【注目のニューモデル】価格に見合う価値がある、新型アルファ ロメオ「ジュリア Ti」
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米国で出版されている自動車雑誌は今、こぞってこのクルマを取り上げている。アルファ ロメオの新型「ジュリア クアドリフォリオ」は注目に値するモデルだ。このクルマと共に、フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)は、アルファ ロメオの販売とサービスで北米市場に本格的に復帰を果たすと言えるだろう。これに先立って2シーターの「4C」が導入されているが、そんなクーペやロードスターのターゲット市場なんて小型ジェット並みに狭いものだ。一方で、新型「ジュリア」は、現在BMW3シリーズ」やメルセデス・ベンツ「Cクラス」アウディ「A4」が独占しているミッドサイズ・スポーツセダンの市場を狙っている。今までイタリア・ブランドが進出していないセグメントで、莫大な将来性がありそうだ。

最高出力505hpのエンジンと、サーキット走行に対応したサスペンションを備えるジュリア クアドリフォリオについては大々的に報道されているが、本当に注目すべきは標準グレードのジュリアだろう。標準といっても決して平凡ではない。ジュリアは高性能なプラットフォームをベースとし、レスポンスに優れるターボチャージャー付きのドライブトレインによって駆動する、ワクワクするようなセダンだ。後輪駆動モデルの米国市場におけるベース価格は4万ドル(約445万円)未満であり(4輪駆動モデルも用意されている)、7万2,000ドル(約800万円)のクアドリフォリオよりは入手しやすいはずだ。

アルファロメオの公式サイトのコンフィギュレーターでオプションを調べて、「ジュリア Ti」にグレードアップしてみた。ジュリアのベース価格3万8,000ドル(約423万円)より2,000ドル(約22万円)高いが、18インチのアロイホイールが装着され(ジュリアは17インチホイールが標準装備)、ダークグレーのオーク材のインテリア・アクセントが特徴で、スポーツとルッソ(ラグジュアリー)のパッケージが選択可能だ。



他のオプションとしては、ヴェスヴィオ・グレーのボディ・カラー(600ドル=約7万円)、レザー・インテリア(995ドル=約11万円)、Tiパフォーマンス・パッケージ(1,200ドル=約13万円)、Ti 18インチ・スポーツ・パッケージ(1,750ドル=約19万円)が用意されている。スポーツ・パッケージにはよりアグレッシブなアロイホイール、パドルシフト、アルミ製ペダルが含まれ、パフォーマンス・パッケージを選ぶとアクティブ・サスペンションとリミテッド・スリップ・デフが装備される。オプションを全て選択すると支払総額は4万5,535ドル(約506万円)となる。

リース契約するのもいいだろう。ワシントン郊外のアルファ ロメオのディーラーで話をしたが、彼らが宣伝している販売価格4万4,000ドル(約485万円)のジュリア向け特別リースでは、約7,500ドル(約83万円)の資金と月々500ドル(約5.6万円)強の支払いで、残存価格21,239ドル(約236万円)の設定ができる。そして39ヶ月の支払い終了時に、クルマをFCAに返却するか残存価格で買い取るかを選ぶわけだ。ジュリアの希望販売価格が4万〜5万ドル(約441~551万円)であることを考えると、非常にお買い得と言えるだろう。自分が3年間使用した"中古車"を約2万1,000ドルで買い取ろうと思うだろうか? 馬鹿げている。

※日本ではまだ新型ジュリアの販売価格は発表されていないので、ご参考までに(日本版編集部)


By David Boldt
翻訳:日本映像翻訳アカデミー