GM、自動運転車テスト中にバイクと接触して転倒させた事故で訴えられる 過失割合はどうなる?
自動運転車を行動試験中のゼネラル・モーターズ(GM)が、2017年12月に起こしたオートバイとの接触事故で訴えを起こされました。

これは自動運転テスト走行中のシボレー・ボルトに追いついたライダーが車線変更をして追い越しをかけた際、ライダーいわく「突然」ボルトがオートバイの車線に進入してきたために接触、転倒させられたという事故。ライダーはこれにより首と肩を負傷しました。

もっとも、GMの主張はライダーのそれと食い違っており、ライダーのほうがボルトの進路を妨害する格好になったとしています。

自動運転車が関わる交通事故の場合、その過失割合の算定方法にはいろいろな問題が絡みます。今回の場合は常にバックアップのドライバーが搭乗している半自動運転車によるケースであり、一般的にみてもドライバーは安全確認をし、必要ならば回避操作をする義務があったと考えられます。

とすれば、仮に事故の原因がライダーにあったとしても、ボルトの過失が全くのゼロでもないと判断するのが普通かもしれません。

警察は今回の事故の責任がどちらかはまだ特定していません。一方、ドライバーの無謀な行動が原因とはいえ自動運転中の死亡事故が話題になったこともあるテスラのCEOイーロン・マスクは、ABCニュースに対し「ドライバーにも過失はある」とコメントを述べています。

完全自動運転車の実用化がなったとき、もし今回のようなオートバイとの接触事故が発生すれば、果たしてどこに過失責任を問うのかといったことも、気になる時期にさしかかりつつあるようです。


By Munenori Taniguchi

※この記事はEngadget日本版より許可を得て転載しました。