フォルクスワーゲン会長、「現代版ワーゲンバス」ともいえる「I.D. Buzz」の市販化を明言
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ディーゼル車による暗いイメージの払拭を図ろうと、自社改革を目指すフォルクスワーゲン(VW)は現在、電気自動車(EV)に全力を注いでいる。同社では今後数年間にEVのフルラインナップを築く計画で、その中には"ワーゲンバス"の名で親しまれた「タイプ2」の現代版モデルも含まれる。VWのヘルベルト・ディース取締役会長は、英国の自動車メディア『Auto Express』による取材に対し、北米国際オートショーで発表したコンセプト「I.D.Buzz」を市販化すると認めた。

BMWの「i」 シリーズに倣い、VWはEVコンセプトに「I.D.」という名前を付けてブランド化を進めている。2016年のパリ・モーターショーで発表された「I.D.」を皮切りに、写真のI.D. Buzzが続き、さらに今年の上海オートショーで「I.D. Crozz」も登場した。I.D. Crozzはクロスオーバー・ファンにとって魅力的なモデルだろうが、I.D. Buzzが昔ながらのVWファンを歓喜させることは間違いないだろう。VWはもうずいぶん前から、2001年に「マイクロバス」、2011年に「Bulli(ブリー)」、そして昨年も「Budd-e」といった、昔のタイプ2を思わせるコンセプトを多数発表してきた。そしてようやく市販化される運びとなったのだ。時代は明らかに変わり、自動車メーカーがスタイリッシュなEVを必要とするようになった。

I.D. Buzzには、VWの電気自動車用新型プラットフォーム「モジュラー・エレクトリック・ドライブ(MEB)」が採用される。スタイリングは「ザ ビートル」と同様にモダンとレトロが融合し、デザインをそのままコピー&ペーストすることなく、T1世代のワーゲンバスを思わせるのに十分なスタイルを作り上げている。ただし、市販化される際には、写真のコンセプトよりも若干トーンダウンしたスタイルになると思われる。発売は早くても2020年になる予定だ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー