【ビデオ】シボレー「カマロ ZL1 1LE」が、ニュルブルクリンクでスーパーカー並みのラップ・タイムを記録!
まだ我々は新型シボレーカマロ ZL1 1LE」に試乗していないので、その走りについて語ることはできないが(今年の夏に発売予定)、この新型マッスルカーがスーパーカー並みの速さでニュルブルクリンク北コースを周回できるということだけは言える。文末の動画でご覧いただけるとおり、そのラップ・タイムは7分16秒04。他のメーカーから公開されているタイムと比べると、この向こう見ずなカマロが、最も速いクルマたちの仲間入りを果たしたことに気付くだろう。ポルシェの997型「911 GT2 RS」や、あのフェラーリ「エンツォ」を凌ぐのだ。

2018 Chevrolet Camaro ZL1 1LE

まずはそのベースとなった標準の「カマロ ZL1」から話を始めよう。もっとも、最高出力650hpを発生するスーパーチャージャー付き「LT4」エンジンを搭載するこのクルマを、「標準」というのは正しくないかもしれない。シボレーによると、このカマロ ZL1が記録したニュルブルクリンクのラップ・タイムより、1LEバージョンは13.56秒も速くなっているのだ。ここで注目すべきは、1LEのエンジンが特にパワーアップしているわけではなく、トランスミッションのギアが4つも少ないということだ。標準のZL1は客観的に見て間違いなく速いクルマと言える。しかし、ニュルブルクリンクのラップ・タイムを額面通り比較できるとすれば、13.56秒というのは、ノルドシュライフェ(北コース)のような長距離コースにおいてさえ、縮めるにはあまりにも長すぎる時間だ。

2018 Chevrolet Camaro ZL1 1LE

それでは、どうやって1LEは、フェラーリやランボルギーニ、そして多数の高性能ドイツ車たちの仲間入りを果たしたのだろうか? まず、強大なダウンフォースを発生させるカーボンファイバー製の巨大なリア・ウイングを、トランクリッドの上に取り付けた。そしてグッドイヤー製「イーグル F1 スーパーカー 3R」タイヤを履かせる。これは先代「カマロ Z/28」を2トンのゴーカートに変えたピレリの旧い「トロフェオ R」タイヤよりもグリップと操縦性に優れる。さらに、ZL1の「マグネティック・ライド・コントロール」に換えて、マルチマチック製「DSSV(ダイナミック・サスペンション・スプール・バルブ)」のショックアブソーバーを採用することで、高度な足回りのセットアップが可能になった。マグネティック・ライド・コントロールも素晴らしいテクノロジーだが、ニュルブルクリンクを走るにはDSSVの方が適している。

この1LEを実際に運転できる日が楽しみだが、それよりも今は、羽を付けたポニーカーの怪物を振り切ろうと必死になっているフェラーリ・オーナーの姿を想像して楽しむことにしよう。




By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー