試乗記 関連ニュース - Autoblog 日本版

試乗記

  • First Drive: 【試乗記】スズキ SWIFT、良い意味でヤンチャ魂が失われていないのが嬉しい:木下隆之
    2017年02月24日 17時00分

     フロントノーズが攻撃的な造形になり、ボンネットが伸ばされたような気がする。それは錯覚なのかもしれないけれど、新型スイフトはやや伸びやかな印象を受ける。  だが、全長は10mm短くなっているという。だがそうは感じさせない。  とはいえ、大地を踏ん張るようにタイヤが四隅の配置され、スクエアなシルエットを残す新型スイフトは、伸びやかな印象を強めながらも、やはりどこからどう眺めてもスイフトそのものだった。  その魂も、スイフトそのままである。僕ら走り派から絶大な支持を受けてきた「スイフトスポーツ」はまだラインナップされておらず、今後の誕生を待つ必要がありそうだが、標準モデルでさえ、スイフトらしいテイストに溢れていたことにはホッとさせられた。 <直列4気筒1.2リッター / 直列3気筒1リッターターボ>  搭載されるエンジンは、基本的に二種類だ。直列4気筒1.2リッターと直列3気筒1リッターターボである。1.2リッターエンジンからはマイルドハイブリッドも選べる。  組み合わされるミッションは三種類。CVTを基本に、5速MTと6速ATがラインナップする。組み合わせはちょっと複雑だが、走りを意識したグレードは多段のようである。  そんな中、僕が最も気になって走りこんだのは1リッターターボエンジンを搭載した「RSt」である。「RS=欧州テイスト」と広報資料にもはっきりと明記されているように、高剛性ボディと締め上げられた足が奢られていることは明白で、確かにその通りの味付けになっている。  そもそもスイフトは、欧州テイストの走り味が自慢のモデルだった。地域別販売の55%をインドで稼ぐ特異なモデルではあるが、それはスズキがインドの国民車として認知されているという事情がある。だがインドの次に人気なのが欧州。日本は三番目。スイフトは欧州で徹底して鍛え上げられた「逆輸入モデル」と言った性格でもあるのだ。だから走りは期待していい。  新型の技術的な目玉は、「HEARTECT(ハーテクト)」と呼ばれる新開発のプラットフォームと、軽量ボディにある。最大の特徴は、驚くほどの軽量化にある。構造材やレイアウトを見直したことで、応力の分散や集積が理想的になった。これに過剰な部材を省略することで高い剛性を確保するこ...

  • Featured: 【試乗記】日産 「ノートe-POWER」スケートリンクのような超低ミュー路面でも、EVモーター駆動の大きなメリットを感じた:木下隆之
    2017年02月22日 17時00分

    「日産ノートが販売台数ナンバー1」  こんなニュースが駆け巡ったのは昨年の11月のことである。日産が販売台数で首位に輝いたのはなん30年ぶりだというから、ノートの活躍が話題になっても不思議ではない。   しかも、低価格の軽自動車を含む快挙だから素晴らしい。さらにいえば、話題性の高いフルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジである。改良モデルが首位に立つなど、これまでには一度もなかったかもしれない。  その最大の功労がもちろん、「e—POWER」であることは想像の通り。特集なハイブリッドシステムを採用した「e—POWER」がいきなり、人気モデルとなったのである。ここで簡単に、ノートのエンジン構成を紹介しよう。  コンパクトモデルのノートには、4種類のパワーユニットが採用されている。エンジン型式はすべて直列3気筒1.2リッターユニットなのだが、98psパワーを発生するのがスーパーチャージャー付き、それに続くのが79psNA、さらにモーターと組み合わせたハイブリッドユニットがラインナップされる。そこに、駆動系と完全に切り離されたユニットが加わるという構成である。それを「e—POWER」と呼ぶ。  念のために確認しておくと、「e—POWER」以外の3種類は一般的な駆動用エンジンである。ところが「e—POWER」は考え方が決定的に異なる。エンジンは発電機としての存在であることだ。ドライブシャフトとは連結されていない。駆動はモーターに頼る。エンジンはあくまでリチウムイオンバッテリーに電力を供給するためだけなのだ。その意味で言えばノートは、「発電機用エンジン搭載EV」と呼べるのである。  これが市場にウケた理由は、日産が積極的に推し進めながらなかなか思うように販売が伸びないリーフの不安材料とされた航続距離の短さを補ったからである。電力が空になれば動かなくなるリーフとは違って「e—POWER」は、ガソリンさえ空にならなければ常に自前で電力を供給する。ガス欠の不安が薄らいだのである。  だが、「e—POWER」の魅力はそれだけではなかった。そのあたりを今回スノードライブで確認できたので報告しよう。...

  • Featured: 【試乗記】LEXUS『 RCF 』流行のダウンサイジングターボでは味わえない大排気量NAの魅力がある:木下隆之
    2017年02月19日 17時00分

     レクサスのスポーツフラッグシップに君臨していたLFAが、世界500台の限定販売を完了してからは、ずいぶん時が経つ。それからというもの、レクサスのスポーツイメージを牽引してきたのがRC Fだ。  流麗なスポーツクーペのシルエットは、極めて安定感あるスポーツカーの形をし、詰め込まれているスポーツマインドは熱く激しい。  ただ、プレミアムレクサスが掲げるスポーツカーである以上、ただ闇雲に速さを求めているのではないだろうし、そこには無骨な油臭さはないだろうと想像する。上質なスポーツフィールに終始するのだろうと。  僕は知っている。都会の喧騒から連れ出して、手綱を緩めてサーキットを走らせても、スポーツカーに対峙するほどの走りの性能を秘めていることを、だ。  今回、袖ヶ浦スピードウエイに引っ張り出して、RCFの性能を確認することにした。プレミアムスポーツの走りとは・・、はたして サーキットに通用するのか・・である。  RCFに搭載されるエンジンはV型8気筒5リッターDOHCである。最高出力は477ps/7100rpm、最大トルク530Nm/4800rpm~5600rpmである。ポア×ストロークは94mm×84.9mm。高回転化に有利なショートストロークタイプである。  さすがに5リッターもあると、過給機の助けを借りずとも、過不足ないトルクを発揮する。ターボトルクとは異なる。極低回転域から湧き上がるようなトルク感ではない。アクセル開度を先回りするような強引なトルク特性ではなく、ドライバーの狙い通りの出力が発揮されるのである。これぞ大排気量NAの魅力だ。最近流行のダウンサイジングターボでは味わえない感覚である。  組み合わされるギアは8速もあるから、パワーバンドをはずことはまずないのだが、ギアの選択に迷ったら、一段高めのギアでのダッシュを試みても不満はない。ターボ流の走り方に挑んでも耐えうるだけのトルクが備わっているのは嬉しかった。  しかも高回転域が抜けている。スペックデータが証明するように、ピークパワーの発生回転数は7100rpmに及ぶ。さらに言えば、回転リミッターに頭を叩かれて慌ててシフトアップをする羽目になるほど、高回転域で絞られる感覚がないのだ。もっとリミッ...

  • Featured: 【試乗記】ポルシェ、「マカンGTS 」を買う時に「S」と「GTS」で迷うなら、ステイタスだけで「GTS」を選ばない方がよい :山田弘樹
    2017年02月17日 17時00分

     世界的なSUVブームのなか、ポルシェが放ったミドルサイズの最適解が「マカン」。兄貴分であるカイエンに対して、後発の利を活かしたボディ剛性の高さや、ひとまわり小さなサイズが功を奏し、「SUV界のスポーツカー」と呼ばれるシャープなハンドリングと動力性能を備え、一躍爆発的な人気モデルとなっているのはご存じの通りだ。  そして今回は、そのヒエラルキーにおいて、ターボ/ターボ パフォーマンスの下に位置する「マカンGTS」を試した。舞台はJAIA(日本自動車輸入組合)の合同試乗会、コースは西湘バイパスから箱根ターンパイクにかけての往復という王道パターンだ。  そのベースとなるのはマカン「S」。フロントに搭載されるエンジンはターボ系(といってもみんなターボだけど)よりも608cc排気量が少ない2996ccのV型6気筒ツインターボ。その最高出力は「S」の340ps/460Nmから20ps/40Nm上乗せされた360ps/500Nmを発揮する。駆動方式はもちろん、FRベースの4WDだ。  さてその印象はというと、ファーストコンタクトは「みっちり」。鍛え上げられたサスペンションがタイヤでグワッ!と路面をつかんでいる感触が、走り出しからすぐに感じられる。しかしそこで「ガッシリ」ではなく「みっちり」なのは、その乗り心地にカドがないから。路面のうねりを乗り越えたときや、レーンチェンジでハンドルを切り返したときに横方向の短い振幅が起こらない。その予兆めいた雰囲気はあるのだが、それが起きそうだな...と思う前に、サスペンションがイナーシャを吸収しきってしまうのだ。  それはまずこのGTSが、21インチではなく20インチでタイヤを設定していることがひとつ。 そして足下にはエアサスを搭載していることがひとつ(車高が15mm低くなるスポーツシャシー搭載。さらにエアサスを装着すると、車高が10mm低くなる)。例えば兄貴分のカイエンGTSと比べると、GTSの全高は1610mmと、80mmも低いのである。  カイエンもこうした低級な揺さぶられ感を上手に払拭しているのだが、縦長な分だけ重心移動は多いから、ロール量も多くしてこれに対処している。対してマカンGTSはより浅いロール角でも、慣性重量を受け止めきってしまうわけだ。 よってその乗り味は、「乗り...

  • Motorsports: 【試乗記】『グローバル MX-5カップ』グローバルカップカーには夢がある:山田弘樹
    2017年02月12日 17時00分

    <GLOBAL MX-5 CUP 仕様車>  2017年から世界同一仕様でスタートする、マツダ ロードスターのワンメイクレース「グローバル MX-5カップ」。そのカップカー試乗会が筑波サーキットで行われた。  現行ロードスターの説明はもはや必要ないとは思うけれど、久々に超ライトウェイトスポーツカーとして原点回帰した"ND型"のレーシングカーは、やはりといおうかその素性の良さが、キラーン!と光る一台だった。  カップカーのベースとなるのは、日本では未導入となっている北米仕様の2リッター版。面白いのは試乗車が、左ハンドル右シフトになっていることだった。 <ウェットタイヤ・スリックタイヤ>  今回ラッキーだったのは、2回の走行をウェット&ドライで走れたこと。午前中は前日の天候から路面が濡れており、ウェットタイヤを履いて走行。完全に路面が乾いた午後からは、スリックタイヤでその違いを比べることができたのである。ちなみにグローバルカップカーが装着するタイヤは、BF GOODRICHのワンメイク。BF GOODRICHは日本ではあまりなじみのないメーカーだが、現在はミシュラングループの一員として活躍する、由緒正しい老舗ブランドである。またその足回りもワンメイクで、アライメントやライドハイト(車高)のセッティングノウハウ(とドライバーの腕)が勝負の行方を左右する仕組みとなっている。 「コッチのマシンよりも、カップカーの方が速いからお手柔らかに!」と声を掛けてくれたのは、オフィシャルのレーシングドライバー。昨シーズンはスーパー耐久でもマツダ・デミオで活躍した関豊選手だ。また先導車はスリックタイヤを履いた先代「NC型」のパーティーレースカーだったから、その違いを見てみるのも楽しみだった。 <ROADSTER NR-A>  さて肝心なカップカーだが、これはもう、まごうかたなきレーシングカーである。日本で開催されるロードスターのパーティーレース車両「NR-A」は、一般公道も走行可能な車両でレースをするべく、「Nゼロ規定」で作られている。  対してカップカーは完全なサーキットユースだから、カーペットやエアコン、オーディオといったレースに必要ない快適装備は省かれている。もっときちんと説明すれば、万が一のクラッシュで...

  • First Drive: 【海外試乗記】DUCATI スクランブラー「Desert Sled」。カッコ良く楽しい! シンプルながら最も大切な要素が詰まっている。:鈴木大五郎
    2017年02月10日 17時00分

    デザートスレッド。直訳すれば"砂漠のそり"。となるのであるが、これはエンジンガードの役目を果たすスキッドプレートのことを意味するのだそうだ。オフロードでのその状況をイメージすれば「デザート・スレッド」なるほど。理解しやすいネーミングではある。これは60~70年代に、米・カリフォルニアで流行したカスタムムーブメントの名称にもなっていたもので、オンロードバイクにオフロード用の足回りを移植し、砂漠を駆け巡っていたマシンにインスピレーションを得たものらしい。 <DUCATI Scrambler Desert Sled> <DUCATI Scrambler Icon & Classic> スクランブラーをベースに・・・。すでにこのマシン自体もオフロード風味ではあるといえるだろう。2014年に登場したスクランブラーは、同じく、オンロードマシンをベースとしたオフロードイメージのマシンとして、1962年に同社より販売されていたーー。そんなクラシックなマシンをルーツとしたリバイバル的な登場であったが、そのおしゃれなスタイリングやイージーな乗り味。そんなイメージから想像するよりも、はるかに良く走るといったキャラクターが人気を博し、発売から2年で3万台以上を販売するベストセラーモデルとなっていた。 そしてデザートスレッドはよりオフ性能を高めるべく、フロントホイールの17 19インチ化をはじめ、前後サスペンションをロング化することによるショックの吸収性の向上。スイングアームも伸ばし、ジャンプ等のハードな走行を考慮してフレームを強化・・・と、大幅な変更がされている。 さて。どんな乗り味になっているのか? ドゥカティの試乗会はいつもエキサイティングだ。そのマシンに合うような走行コース設定はもちろんのこと、単純にマシンの性能をお披露目するだけではなく、その世界観にもこだわりを見せる。どういった背景があって、このマシンを作ったか・・・、資料数十ページで詳細に説明したところで、それを感じるのは難しい。 そこで、こんな場所を用意してきた。 会場はスペイン・アルメリア。しかし、そこはスペインであってスペインではない・・・。 西部劇にそのまま出てきそうな街・・・、実際にハリウッド映画も多数製作される会場としても有名なFORT ...

  • First Drive: 【試乗記】なにより刺激を求める人に贈るBMW M4 GTS。いわばナンバー付きのレーシングカーだ:工藤貴宏
    2017年02月08日 17時00分

     BMW M4が世界最高峰のスポーツカーであることに異議を唱える人はいないだろう。しかし、そのスパルタンさに不満を覚える人はいるかもしれない。モータースポーツ車両の研究・開発そして生産をルーツとする『BMW M』社が開発したM4はレーシングマシン直系であり走行性能も官能性能もきわめて高いといえるが、残念なことに競技車両用に戦闘力を誇示するオーラや荒々しい乗り味と危険な香りは持ち合わせていない。しかしそれは、日常性能まで視野に入れて開発された車両としては当然のことともいえる。  だから通常のM4ではまだまだ刺激が足りないという人もいるはずだ。そんな人にお勧めしたいのが、2015年秋の東京モーターショーでワールドプレミアされた『M4 GTS』である。  エアロパーツやルーフにCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を組み合わせて軽量化したボディ(本来はボンネットフードもFCRP製だが日本の歩行者保護要件適合のため日本仕様はアルミ製)、69馬力もの出力アップを得て500馬力へ引き上げられた3リッターの直列6気筒ターボエンジン、そしてサーキット走行を最優先して締め上げたサスペンション。M4標準車から『GTS』への変更部分は多岐にわたる。しかしボクが何よりも驚かされたのは、戦闘力の高さを感じさせる圧倒的なオーラだ。  ちょっとした段差でも簡単に擦りそうなフロントバンパー下のスプリッター(本来は調整式だが日本仕様は法規の関係で固定式となっている)、見るからにダウンフォースを発生しそうなCFRP製の翼にアルミのステーを組み合わせた角度調整式リヤウイング、そして異様に落とされた車高。数々のバトルで勝利を収めてきた戦うチューニングカーのような雰囲気を、このM4 GTSは生まれながらにして持っているのである。目立つという意味ではスーパーカーとも同等だが、スーパーカーがハリウッドスターだとすればこちらは武闘派で格闘技の選手のような存在感だ。もの静かだが目は殺気立っている。  インテリアを見ると「普通じゃない感」はさらに強まる。リヤシーターのない2ドアモデルというのは序の口で、「クラブスポーツ・パッケージ」が標準装備となる日本仕様はオレンジ塗装のロールバー、リクライニング調整さえできないモノコック構造のカーボン製フルバケットシート、6点...

  • Featured: 【試乗記】BMW i3 可愛い姿にぎゅっとBMWらしい毒が盛り込まれたパッケージ:今井優杏
    2017年02月06日 17時00分

     自動車に未来はあるのか。  要塞のような巨大な工場で、膨大な数の部品を組み上げる自動車は、永きにわたって化石燃料を着実に消費してきた。  ・・・なんつって、そんなことはエコロジストがヒッピーコミューンに原点回帰して(また静かに流行ってるんですって!)オーガニック野菜を片手に「自動車は敵だ!」なんてデモ行進してるのを見ずとも明らかなことであって、エコカー減税やら免税やらとかいう2次的な消費のメリット以前に当の自動車製造メーカーこそが長期的なスパンで心血を注いでいる問題だ。  現状、世界で最も厳しいCO2排出規制を敷くEUでは、2020年以降にさらに規制値が強化されるため、2019年までにさらに企業を挙げて排出量を低減させていく必要がある。で、またこれが由々しき問題なのだけど、目の肥えた現代人は、もうすでに知ってしまっているのだ。 『自動車の運転は楽しくなくてはいけない』ってことをね。  果たして、その相反するように思われるふたつの課題をクリアするために、自動車メーカーは様々な方法でアプローチを進めている。  なかでも今回ご紹介するi3や、またPHVスポーツカーi8を擁するBMWは、早くから『サスティナビリティー』=『持続可能性』というテーマを掲げてこの「iシリーズ」を打ち出して来た。 振り返れば、CO2排出量を極端に低減させられるこの2つのモデルを世に出すために、クルマそのものだけでなく生産工程までもを見直している点が改めて興味深い。  iシリーズの生産拠点であるドイツ・ライプツィヒの工場の電力は100%風力発電で賄われ、排水となる水の使用量も70%低減する。米・モーゼスレイクのカーボン・ファイバー工場は電力を豊かな水資源に依る水力発電で賄う。  内外装にもリサイクル可能な素材を多用し、クルマが生産されて廃車になるまで、生涯にわたる炭酸ガス排出を低減することがロードマップとして描かれているのだから徹底している。  それらの経緯を経て、2014年から日本にもこのiシリーズが導入されてはや3年。その後新モデルが追加されないことを思えばなかなかの苦戦も垣間見えるのだが、昨年i3に待望のマイナーチェンジが加えられた。 そのキモがバッテリー容量の拡大である。  成熟しきった内燃機関のタフな航続距離に...

  • Featured: 【試乗記】LEXUS IS、アグレッシブな印象を強めたルックスは、走りの中身を表現した結果だと思う:木下隆之
    2017年02月03日 17時00分

     レクサスISがマイナーチェンジして誕生した。それは眼光が鋭くなり、細部にわたって突き刺すようなシャープさを増したデザインとなったことで、よりISのキャラクターが強調されたように思う。  クロアチアのコンテナヤードで、モタード系バイクで追う悪漢から逃れるようにカーチェイス。アクロバチックなライディングで迫る敵を、俊敏なフットワークで交わし、最後は舞うように逃れ、タキシードに身を包んだドライバーがニヤリと笑う。悔しさにうなだれる悪玉。そんなストーリーのCMをご覧になった方も多いと思うけれど、それがビックマイナーチェンジの施された新型レクサスISの進化を表現しているのだと思う。  新型の特徴は三つ。「革新的なデザイン」「エモーショナルな走り」「予防安全パッケーシセの充実」。  デザイン性の熟成は、ご覧のエクステリアの細工によってあきらかだ。個人的には、従来モデルの整ったディテールも好きだったし、バランスにも破綻はなかった。インテリアも落ち着きとスポーツフィールが同居しており、完成度が高かった。  だが、ディテールにはさらなる進化が期待されていたのも事実。カーナビモニターが小型だったり、コントロール系の詰めに不満があった。その辺りに細工が施された。全体的に視覚的な刺激を盛り込んだことで新鮮味が増したのは嬉しいことに思えた。  眼光が鋭くなり、一層アグレッシブな印象を強めたことは、実は走りの中身を表現した結果なのだと思う。というのも、意匠変更だけが今回のビックマイナーチェンジの狙いではなく、イヤーモデルごとに密かに手が加えられていた年次変化を超えた細工が、走りの部分に加えられているのである。それをルックスで表現したのだと想像するのだ。...

  • First Drive: 【試乗記】DUNLOP『SPORTMAX α-14』、荷重に対しリニアにたわみ踏ん張りが効き、乗り心地がいい!:青木タカオ
    2017年02月02日 17時00分

    ワインディングやサーキットをアグレシッブに走るライダーに好評を得ているダンロップ『SPORTMAX α-13』が、『α-14』へと進化し発売された。 その試乗会が筑波サーキットにておこなわれ、レーストラックでヤマハYZF-R1やスズキGSX-S1000、カワサキNINJA400、ホンダCBR250Rにてテストライドすることができたほか、さらに筑波山までのショートツーリングでもホンダCBR1000RRで走ることができた。試乗車すべてでα-13とα-14を装着した車両が用意され、サーキットと一般道(市街地、ワインディング)にてじっくり乗り比べができるという、じつに手の込んだ発表試乗会であり、同社の意欲と自信がひしひしと伝わってくる1日であった。 まず、αシリーズについて「2010年に発売したα-12で性格を大きく変えた」と、第二技術部部長の原憲悟さんが教えてくれた。それまで市場リサーチに基づき、さらに他社製品を調べて開発に取り組んでいたが、「そうすると他社と似たような製品になりやすく、もっと個性的なタイヤがあってもいいんじゃないかと思い立ち開発しました」というのが『α-12』だったという。その後、改善したいところが見つかり、2013年春に『α-13』へ進化させてリリース。16年春には、サーキットでのパフォーマンスに特化した『α-13 SP』も発売している。「それで完成だと思っていたのですが、じつはそうではありませんでした。ただ、そこがラジアルタイヤをつくるための製造上の制約があるため半分諦めていましたが、製造工程を見直すことで改善できることがわかったのです」(原さん) その新製法を取り入れて完成したのが、今回の『α-14』とのことだ。 「軽快でよく曲がるハンドリングと、突然雨が降ってきても対応できるウェット性能といった幅広い特性を備えている」と、開発担当者の井坂航さんが言うとおり、α-13はドライグリップと耐摩耗性のバランスに優れ、ユーザーが指名買いする人気を誇っている。...

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