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マクラーレン「P1」ポルシェ「918スパイダー」、そしてフェラーリ「ラ フェラーリ」は間違いなく史上最高のハイパーカー・トリオである。もちろん、いずれも生産台数はごく少量に限定されていたので、超裕福でも買えなかった方がいるかもしれない。例えばラ フェラーリを購入するには、既に何台かのフェラーリを所有し、メーカーから優良顧客として認められている必要があった。しかし、超リッチなエンスージァストの貴方に朗報だ。5月27日にイタリアのヴィラ・エルバで開催されるRMサザビーズのオークションで、これら3台のスーパーカーを手に入れられるチャンスがやってくる。

2016年型マクラーレン「P1 GTR」(上の画像)
しかも、RMサザビーズが出品するのは単なるマクラーレン P1ではない。よりハードコアなサーキット専用のGTRモデルだ。実はご存じのように、P1 GTRはあまりにハードコアなため、公道走行は不可なのだが、この個体は公道走行ができるようカスタム・メーカーのランザンテによって改造されている。とはいえ、イギリスでは公道走行が可能だが、他の国では違法になる可能性がある。だが、他のGTRに比べさらに付加価値があることは確かだろう。もし十分な資金があるなら、ともかく英国へ行ってこのP1 GTRが発揮する1,000psを公道で解き放つべきだ。この個体の走行距離はわずか360kmで、そこには一度のサーキット走行も含まれている。RMサザビーズの落札予想価格は約3.7億円から約4.2億円となっている。


2015年型ポルシェ「918 スパイダー ヴァイザッハ」

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今回オークションに出品されるポルシェ 918スパイダーも特別な1台だ。まず最初に気づくと思われる違いは、「アロー・ブルー」と呼ばれるカスタム・カラーをまとっていること。これはポルシェのカスタムペイント・サービスで特別に作られたカラーだ。また、同車にはライトウェイト・ヴァイザッハ・パッケージが装着されており、様々なパーツがより軽量な素材へと交換されている。ホイールはマグネシウムで、ルーフ、フロント・ウインドスクリーン・フレーム、リア・フェンダー、サイドミラーはカーボンファイバー製だ。さらにチタニウム製バックプレートのブレーキパッドと、セラミック製ホイール・ベアリングが含まれる。インテリアもレザーの代わりにアルカンタラが張られ、これらの軽量化によって標準の918スパイダーより45kgほど軽い。前のオーナーは、明らかにこの918を堪能したようで、走行距離は1万1,000kmまで伸びているが、前述のブレーキパッドは918用の新品に交換済みとのこと。もし、この918にご興味があるなら、オークションハウスの落札予想額は約1.4億円から約1.6億円となっていることをお伝えしておこう。


2014年型フェラーリ「ラ フェラーリ」

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前の2台のハイパーカーと違い、このラ フェラーリはごく普通のラ フェラーリだ。しかし、ある重要な1つの点において普通ではない。実はこの車、驚くほど走行距離が少ないのだ。わずか200kmしか走っていない。コレクターにとっては新車同然のラ フェラーリを手に入れるチャンスであり、エンスージァストにとっては勿体なくもほとんど走っていなかったこのマシンを思い切り走らせることができるチャンスだろう。走行距離のほかに特筆すべきことはというと、ボディ・カラーは「ロッソ・コルサ」と呼ばれるフェラーリの伝統的な赤で、ルーフとサイドミラーは黒、インテリアはブラックにレッドのアクセント。そしてRMサザビーズによると、車高引き上げ可能なフロント・サスペンションや、テレメトリー、カメラなどが装備されているという。いずれにせよ、おそらくほとんど使われていないだろうが。また、写真にもあるようにフェラーリ・レッドの純正ボディ・カバーが付属する。RMサザビーズの落札予想額はポルシェとマクラーレンの間で、約3.1億円から3.7億円ほどとなっている。

さて、貴方なら3台のうち、どのハイパーカーに入札するだろう? それとも3台まとめてコレクションに加えるのだろうか?


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー