フォルクスワーゲン、「ゴルフ GTI」初のハイブリッドとなるコンセプトカーを発表
Related Gallery:Volkswagen Golf GTI First Decade Hybrid Concept

フォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ GTI」といえば、高性能4気筒エンジンを搭載するホットハッチの代表的存在だ。そんなGTIでも時代の波には逆らえないということだろうか。40年以上にわたる歴史で初めて、ハイブリッド技術を導入したゴルフ GTIが誕生したのだ。

とはいえ、このクルマはまだ購入することができない。このハイブリッド・バージョンのGTIは、毎年オーストリアのヴェルターゼーで開催されるファン・ミーティングに向け、恒例のコンセプトカーとして製作されたもの。同ミーティングが今年で10周年を迎えることを記念し、「ゴルフ GTI First Decade」と名付けられた。

Volkswagen AG

このイベントでは、若い実習生達が手掛けたクルマを発表するのが慣例となっている。クルマを製作することで、10代の夢を具現化させるのだ。「実習生は、夢のGTIを創作しながら、自動車製造の複雑さと将来的な課題について学びます。そしてデジタル技術、システム技術のアプリケーション、E-モビリティの利用においてさらなる経験を積むのです」とVWのオートモーティブ・テクノロジー・トレーニングの責任者、ピーター・クリスト氏は語っている。

GTI First Decadeは、"マイルド・ハイブリッド・ホットハッチ"と言えそうだ。通常はフロントに搭載されたガソリン・エンジンが、最高出力410psを発生して前輪を駆動する。遅い速度による街中や短距離の移動では、16psを発生する電気モーターが後輪を駆動し、完全な電気自動車としても走行可能。さらに状況に応じて、前輪を駆動するエンジンと後輪を駆動するモーターを連携させた4輪駆動にもなるという。ドライブ・モードの選択は、車内に装備されたインフォテインメント・システムか、または車両と接続されたタブレットPCのアプリで行うことができる。

Volkswagen AGVolkswagen AG

ドライブトレイン以外の部分も特別だ。ハンドメイドのスポーツシートはマッサージ機能も内蔵。後部座席を取り外した車内後部には11個のスピーカー+サブウーハーを鳴らす1,690Wのオーディオ・システムが搭載されているので、大音量でジャーマン・テクノを楽しむことができる。アトランティック・ブルーの塗装にサテン・オーシャン・シマーのラッピングを施してコントラストを効かせたボディのカラーリングも見事な仕上がりだ。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー