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米国フロリダのある男性が、リゾート施設と駐車サービスの会社を訴えようとしている。駐車係が男性の所有するイエローの2014年型フェラーリ「458スパイダー」のキーを、持ち主ではない人物に渡してしまったのだ。この人物は同車に乗って"女性の気を引こうとした"というのが警察の見立てだったが、真相はまさしくそのとおりだった。

この不運な出来事は、昨年7月にさかのぼる。場所は、同州セント・ピーターズバーグにある「ルネッサンス・ヴィノイ・リゾート・アンド・ゴルフ・クラブ」だ。『タンパベイ・タイムズ』紙の報道によれば、駐車場が混雑して忙しくなってきた時のこと。1人の男性が、預けたフェラーリのキーを渡して欲しいと頼んできたという。後にこの男性は28歳のレヴィ・マイルスと判明。彼はクロエ・リマーという名前の24歳の女性を連れていた。警察のリポートによると、この男性は「イライラした様子」で駐車場係に「命令」した」とのこと。車内に置き忘れた駐車券を取りに戻りたいと言ったそうだ。

ところが2人はフェラーリに乗り込むと、しばらくの間、座ったままでいたという。駐車係はチップをもらえないと思い、ジロジロ見ないようにしていたのだが、彼らはそのままフェラーリを運転して出ていってしまったそうだ。2人はフェラーリで高速道路に入ろうとしたところ、テールランプが点灯していないという理由で警察に停められた。警察によれば、男性はフェラーリを運転するのが「困難な様子」だったという。したがって、もし彼がフェラーリのライトを点灯させる方法を知っており、上手く運転することができたら(ご存じのとおり、フェラーリはクセのあるクルマだ)、彼の計画はうまく進んでしまったかもしれない。少なくともあとしばらくの間は、ということだが。

このあと、警察はクルマのセンターコンソールに2gのコカインを発見する。つまり、この男性の罪は「運転が下手」というだけではなかったのだ。

2人はすぐに逮捕された。マイルスは海軍に所属しており、父親のクルマを運転してこの地へ来ていた。コカインの所持については否定している。彼は、自身のクルマでないことを知っていながら、駐車係に強く命令したことを認めているという。

「マイルスは、駐車係からクルマのキーを渡されたと供述しているため、厳密に言えば、クルマは盗んだ訳ではない」と調書には書かれている。

マイルスは10万ドル以上の窃盗とコカインの所持、習慣的に停止もしくは取り消しされた免許でクルマを運転していた罪で起訴されることになる。また、警察はリマーのバッグからマリファナ1gを発見、この罪で女性も起訴される。


タイムズ紙によると、リマーはマイルスが「運転の仕方」を知らない様子だったので、奇妙に思ったことを認めているという。だが、彼がクルマを「動かす」ことができたため、それ以上考えないことにしたとのこと。2人を停めた警官は、その時のリマーの様子について「フェラーリに乗っていることが嬉しそうだった」と述べている。

訴訟を起こしているのはオーランドの法律事務所で代表を務める73歳のジェームズ・フォーラー氏で、同氏は弁護士の集まりのためにこの町に滞在していた。訴状にはヴィノイ・クラブの親会社であるマリオット・インターナショナルと、駐車サービス会社の717パーキングの怠慢と過失が指摘されている。この件で彼はクルマの調査や修理に多額の費用を支払い、さらにクルマの価値が下がったと主張している。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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