自動車部品サプライヤーのコンチネンタル社が分離・独立を伴う大幅な再編を検討中
ドイツに本拠を置く「コンチネンタル AG」は、タイヤからクルマの安全性を高める部品まで、多岐にわたる製品を世界トップクラスの自動車メーカーに供給している。この巨大自動車部品サプライヤーが、電気自動車(EV)や自動運転車に対応する新たな組織へとシフトするため、会社分割・再編を行う可能性が報じられている。

米国の金融情報メディア『ブルームバーグ』の報道は、内情に詳しい匿名の情報筋から得た情報として、コンチネンタルでは同社が抱える多様な部署を持ち株会社として設立させることについて、相談役を交えた話し合いが最近行われたと伝えている。高い利益を上げるタイヤなどの部門は上場、別部門の業務は競合他社と合併させるという。こうした動きは最近、ダイムラーなどの巨大企業でも見られ、同社はメルセデス・ベンツの3部門を切り離すことを計画中だ。そして、自動車部品の大手サプライヤーであるデルファイ・オートモーティブは最近「アプティブ」と社名を変え、自動運転の技術に重点を置くことになった。従来のエンジン部品事業に関しては「デルファイ・テクノロジーズ」というスピンオフを立ち上げた。

投資関係者の多くは、これらの分離・独立を肯定的に捉えているようだ。コンチネンタルは拡大に向け自由度が高くなるだろうし、EVや自動運転技術の分野を買収したりすることもできると語っている。

コンチネンタルは年間の売り上げが440億ユーロ(約6兆円)、株式の時価総額は502億ユーロ(約6兆8,000億円)という、世界で最も大きな自動車部品サプライヤーの1つだ。この企業には2つの主要な部門がある。1つは自動車部門で、シャシーや安全性を高めるシステム、インテリア、大型パワートレインなどを製造している。もう1つは同社ブランドのタイヤを含むゴム製品と、オフロード車用の無限軌道やコンベヤーベルトを製造するContiTech社で構成される部署だ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連動画