あの伝説的車名が復活!? FCAが「クーダ」の商標登録更新を申請
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、米国特許商標庁(USPTO)に「クーダ」の商標登録の更新申請をしたと、自動車情報サイト『Motor 1』が報じている。マッスルカー・ファンなら、これがかつてプリムス・ブランドから販売されていた「バラクーダ」の略称(あるいは高性能バージョンの名称)であることはすぐに分かるだろう。これはFCAが、多くの人に愛されたクルマの復刻を検討しているサインなのかもしれない。だが、我々はあまり期待していない。

クーダバラクーダが復活するという噂は、ダッジが現代版「チャレンジャー」を発表し、それを発売した時から、何度も流れている。2010年にもクーダの商標が再登録されたという報道があったものの、そんな噂はすぐに立ち消えとなり、結局それから今まで、クーダが新型車としてディーラーに並ぶことはなかった。

しかし、まだ1つだけ、現実になりそうな期待が僅かながら持てる最近の噂がある。それは2015年に聞こえて来た噂で、チャレンジャーを小型化したモデルが、バラクーダとしてダッジ・ブランドから発売されるというものだ。そしてそれは、クーペとコンバーチブルが設定されるという。しかし、それも実現するかどうかは疑わしい。なぜなら、FCAは大規模な新規開発を許すほど資金に余裕がなく、チャレンジャーの下位モデルとなる別のスポーツカーを作ることでどれほど利益が上げられるか、疑問だからだ。おそらく、すでに熟成が進み多くの利益を上げているチャレンジャーと、競合を起こすことになるだけだろう。

現実的に考えると、この商標登録更新の申請は、おそらくクライスラーにとって守りの一手に過ぎないのではないかと思われる。つまり、他の企業がクーダの名称を使えないように手を打っておき、クライスラーが他の製品、たとえば記念品などに使用する権利を確実なものにするためだ。クーダ復活を望む皆さんの夢をぶち壊して申し訳ないが...。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー