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アウディは、北京モーターショーに合わせてクロスオーバーの「TT オフロードコンセプト」を発表した。そのイエローのボディは5ドアではあるが、今年の1月に開催された北米国際自動車ショーでデビューしたコンセプトカー「オールロード シューティングブレーク」に近い。3月のジュネーブ・モーターショーでは新型「TT」の量産モデルと、超軽量で高性能なコンセプト・モデルも発表された。そして今度は「TT」を名乗るクロスオーバーだ。これは何を意味するのだろうか?
TT オフロードコンセプトは、最高出力292hp、最大トルク38.8kgmを発生する2.0リッターの大径ターボチャージャー付き4気筒ターボ「TFSI」エンジンをフロントに横向きに搭載。さらに6速e-Sトロニックトランスミッションの内部に装着された40kWのモーターが前輪に駆動力を伝達し、そしてリヤアクスルに85kWを発生する2つ目のモーターが装着されている。システム全体で最高出力300kW(408hp)、最大トルク650Nm(66.3kgm)を発揮するという。0-100km/hはおよそ5.2秒、最高速度は155mph(約250km/h)でリミッターが作動。燃費は、欧州複合モード燃費で123.8mpg(約52.6km/ℓ)というプラグインハイブリッドならではの数値だ。
TTオフロードコンセプトとオールロード シューティングブレークのパワートレインはほぼ同じだが、外観にはもちろん違いがある。TTオフロードコンセプトには大きめの21インチ・ホイールと細めのLEDヘッドライトが装備され、オールロード シューティングブレークよりもややワイルド。また、ベルトラインとルーフラインはアウディのコンパクトSUV「Q3」を彷彿とさせる。
インテリアについては、TTオフロードコンセプトの方がわずかに豪華な内容となっている。高級家具メーカーのポルトローナ・フラウが手掛けた黄色のステッチが目を引くグレーのレザーシートにはひし形のデザインが施され、ルーフライニングなどは人工皮革素材のアルカンタラで上品に仕上げられている。両車はTTのレイアウトがベースとなっているため、外観とパワートレインと同様にインテリアもよく似ているようだ。
アウディAG研究開発担当取締役のProf. Dr. ウルリッヒ・ハッケンバーグ氏は、このTT オフロード コンセプトについて「将来のTTシリーズのイメージを彷彿させるモデル」とコメント。「このモデルは、従来のアウディ TTが持つスポーティな遺伝子と、アウディのコンパクトSUVの力強さを合わせ持っています。電磁誘導式チャージングシステムをもつプラグイン ハイブリッドとしたことで、未来のモビリティに向けた大きな1歩を踏み出しました。アウディ TT オフロード コンセプト発表の場にアウディにとって2番目に大きなマーケットである中国を選んだのは、このモデルが近未来の都市型モビリティで、サスティナブル、ダイナミックな走行性、優れたインテリジェント、Audi Connectによる機能性を提案しているからです。」と語っている。
この先、アウディがクーペやコンバーチブル以外にも"TTファミリー"を展開していくのかどうかはまだ不明だが、その可能性は大いにありそうだ。
それでは、TT オフロード コンセプトの姿をフォトギャラリーでチェックしていただきたい。詳細を知りたい方はプレスリリース(英語)をどうぞ。日本語のプレスリリースはこちら。
By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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