【年末特集】Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も残念なクルマ」【Part 3】
Related Gallery:2017 Nissan Sentra Nismo

Reese Counts : 日産 セントラ NISMO
通常の「セントラ」(日本で売られている「シルフィ」の兄弟車)は万人受けするコンパクトセダンだ。まったく当たり障りがなく、いたって平凡。4つの車輪に、肩をすくめる顔文字が描かれているようなクルマだ。スロットルを開けると、興味をそそらない1.8リッター直列4気筒がエキゾースト・ノートは、誰かが「別に」と言っているように聞こえる。日産 セントラに根本的な欠点はないが、ディーラー向け販売奨励金以外に際立つものは何もない。

「セントラ NISMO」は、そのラインナップにスポーティさと面白味を加えようという日産の気乗りしない試みの産物だ。「セントラ SRターボ」をベースにしており、少なくともパワーは多少ある。サスペンションは強化され、エクステリアも一部変更されたが、でもそれだけだ。

これは明らかに、ニスモの名前を安易に利用しようとした試みのように感じられる。「GT-R NISMO」や「370Z NISMO」(日本名:フェアレディZ NISMO)といった、他のニスモがチューンしたクルマと同じようには感じられない。中途半端な仕上がりで、かつてのB15型「セントラ SE-R」(9代目日産「サニー」の北米仕様車に、2.5リッター直列4気筒「QR25DE」エンジンを搭載したモデル)に対する侮辱だ。あれは本物のスポーツ・コンパクトセダンだった。さらに言えば、セントラ NISMOはホンダの「シビックSi」よりも2,000ドル(約22万円)近くも高いのだ。

私にとっては、これが2017年で最も残念に思ったクルマだ。日産が本気で取り組めば、もっと良いクルマになったはずだからだ。そして最悪なのは、私が思うに日産も十分にそれを承知しているということだ。



■関連記事
日産、新型「セントラ NISMO」をLAオートショーで公開


Related Gallery:2017 BMW M240i Eco Pro Mode

Alex Kierstein : BMW M240i xDrive
かつて「1シリーズ」がそうであったように、BMWの「2シリーズ」クーペは、常に我々の期待に近いクルマだった。コンパクトであるが故に、重量も必然的に抑えられる。どれほど大きなパワーやトラクションを以てしても、これを完全に是正することはできない。だからこそ、「M240i xDrive」に必要なのは、4輪駆動をやめてもっと軽量化することだ。

M240iは確かに速いし、グリップも高い。しかし、スピード感や運転している感覚が、それほど伝わって来ない。遅いクルマを速く走らせることができるなら、楽しいクルマを速く走らせることはもっと良い。速くて死ぬほど退屈なクルマなんて、茶番でしかない。M240iが本来あるべき姿は、「M2」より少ないパワーで、より軽く、より疲れない、よりダイレクトなフィードバックが感じられるクルマだ。楽しくて、十分に速いけれど使い切れるパワーを備えたクルマ。現在のM240iは、まるで病院の無菌室にいるみたいで、ストップウォッチとスペック表の数字上では満足するかもしれないが、ドライバーが愉しめるとは言えない。私が今年の最も残念なクルマとしてM240iを選んだ理由は、このクルマがとても多くの可能性を秘めているのに、運転すると落胆させられたからである。

■関連記事
【試乗記】BMW M240i、M2クーペに比べ簡単に言えば、細マッチョ!:山田弘樹



Related Gallery:Ram Laramie Longhorn Southfork

Greg Rasa:ラム ララミー ロングホーン サウスフォーク
ラムは素晴らしいトラックだから、次に述べることは機能ではなく形状の問題だ。我々は最近価格が6万ドル(約680万円)以上する「高級な」トラックに何台か試乗した。豪華な新型フォード「スーパーデューティー リミテッド」は10万ドル(約1,130万円)にさえ迫るほど高額だ。そんな中、このララミー ロングホーン サウスフォークは、装飾過多のキャビンに、まるで革製のサドルバッグとカウボーイブーツのような内装で(「一言で表せば"やぼったい"」とReese Counts記者が最近の記事で述べている)、トラックの高級化現象の典型例だ。

自動車メーカーがこうしたトラックを好むのは、高価格で販売でき、多くの利益をもたらすからだ。確かに一般受けはしている。我々には良さが分からないが、少数派なのは明らかに我々の方だろう。だが私だったら、6万~10万ドルもするトラックではなく、2万~2万5,000ドル(約225万~280万円)で中古のピックアップ・トラックを買って荷物の運搬や牽引に使い倒し、残ったお金で駐車スペースに収まるクールで楽しい乗用車を購入したい。


■関連記事
【ビデオ】1,152台の「ラム」ピックアップ・トラックが、ニュルブルクリンク北コースをパレード!

By AUTOBLOG STAFF
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も残念なクルマ」【Part 1】
Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も残念なクルマ」【Part 2】

Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も素晴らしいクルマ」【Part 1】
Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も素晴らしいクルマ」【Part 2】
Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も素晴らしいクルマ」【Part 3】
Autoblog編集スタッフが1人1台ずつ選ぶ「2017年に乗った最も素晴らしいクルマ」【Part 4】