【東京モーターショー2017】ザガートが「イソリヴォルタ ビジョン グランツーリスモ」を公開! 3〜5台の限定生産
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グランツーリスモ6』の発売以来、自動車メーカーは、このレーシング・シミュレーター・シリーズのためだけに、それぞれ特別なコンセプトカーをデザインしてきた。これらは現実世界の光を一切浴びることはない、奇抜なモデルがほとんどである(光レーザーの衝撃波を利用して走る「シャパラル」が良い例だ)。しかし、イタリアの名門デザイン・ハウスであるザガートが手掛けた「イソリヴォルタ ザガート ビジョン グランツーリスモ」は話が別。10月25日に開幕した東京モーターショーの会場に、堂々たる実車が展示されているのだ。このクルマは、他の「ビジョン グランツーリスモ」と同様、ゲーム・シリーズ最新作『グランツーリスモSPORT』の中で運転できるようになるが、さらに現実世界の顧客に向けて、ザガートは3台から5台を少量生産すると発表した。同社のデザイン担当副社長、原田則彦氏は「現実世界の路上にこのクルマを持って行き、いつの日か、あなたのリアビューミラーの中に迫るこのクルマが、あなたをハイスピードで追い抜いていくでしょう」と語っている。

名前から察せられるように、このクルマは1960年代から70年代にイタリアのイソ社が製造していたスポーツカーを讃えてデザインされた。1962年から1970年に生産されたイソ「リヴォルタ」とどれだけ関連性があるのか定かではないが、デザインの細部は明らかにイソ「グリフォ」から着想を得ていることが分かる。ボンネットにはベントやスラットが設けられており、グリフォのパワードームを連想させる。

往年のイソについて他に思い出されるのは、シボレー「コルベット」のエンジンを使用していたことだ。この新しいザガートのイソリヴォルタにも、キャラウェイがコルベットのエンジンをベースにチューンした6.2リッターV8ツインターボが搭載されている。最高出力997hpを発生し、車両重量1,129kgに過ぎないこのクルマを、0-100km/hまでわずか2.7秒で加速させ、最高速度は365km/hに達するそうだ。

珍しいことではあるが、ビジョン グランツーリスモのモデルが現実世界で造られるのは、ザガート イソリヴォルタだけではない。今年3月のジュネーブ・モーターショーでは、ピニンファリーナとレーシングドライバーのエマーソン・フィッティパルディが『グランツーリスモSPORT』のために協力して製作した「フィッティパルディ EF7 ビジョン・グランツーリスモ by ピニンファリーナ」と呼ばれるマシンが公開されている。聞くところによると、ザガートもピニンファリーナも、これらのビジョン グランツーリスモを少数限定生産する計画だという。もしそうなら、最高出力600hpのEF7が、このザガート イソリヴォルタに挑む光景を、是非とも現実の世界で見てみたいものである。




By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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