フォルクスワーゲン、デザインが刷新された最小コンパクトカー「up!」を日本で販売開始! コネクティビティと安全性も強化
Related Gallery:Volkswagen up! Press Conference

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは27日、発売から5年ぶりとなる変更を受けたコンパクトカー「up!」を発表。同日より発売した。前後バンパーなどデザインが刷新されたほか、スマートフォンと連携できるインフォテインメント・システムなど、新たな装備が採用されている。

フォルクスワーゲン最小モデルであるup!は、2011年のフランクフルト・モーターショーで市販モデルが発表され、翌2012年には日本での販売も開始された。当時、まだコンパクトカーでは珍しかった衝突回避被害軽減ブレーキ「シティエマージェンシーブレーキ」を全車に標準装備したことがTVCMを通じて話題となり、小さなクルマでも安全性を疎かにしないフォルクスワーゲンの哲学を広めた。



デザイン刷新、新色も追加

以来初めてとなる今回のマイナーチェンジでは、前後バンパーの形状が変更され、ボンネットにシャープなプレスラインが入った。可愛らしさに加え、精悍さが増したと言えるだろう。全長は65mm伸びて3,610mmとなったが、全幅1,650mm、全高1,4495mmと相変わらずコンパクト。ヘッドライトはLEDポジショニングランプ付きとなり、リアのコンビネーションランプも刷新。新デザインの15インチ・ホイールや、ウインカー内蔵ドアミラーも採用された。ボディ・カラーは、発表会で展示された、光の当たり方によってはゴールドのようにも見える「ハニーイエローメタリック」や、鮮やかな水色の「ティールブルー」など3つの新色が加わった。




インテリアでは、ダッシュボードにIML(インモーラルドラベリング)技術による表面加工を採用。立体的で光沢のあるプリントが施されている。シートは縁と中央にラインが入り、さらにハニーイエローメタリックの外装色を選ぶとシートの縁取りがイエローになる。



スマートフォンと接続できる新システム

機能面で最も注目すべき新アイテムは、「Composition Phone」と呼ばれる純正インフォテインメント・システム。お手持ちのスマートフォンとBluetoothで接続し、このために開発された専用アプリ「Volkswagen maps+more」を使えば、ナビゲーション機能はもちろん、スマートフォンに収録した音楽を車内オーディオで楽しんだり、スマートフォンの画面にタコメーターや水温計、平均燃費、平均速度などの情報を表示させることもできる。ちなみにナビゲーション用データはNAVITIMEが提供するもので、1年目は無料で利用できるが2年目から有料となる。本体に5インチのカラーディスプレイが備わるが、機能を使うにはスマートフォンの画面を利用するため、ダッシュパッドに上に設置できるスマートフォンホルダーが付属する。

もちろん、up!を購入する方が誰しもスマートフォンをお使いとは限らないから、Composition Phoneは基本的にオプションであり、標準装備のインフォテインメント・システムはCDプレイヤーと3.1インチのモノクロ・ディスプレイが備わった「Composition 」となる。



安全・快適装備はさらに充実

安全機能では、新たにワイパーのレインセンサーやタイヤ空気圧警告灯が全車に標準装備された。上級グレードの「high up!」には、ステアリングの舵角やウインカーレバーと連動してバンパー下部にある左右のライトが点灯する「スタティックコーナリングライト」も装備される。

そのほか、リモコンキーでドアを開けるとヘッドライトやテールランプが点灯し、施錠してクルマから離れるときは遅れてヘッドライトが消灯する「カミングホーム&リービングホーム」も全車に標準装備となった。また、high up!にはアレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルターを採用したオートエアコンが初めてオプション設定されている。



価格は158万7,000円から

パワートレインについては変更なし。999cc直列3気筒自然吸気エンジンが最高出力75ps/6,200rpmと最大トルク9.7kgm/3,000〜4,300rpmを発生し、5速シングルクラッチ式オートメイテッドシフト・ギアボックス「AGS」を介して前輪を駆動する。JC08モード燃費は22.0km/Lと発表されている。

ラインアップと価格は、158万7,000円で買える2ドアの「move up!」から、20万円高いけれどドアが4枚になる4ドアの「move up!」、そして上級グレードの「high up!」が193万8,000円(4ドアのみ)。




楽しい2種類の限定モデル

さらに2つの特別限定モデルも導入された。move up!をベースに、6スピーカー/300Wのプレミアム・サウンド・システム「beats sound system」とComposition Phoneを搭載し、世界的に有名なオーディオ・ブランド「Beats」の世界観を専用の内外装で表現した「up! with beats」は、2ドアが172万3,000円で限定200台。4ドアは192万3,000円で限定400台が販売される。



もう1つはhigh up!をベースに、ボディ・カラーと異なる黒または白のルーフとドアミラーを組み合わせた「roof up!」。こちらはComposition Phoneやアレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルターとオートエアコンが標準装備で、価格は204万9,000円。トルネード・レッド×ブラック(限定60台)、ティールブルー×キャンディホワイト(限定40台)、ハニーイエローメタリック×ブラック(限定30台)と、3通りのカラーコンビネーションが選べる。up!では、今後も新たな限定モデルの設定を予定しているそうだ。



美人モデルは黒がお好み

フォルクスワーゲン グループ ジャパンのティル・シェア社長によれば、up!は小さくても高い安全性能と質感を備えることから、若い方のエントリー・モデルとしてだけでなく、もっと大型のクルマから乗り換えるダウンサイザーの皆様にも最適であるという。標準カラー7色+限定モデルによる多彩なカラーはセールス・ポイントの1つだが、この日の発表会にゲストとして登場したモデルの矢野未希子さんは、その中から自分で買うとしたらどの色を選ぶかと訊かれた際に「黒」とお答えになっていた。その理由は「毎日乗るものだから、どんなファッションにも合わせやすいので」とのこと。ちなみにup!の"黒"は、光沢が美しい「ディープブラックパールエフェクト」となる。色選びに迷ってしまった方へ、ご参考までに。


フォルクスワーゲン 公式サイト
http://volkswagen.co.jp/