【追悼】故ロジャー・ムーアが映画やTVドラマで乗った数々の名車を振り返る
英国人俳優のロジャー・ムーアが23日、癌による闘病の末に89歳でこの世を去った。ムーアは映画史の中でも自動車との関わりが印象深い数多くの作品に出演しているため、エンスージアストからも人気が高い。特にジェームズ・ボンドを演じた『007』シリーズが有名だ。第10作『007/私を愛したスパイ』に登場した潜水艦仕様のロータス「エスプリ」を駆る姿は、多くの人々の心を掴んだ。あのテスラのイーロン・マスクCEOもその1人で、映画に使用されたこのボンドカーを実際に手に入れてしまったほど。マスクCEOはテスラ「モデルS」にイースター・エッグ(ソフトウェアに設定された隠しコマンド)を仕込み、このクルマを登場させている


ムーアのクルマにまつわる偉業はこれだけではない。他の007シリーズ作品でも、目を見張るようなスタント・アクションを見せてくれた。『007/黄金銃を持つ男』では、ボンドに扮するムーアがAMC「ホーネット」を運転し、一回転しながら川を飛び越える。撮影でこれを実際に行ったのは、英国のスタントマンであるローレン・"バンプス"・ウィラード氏だった。見事に成功させた彼は、3万ポンドもの報酬を受け取ったというが、それほど大金を費やしたシーンであるにも拘わらず、映画では間の抜けたスライド・ホイッスルが効果音として付けられている。是非このジャンプ・シーンをご覧いただきたい。



ムーアは、TV番組でも素晴らしいクルマと共演している。1960年代のTVドラマ『セイント/天国野郎』では、美しく希少なボルボP1800クーペ」に乗っていた。このアイコン的存在となったクルマは、米国の人気司会者ジェイ・レノによる自動車番組『Jay Leno's Garage』でも取り上げられた。





By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー