の自動車メーカー、吉利汽車(Geely)ロータスの筆頭株主となったが、これによってロータスに安定がもたらされ、ここ数年親会社が頻繁に変わり、既存モデルの焼き直しばかりを行っていた同社に待望の投資が行われると期待されている。吉利からの投資が経営の後ろ盾となり、今回の2車種は実際に発売に漕ぎ着けるものと見られている。2010年に当時のダニー・バハールCEOの下で発表された「エスプリ」、「エリート」、「エラン」といった野心的なコンセプトカーは、結局市販化に至らなかった。

ロータスは最近、同社史上最もパワフルな公道仕様車として「エヴォーラ GT430」を発表し、続いてこれと同じ最高出力430hp、最大トルク440Nmを発生する同じスーパーチャージャー付きV6エンジンを「エキシージ」に搭載した。一方、同社は今年いっぱいで「3-イレブン」の生産を終了する予定だ。

ゲールズCEOは以前、2020年に発表を予定している新型「エリーゼ」を開発中であると発言していたので、これが新しく発表される2車種のうちの1つ、つまり"既存モデルを刷新するもの"になると思われる。新型車は吉利のサプライヤー・ネットワークによるテクノロジーの恩恵を受けるはずだ。また、吉利はロータス社のスタッフを新規募集し、生産ラインに"百万ドル単位"の資金をつぎ込んでいるという報道もある。

ロータスは昨年の会計年度では欧州と米国で売り上げが向上し、赤字を計上しているものの損益は減少していると発表した。今会計年度では税引き前利益が黒字となることが予想される。


By Sven Gustafson
日本映像翻訳アカデミー

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