テスラ「モデル3」のプレミアム・パッケージに安価な素材が使われていたことが判明 オーナーたちから非難の声が続出
事前予約していたオーナーにようやく納車され始めたテスラ「モデル3」だが、ここに来てその「プレアム・アップグレード・パッケージ」のインテリアに、期待されていたようなプレミアムな素材ではなく、安価な布製の素材が使われていることが判明した。これに関してテスラから通達や詳しい説明、値引きの提案も無かったとして、オーナーたちから怒りの声が続出している。

テスラのファン・サイト『Tesla Motor Club(TMC)』や、掲示板『Reddit』のテスラに関するスレッドは、モデル3を手に入れたオーナーの不満の声で溢れている。5,000ドル(約56万円)も出してプレミアム・アップグレード・パッケージを付けたのに、インテリアのヘッドライナーやドアのアクセント、Bピラー、サンバイザーは、期待していたスエード調高級人工皮革のアルカンターラではなく、一般的な布地で仕上げられていたというのだ。あるオーナーは、この内装を"おかしな組み合わせ"と呼び、写真をTwitterに投稿した。

「モデル3のプレミアム・アップグレードに含まれているはずの、人工スエード製ヘッドライナーはどこにいったの? このおかしな組み合わせは何かの間違いだよね?」

「テスラは、これに対処すべき」と、オーナーの1人はTMCのスレッドにコメントしている。「5,000ドルも払ってアップグレードしたのに普通の布地というのは受け入れられない。この価格に見合う上級素材があるというのに」

テスラの公式サイトには、モデル3のプレミアム・アップグレード・パッケージにアルカンターラが含まれるとは書かれていない。ただ、「プレミアムなシート・ヒーターとキャビン全体のマテリアル。オープンポアのウッド加飾、後席用USBポート2つを含む」とあるだけだ(日本版編集部注:テスラジャパンの公式サイトには「シートヒーター、オープンポア ウッド デコールと後席用USBポート2つを含むインテリアのアップグレード」と書かれているだけで、高級素材を期待させる"キャビン全体のマテリアル(cabin materials throughout)"という言葉は使われていません)。

しかし、電気自動車(EV)のレビュー・サイトやYouTubeで見られる車両、テスラの宣伝用資料、最初に納車された人たちの報告を見たり聞いたりしていた予約者の多くは、5,000ドルというプレミアム・パッケージのアップグレードには高級素材アルカンターラが使用されていると思い込んでいた。確かにテスラの広報画像(本記事の冒頭)に写ったインテリアは、アルカンターラを使用しているように見える。

「僕の納車予定日はこの土曜日だけど、テスラが消費者に前もって説明もせず、モデル3のインテリア素材にアルカンターラではなく普通の布地を使ったことはとても残念に思う。まるで"おとり商法"に引っかかった気分さ。テスラ程の企業のやり方として到底受け入れられないよ」

Redditのあるユーザーはこのように語っている。「最初に生産されたクルマにはアルカンターラが使用されているのに、今はテスラがもっと安価な素材を使用しているのであれば、プレミアム・アップグレードの価格は見直されるべきだ。テスラにとってモデル3が経営上、いかに重要なクルマであるかは分かる。しかし、"プレミアムな手触り"と言っておいて安価なGM車に使われるような素材を張ったクルマを納車するなんてユーザーを馬鹿にしている」

どうやらテスラは、こうした過激なファンへ対応しなければならないという新たな問題に直面しているようだ。もし、事前予約をされた方は、テスラのサービスセンターに確認してみた方が良いかもしれない。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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