
INTERSECT BY LEXUS(インターセクト・バイ・レクサス)をご存知だろうか。
2013年8月30日に東京・青山に、グローバルブランドキャンペーン「AMAZING IN MOTION」の一環として、オープンしたのが、ブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS」だ。
ANAのマイレージ交換の期限が迫ったので、あわてて何か良さそうなものはないかと思い、探していたところ、この店があることに気がつき、遅ればせながら行ってきたのでレポートしよう。
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青山の町並みに溶け込むようにたたずむその店構えは、高級ブランドバックやアクセサリーを扱うショップのような高級感とおしゃれな雰囲気だ。
レクサスでありながら、駐車場はない(提携もなし)。アルコールを出す店舗で駐車場があるのは良くないという判断かもしれないが、レクサス車で来店し、ノンアルコール系を頂くという人への配慮もあっても良かったかもしれない。

通りから見えるショーケースには、CRAFTED FOR LEXUSのアイテムがおしゃれに展示されている。
CRAFTED FOR LEXUSは、レクサスのフィロソフィーに共鳴した日本の若き匠たちが手がけたライフスタイルを彩るコレクションであり、この店舗限定で発売されているアイテムだ。

1Fは、手前がカフェのスペースに、奥がガレージスペースになっている。
筆者が伺った際は、4月1日からの期間限定で、しごとが日常に与えるアクセントを表現した「CRAFTED ACCENT」というイベントが、ガレージスペースで開催されており、クルマの展示はされていなかった。
クルマを見ながら食事することを想像していた筆者は少し拍子抜けしたが、もともとのこの店のコンセプトから考えるとクルマがなくてもおかしくはない。

1Fから2Fに上がる階段の壁面一面にレクサスのパーツが白色に塗装されて飾られているのが圧巻だ。
ここへ来て初めてクルマを感じさせる演出を体験できる。興味のない人には不思議な空間だろうが、クルマ好きはワクワクする演出だろう。
インテリアデザイナーの片山正通氏が手かげたINTERSECT BY LEXUSだが、この壁には片山氏の思いがこめられているという。
LS、GS、IS、RX、LFAの5車種のパーツが約250個、総重量で1.2トン分使われており、クルマの部品をアートに見せる精巧なカッティング技術や質感の異なるパーツを均一に練りこむ塗装技術にレクサスのクラフトマンシップが光っている。

階段を登りきると、、CRAFTED FOR LEXUSのショップスペースとなっている。決して広くないスペースではあるが、ここですべてのアイテムを見たり、購入することができるようになっている。

2Fのレストランスペースは、リラックスできる心地よい雰囲気のスペースとなっている。
架空のオーナー"Mr.LEXUS"の部屋をイメージして作られたというこの空間は、クルマ好きを意識したディスプレーや書籍などがさりげなく置かれており、くつろげる空間になっている。

今回は、マイレージのコースディナーなので、岩中豚とドライイチジク 胡桃の自家製パテ、本日のパスタ(そらまめと鶏肉)、本日の白身魚 緑のアクアパッツア、国産和牛サーロインのロースト トリュフが香るソールペリグーがセットとなっていた。
残念ながら美食家ではないので、上手い表現は出来ないが、すべてキレイに盛り付けられ、味もボリュームも上々であった。

デザートは、カボチャのプディング 生姜のコンフィ添えとなっている。
クルマで来たユーザーの参考にと、ドリンクはあえてソフトドリンクをチョイス。
トマトジュースでありながら透明感とすっきり感のあるトマト・クリスタル(右上)、食用のカーネーションが入ったエルダーフラワー&ジンジャーソーダー(右下)などちょっと目新しいドリンクも用意されている。
レストランを選ぶ際、フグならココ、寿司ならココが老舗だからとか、専門店だからという風な選択肢もあるだろう。
その点、この店はそういった歴史や専門性という縛りがなく、レクサスに通じる上質を体験できる場といえよう。
ランチなどは、リーズナブルな価格から用意されているので、伝統や歴史にとらわれず、現代風の上質を感じたいという読者は一度足を運んでみるとよいだろう。
NTERSECT BY LEXUS公式HP
http://www.lexus-int.com/jp/intersect/tokyo/
INTERSECT BY LEXUS - TOKYO image movie
Masamichi Katayama interview: Design Concepts for INTERSECT BY LEXUS - TOKYO
CRAFTED FOR LEXUS