SpaceXが、Falcon 9ロケット第1段ブースターの再利用にはじめて成功しました。これは軌道打ち上げに使う宇宙ロケット初の再利用事例となります。
ライブ中継では肝心の着陸の瞬間、無人船OCISLY(Of Course I Still Love You)上のかぶりつきカメラからの映像がブラックアウトしてしまったものの、再開した映像ではやや煤けたブースターが2度めの大役を終えて佇む姿を見せました。



この歴史的成功を受けて、いつもは影でツイートしているだけのイーロン・マスクCEO本人がなんとライブ中継に登場。
「今日は宇宙にとって宇宙産業にとって素晴らしい日になった。一度打ち上げたロケットブースターをもう一度打ち上げ、そしてその回収に成功したのは宇宙飛行の歴史における大きな革命だ。計画をはじめてから15年の月日をつぎ込んだが、今日ここでマイルストーンを達成できたことをとても誇りに思うよ」と、興奮で若干パイナップルのようになった髪型のままコメントしました。



ちなみに、今日2度めの帰還を果たした第1段ブースターは、昨年4月に初めて国際宇宙ステーション(ISS)へ接続するドラゴン宇宙船を送り出した機体であり、そして何度も言われてきたように初めて洋上無人船への着陸に成功した、SpaceXにとって非常に特別な機体です。

第1段ブースターはロケット打ち上げコスト全体のおよそ80%を占めるとされます。月や火星を目指して本格化していくであろう宇宙探査の時代に向け、確実に回収できる技術を持つことがどれほど強みになるかを考えれば、CEOがパイナップル頭で喜ぶのもわかる気がします。

ただ、すでにイーロン・マスクは次の目標として「24時間以内の再打上げ」を掲げており、技術者たちの下顎が胸にくっつく様子が目に浮かびます。

@elonmusk pic.twitter.com/EbDrM5GMw9

— Nick Pappas (@NickAPappas) 2017年3月30日