1994年型のマツダ「ロードスター」を廃車置場で発見
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1989年に初代マツダ「MX-5 ミアータ」(日本名:ユーノス ロードスター)が登場してから20年ほど過ぎた頃、初期に販売されたクルマの多くが使い古され、あるいはクラッシュしたり、Spec Miata(米国で開催されているマツダ ロードスターを使ったレースのカテゴリ)のレーサーに買い取られ(またそれらの多くがクラッシュしたことだろう)、最終的には廃車置場に辿り着いた。結局、この素晴らしい小さなスポーツカーは、レーサー市場でも過剰供給気味となり、かなり大量のクルマが各地のセルフサービス式ジャンクヤードに送られているのだ。私は先日、サンフランシスコ・ベイエリアの廃車置場へ出掛けた際、最初に見付けたミアータを撮影しようと心に決めていた。これがその写真だ。



この1994年モデルは、マツダの多用途なB型エンジンの中でも、最高出力128hp(130ps)を発揮する1.8リッター版が搭載された最初の年だ。このエンジンはフォード「エスコート」から起亜「セフィア」まで、様々なクルマにパワーを与えてきた。この個体はヘッドカバーが外された形跡がある。どうやら廃車置場で部品を物色していた誰かが、この下に良いものを見付けたらしい。



廃車となったMX-5に装備されているパーツの中でも、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルは特に需要が高い。だから、eBayで売るための物を探しに来るジャンクヤードの"ハゲタカ"が、目に付いたものを全て持って行ってしまうのだ。このクルマもおそらく廃車置場に置かれてから2、3日以内に、根こそぎはぎ取られたと思われる。



しかし、このクルマにはまだ多くの良い部品が残されている。レースカーを作ったり、あるいは古いクルマをアップグレードするつもりなら、ミアータのサブフレームから取り外した足回りのパーツを切ったり貼ったりすれば、多くの小型車に流用できるだろう。こうすることで、現代的なサスペンションやブレーキが安く手に入る。



現在、米国の廃車置場にあるMX-5 ミアータの75%は初代のNA型だろうが、それ以降のモデルも遠からずこんな場所に廃棄されるに違いない。Spec Miataのレーサーたちにとってありがたいことであると同時に、お金はなくても自分の手で古いスポーツカーを直して乗りたいと思う人にとっても嬉しいことだ。


米国で放映された初期のミアータのTV広告は、最高とは言い難いものだった。


しかし、こちらの日本市場向けコマーシャルは、もう少し趣がある。

By Murilee Martin
翻訳:日本映像翻訳アカデミー