トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮に、愛車の1967年型アルファ ロメオ 1300GTジュニアで参加した!(後編)
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11月25日(土)、明治神宮外苑聖徳記念絵画館(以下、神宮絵画館)にて『2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑』が開催された。一般参加のクラシックカー102台が銀座中央通りをパレードランしたほか、神宮絵画館のメイン会場では参加車両の展示、会場内コースでのデモ走行「クラシックカー・サーキット」など多彩なプログラムで来場者を楽しませた。筆者は愛車の1967年型アルファ ロメオ 1300GTジュニア(ジュリア・クーペ)でエントリーしたので、前回に引き続きイベントの様子をリポートする。

前回の続き
大勢の人に見送られて神宮絵画館をあとにした筆者の67年型アルファ ロメオ 1300GTジュニアは、都内でジョギングのメッカとなっている神宮外苑の周回路を通り、神宮と国道246を結ぶ銀杏並木を目指す。筆者の前を走るのは斎藤茂さんの黄色いホンダ S800、後ろには松永栄さんの67年型日産 シルビアが続く。

都内でも有数の紅葉スポットの下を軽快なエグゾーストノートを響かせて駆け抜けて行くジュリアの姿を思い描きつつ「いちょう通り」に向けてステアリングを切ったのだが、休日ということもあって道は混雑しており、のろのろ運転を強いられることになった。これには少しテンションが下がったものの、沿道には貴重な名車をカメラに収めようと熱気を帯びた旧車ファンが列をなしており、いちょう通りはちょっとした撮影会場となっていた。程度極上とはとても言えない筆者のジュリアにもレンズを向ける人が少なくなく、気を取り直した筆者は撮影がしやすいように少し車間距離を開け、声援には手を振って応えた。もちろん、注目を受けているのは筆者ではなくあくまでもジュリアなのだが、好意的なオーディエンスの反応にオーナーとしては嬉しさと誇らしさ、そして気恥ずかしさの混じった複雑な感情を抱いた。


渋滞の原因となっていた青山2丁目の信号を左折し、国道246号線を皇居方向へと進むと、さっきまでの渋滞と打って変わって交通はスムーズに流れていた。いちょう通りで数珠つなぎとなった参加車両は、信号が変わるごとに自然と4~5台ごとのグループとなってパレードコースを一緒に回ることになる。筆者が行動を共にしたのは、斉藤さんのS800、松永さんのシルビア、小俣正行さんの67年型フィアット 500F、長澤光治さんの68年型アルファ ロメオ 1750ベルリーナであった。秋晴れの下、都心を同年代のクルマ(しかもイタリア車が多い)とランデブー走行するのはなかなか気分がいい。


ホンダ本社を左手に見ながら青山通りを軽快に駆け抜ける旧車の一団。沿道ではその様子を珍しげに眺める人もいた。反応は人によってさまざまだが、とくに好意的だったのは外国人で、笑顔でサムアップしたり、大きく手を振ったり、車名を大声で叫んだりと、感情表現はややオーバーアクション気味なのだが喜んでくれていることはたしかだった。

赤坂見附陸橋を通り、国会議事堂の脇を抜けて三宅坂の交差点を右折し、皇居の外周路に入る。信号待ちで案内図を確認すると、祝田橋の交差点を左折し、続いて二重橋を右折。丸の内1丁目から銀座に入ると指示されていた。国道246に比べると交通量が多いし、走行レーンをうっかり間違うと右・左折走行車線に進入してしまうことがある。せっかく気分よくパレードに参加しているのにお巡りさんの世話にはなりたくないので少し注意して進むことにした。


JRの高架をくぐり鍛冶橋の交差点を超えたところで、案内にあった「標識のない交差点」を右折して国道15号線へ。ここまでくれば勝手知ったる銀座通りだ。S800を先頭に進んだ一行は、1台もはぐれることなく集団で折り返し地点まで来たことになる。銀座4丁目の和光前で右折レーンに並んでいると、トヨタのオフィシャルカメラマンが愛車を撮影してくれた。よく見ると細かい部分に錆が浮かんでいるジュリアだが、前日に磨き上げたので遠目にはピカピカに見える......とは思う。あとはもと来た道を戻るだけ。往路は有楽町で危なく地下道に入りかけた以外はトラブルもなく、順調に神宮外苑まで戻って来られた。


戻ったところで昼食タイムとなり、受付で引換券を渡してお弁当を貰う。参加人数に関係なく、エントリー1台につき2個まで弁当を貰えるとのことなので、つくね弁当を昼食とし、焼き魚弁当は持ち帰って夕食とすることにした(やった! 一食浮いたぜ!)

ご飯を食べながら参加者の人と情報交換を兼ねて閑談。愛好するクルマこそ違えども同好の士の集まりということで、すぐに仲良くなって楽しくおしゃべり。ただ、ほかの参加者のみなさんはどことなく生活に余裕のようなものが感じられ、筆者のようにカツカツの生活をしながら愛車を維持している人はいないようであったが......。


午後はのんびりとほかの参加者の愛車を見物したり、反対に自分の愛車に興味を持ってくれた人を運転席に座らせたり、雑談をしたりして楽しんだ。

イベントMCを務めた中島さんが会場を回ってエントリー車両を解説して行くギャラリートーク、オーナー車両とトヨタ博物館の所蔵車が会場特設コース内を走行する「CCC(クラシックカーサーキット)」、反射材の効果体験などができる交通安全体験コーナーなど、車両展示以外にも来場者が楽しめるプログラムが盛りだくさんであった。


楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもので、気がつけば15時過ぎのクロージングセレモニーとなった。ここで参加者・来場者による人気投票が行われ、1位のベントレー 6.5L(梅田正之さん)、2位のフェラーリ 328GTS(林信隆さん)、3位のMG J2(福平良全さん)が表彰された。当然と言えば当然だが筆者のジュリアはアワードに擦りもしなかったわけである。


クロージングセレモニーが行われたところですべてのプログラムは終了し、各車両はスタッフと最後まで残っていた来場者の見送りを受けて帰路についた。

次回からは一般参加車両を紹介して行く。


By Ryu Yamazaki

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