アストンマーティン、F1のエンジン供給を検討中 レッドブルのメイン・スポンサー就任の可能性も
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アストンマーティンF1への関与を強めようとしている。レッドブルのメインスポンサー就任と将来的なエンジン供給の可能性が噂されている中、同社のアンディ・パーマーCEOが明らかにした。

F1シンガポールGPを訪れたパーマー氏は、「F1にさらに関与したい」と英国のテレビ局チャンネル4に語った。

「アストンは現在、2021年のエンジンについて研究している。エンジンのコスト引き下げにつながる妥当なレギュレーションが導入されたら、エンジン供給に参入したい」

「そしてもちろん、来シーズンはもう少し関与を強めて、将来的には点から線につなげていきたいと考えている。ただし、これはエンジン・レギュレーションの行方次第だ」

レッドブル・レーシングとアストンマーティンは昨年からパートナーシップを結んでおり、レッドブルのF1マシンはアストンマーティンのロゴを付けて走っている。

ルノー製パワーユニットを搭載したレッドブルのF1マシンは2010~2013年に4年連続でドライバー部門とコンストラクター部門の両タイトルを獲得した。そのマシンをデザインしたトップ・デザイナーのエイドリアン・ニューウェイ氏は、アストンマーティンと共同でコードネーム「AM-RB 001」と呼ばれるハイパーカー「ヴァルキリー」(写真)を手掛けている。

メディアの報道によれば、アストンマーティンは来季、レッドブルのメイン・スポンサーに就任する可能性があるという。

日産の元副社長であるパーマー氏は、かつて日産のインフィニティ・ブランドがレッドブルのメイン・スポンサーとなる契約を実現した立役者だ。そのインフィニティは現在、ルノーのワークス・チームと技術提携している。

英国に本拠を構えるレッドブル・レーシングは現在、タグ・ホイヤーの名前が付けられたルノー製エンジンを使用している。

1月に米国のリバティ・メディアに買収されて新体制になったF1とF1を統括するFIAは、F1の現行パワーユニットの規定が2020年に満了を迎えたのちに、どのようなパワーユニットを採用するかについて検討を行っている。

目標は、コストを引き下げて、現行の1.6リッターV6ターボ・ハイブリッドのパワーユニットよりも安価で複雑でないエンジンを認めることだ。そうなれば新たなメーカーのF1参入も促される。

アストンマーティンは104年の歴史を持つ自動車メーカーで、架空の英国人スパイ、ジェームズ・ボンドに関連したロードカーで有名だ。同社が最後にF1に参戦したのは1960年のことだ。

現在はクウェートとイタリアの投資会社が同社の大部分の株式を所有しており、米国市場でのシェア拡大を模索している。

アストンマーティンは先月、上半期の黒字をほぼ10年ぶりに計上した。年間販売台数は前年から約3分の1増加のおよそ5,000台と見込んでいる。


By Reuters
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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