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ホンダ「シビック TYPE R」が米国でついに発売された。その登場を待ち望んでいたファンが満足できるクルマとなっていることは、既に試乗した我々も確認済みだ。特に、前輪駆動で最高出力306hpということから考えると信じられないほどの安定感に驚かされた。さらに驚いたのは、ダイナモテストで295hpを記録したと『Jalopnik』が伝えていることだ。公表されている値と実馬力の差がこれ程小さいクルマは少ない。

しかし、中にはまだパワーが足りないとか、前輪駆動は好みではないという理由で、シビック TYPE Rを購入したいと思わない人もいるだろう。だが、そんな人たちもひょっとしたらこの先、シビック・オーナーになるかもしれない。自動車メディア『Automotive News』によると、ホンダは今後、既に発売されたシビックに新たな魅力を与えて売り上げを伸ばすため、豊富なバリエーションを用意していく計画だというのだ。

その最初の候補に挙がっているのが、さらにパワーを引き上げた、ハードコア・バージョンのシビック TYPE Rだ。これはポルシェの「911 GT3 RS」や、シボレー「カマロ ZL1」「1LE」パッケージのように、サーキット走行に最適化した仕様になるようだ。また、フォルクスワーゲン「ゴルフR」スバル「WRX STI」フォード「フォーカスRS」といった直接的なライバルに対抗するため、4輪駆動の採用も有り得ると、『Automotive News』は書いている。

ホンダでシビックのチーフエンジニアを務める松本英樹氏が同メディアに語ったところによると、逆に性能や外観をトーンダウンさせ「グランドツアラーとしての面にフォーカスした」バージョンも検討されているという。

いずれにせよ、ホンダが今後も市場を拡大するため、シビックにさらなるモデルの追加を予定していることは確からしい。もっとも、ホンダの母国である日本では、まだ新型シビックが発売すらされていないことを考えると、さらなるバリエーションの追加はまだ先の話になりそうだが。


By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー