Yuki Imai

  • Featured: 【試乗記】マツダ CX-3、ガシガシと使い込みたくなる、AWD × MTに一番萌えた:今井優杏
    2017年03月08日 16時00分

     コンパクトクロスオーバーといえば、先に試乗記を書いたBMW X1 xDrive 18d Xlineだけでなく、コチラにも試乗が叶ったのでレポートしておきたい。 マツダ「CX-3」がマイナーチェンジを受けて登場である。  今や乗用車として、ピカチュウを超えるレアキャラとなってしまった国産ディーゼルを搭載する、クリーンディーゼルエンジン専用モデルだ。 まずはインテリアからチェックしたい。まずは特別仕様車となる「Noble Brown」を見てみよう。  「CX-3」はこれまた先に試乗記を公開した「デミオ」とアーキテクチャーを共用している。そんなわけでマイナーチェンジのタイミングも同時であったのだが、双方でうまくシェアしながらも、それぞれのキャラクターを上手に棲み分けて作り込んできた。デザインにはこだわりのあるマツダのこと、エクステリアはもちろんだが、デミオでも特に良さが際立ったインテリアは CX-3 においてもやはり特筆ものである。  デミオではドアを開けた瞬間にパッと心が浮き立つような、明るい内装の華やかな特別仕様車「テイラード・ブラウン」...

  • Featured: 【試乗記】BMW X1 xDrive 18d、ワクワクするトルクもスポーティーな走りも魅力的、それ以上に燃費性能にも注目したい:今井優杏
    2017年03月05日 17時00分

     世界中に蔓延するSUV大流行の波は、依然勢いの留まることを知らない。今やどんなラグジュアリーカーメーカーであっても、SUV作らぬは一生の恥とばかりにじゃかすかニューモデルを導入しているのはご存知の通りだ。そんなブームに先駆けて、バラエティ豊かなクロスオーバーモデルのラインナップを早い段階から展開・完成してきていたのがBMWである。  BMWは自社のクロスオーバーモデルを独自に「SAV」=スポーツ・アクティビティー・ヴィークルと銘打っていて、ユーティリティーだけに止まらない、走りと個性を両立させたユニークなSUVを発表してきた。 <2010 BMW X1>  特に近年、国産メーカーも参入しているコンパクトクロスオーバーというカテゴリーにおいて、今回ご紹介するX1が登場したのが実に2010年で、先陣を切ったことになる。当時はまだ「SUV=大柄ボディ」が当然だった時勢にあって、そのユニークな立ち位置は注目を集めたものだったが、今やドンズバにメインストリーム。先見の明というのだろうか、同社の商品企画能力のすごさに改めて驚く。  そのX1に昨年9月、待望のクリー...

  • Featured: 【試乗記】BMW i3 可愛い姿にぎゅっとBMWらしい毒が盛り込まれたパッケージ:今井優杏
    2017年02月06日 16時00分

     自動車に未来はあるのか。  要塞のような巨大な工場で、膨大な数の部品を組み上げる自動車は、永きにわたって化石燃料を着実に消費してきた。  ・・・なんつって、そんなことはエコロジストがヒッピーコミューンに原点回帰して(また静かに流行ってるんですって!)オーガニック野菜を片手に「自動車は敵だ!」なんてデモ行進してるのを見ずとも明らかなことであって、エコカー減税やら免税やらとかいう2次的な消費のメリット以前に当の自動車製造メーカーこそが長期的なスパンで心血を注いでいる問題だ。  現状、世界で最も厳しいCO2排出規制を敷くEUでは、2020年以降にさらに規制値が強化されるため、2019年までにさらに企業を挙げて排出量を低減させていく必要がある。で、またこれが由々しき問題なのだけど、目の肥えた現代人は、もうすでに知ってしまっているのだ。 『自動車の運転は楽しくなくてはいけない』ってことをね。  果たして、その相反するように思われるふたつの課題をクリアするために、自動車メーカーは様々な方法でアプローチを進めている。  なかでも今回ご紹介するi3や、またPHV...

  • Featured: 【試乗記】『マツダ』デミオ。ええやん、これこれ、この質感が欲しかったのよ♡:今井優杏
    2017年01月21日 16時00分

     『セグメントの概念を超える』なんてことを、近年の自動車業界ではよく耳にする。だけど、それはぶっちゃけ、輸入車だけのオハナシなんではないかと、常日頃思っている私だ。  特にコンパクトカーにおいては、その傾向が顕著な気がする。  私は輸入コンパクトカーが大好きで、自身の愛車もソレを敢えて選んでいるのだけれど、なぜ輸入車なのか。なぜ国産コンパクトを選ばないのか。それを問われたら、明確に答えることができる。  『コンパクトなのにラグジュアリー』という選択肢が、国産車ラインナップにおいてはイマイチ薄いからである。  や、わかってる。わかってます。  欧州ラグジュアリーカーメーカーの出すソレと、お求めやすい価格を全面に押し出す国産メーカーが作るコンパクトのソレが、明確に市場(というか購買層)を分けているってこと、アタマの中では重々承知。  だけど、ここまで輸入コンパクトが売れている今、もうちょっとアッパーな価格帯で、もうちょっとイイモノ感のあるクルマが国産から出て来てもいいんじゃないの? というのは、ただの無い物ねだりなんだろうか。  某国産メーカーの販売店社長...

  • Featured: 【試乗記】BMW 330e ハンドルを握る者に圧倒的な『駆け抜ける歓び』を提供してくれる:今井優杏
    2016年12月09日 16時00分

     メチャ速。鬼トルク。そこからもたらされる圧巻のドライビングプレジャーは、これまで経験したことのないほどに異次元の踏み心地だ。試乗中、やたらにニヤニヤしてしまって撮影に困ってしまったくらい。 BMWの基幹モデルである3シリーズのプラグインハイブリッド、330eである。 モタつきの気になる停車状態、つまりアクセルの踏みはじめからギラっと鋭い加速がタイムラグなしに始まる驚異のレスポンスの良さに、思わずウハウハしてしまった。一回この快感を味わっちゃったら内燃機関オンリーモデルには戻れないんじゃないかと、老婆心ながらに心配になってしまうくらい。いやはやさすがBMW、プラグインハイブリッドとてエコ一辺倒で終わらせない。むしろ新しいパワートレーンだからこそ、より走りに忠実に、より基本に忠実に作り込んで来た感すらある。 それくらいにエキサイティング。 ハンドルを握る者には圧倒的なる『駆け抜ける歓び』を提供してくれるのだもの。  そう、モーターがもたらすタイムラグのない電気的な加速は、大陸続きで日常航続距離の長い欧州よりも、むしろ特に日本のように、信号が多くてストップ&ゴーが連続...

  • First Drive: 【試乗記】びっしりと張り巡らされた「ムード」が頑なまでに統一された、ハーレーダビッドソン「ソフテイルスリムS」:今井優杏
    2016年11月23日 16時00分

    リターンライダーにとっての一つの夢、それが「いつかはハーレー!」って人も多いんじゃないかと思う。 でもその「いつか」を待っていたらなんだか体力も落ちて来ちゃって、若い頃みたいに体力でバイクをねじ伏せることに一抹の不安もあるし、なによりハーレーってなんつーの、オカネを掛け出したら底なし...ヘタしたらちょっとしたクルマでも買えるんじゃないの(涙)、的不安要素もあり、未だ手を出せていない人もいるんではないでしょうか。 そんな人に、このソフテイルスリムSをオススメしてみたいと思う。 2016年にデビューし、2017年にも継続してラインナップされる「ソフテイルスリムS」は、1.801ccという所有欲を存分に満たしてくれる大排気量を備え、さらにご覧の通り見た目もツルシで完璧にマッチョ。つまり青天井のカスタマイズに手を出さずとも、ディーラーから乗り出したそのままの姿でしっかりイバりの効くルックスを叶えている。 特に今回の試乗車となったカラー「オリーブゴールドデニム」は西海岸を彷彿とさせる軽やかなミリタリーグリーンをマットに仕上げ、タンク両サイドに☆まで乗っけ...

  • First Drive: 【試乗記】日産 GT-R 、歴代初めて女性にも乗って欲しくなるくらいのエレガントな仕上がり:今井優杏
    2016年10月21日 17時00分

    ゴツくてガッチリ、質実剛健。いかにも男性的なメカメカしい外観。それはチャラい気持ちで「ちょっとカッチョいいから乗ってみようかな、あははん」なんて浮ついた気分を、見た目からしてバッサリと排除しているようだ。乗り手側のほうに武士道がごとき走りへの誠実な向上心がないと、サイドシルさえも跨がせていただけないような。 そう言う意味では私にとって、あらゆるスーパースポーツカーのどれよりも敷居の高いクルマであった、日産の「GT-R」。 もちろん2007年の発売開始当時には、きっちり試乗をさせていただいている。話題のモデルでもあったし、あらゆる意味で鳴り物入りであったことは、読者諸兄の記憶にも鮮烈だったはずだ。果たしてそれは、冒頭で述べたような印象をまったくもって裏切らない、おそろしくスパルタンなシロモノだった。走りへの飽くなき探求、エンジニアの執念すらステアリングの向こうに垣間見えるような。だからこそ、「じゃ、ちょっとコンビニ行くのに使います!」なんていうアシ車とはほど遠い場所に燦然とポジショニングしていたように感じている。 そのGT—Rが10年の時を経て、発...

  • Featured: 『佐賀インターナショナル バルーンフェスタ』夢の様に美しく、おとぎ話の様にエレガント、熱気球をリスペクトし繋がりを大事にしたのは:今井優杏
    2016年10月16日 16時00分

     世界で最もフォトジェニックな競技のうちのひとつと、断言してもいい。まるで夢のように美しく、おとぎ話のようにうっとりとエレガント、一度その光景を目にしたら、誰もがきっと虜になるに違いない。 かくいう私も、口を開けて数々の気球を眺めながら、いつの間にか吸い寄せられるように夢中でシャッターを押していた。  稲刈りの終わった広大な佐賀平野に、次々と音もなく飛来する色とりどりのバルーンたち。時折、ゴー!とバーナーが火を放ち、沈みかけたバルーンがすうっと浮上していく様。また、漆黒の闇に幻想的に暗闇に浮かび上がる、夜間係留。それらのもたらす圧倒的な非日常は、きっとこれまでに経験したことのないほどの心ふるえる感動をもたらしてくれるはずだ。  いよいよ今年も『佐賀インターナショナル バルーンフェスタ』が開幕する。 いや、正確に言えば今年は『2016佐賀熱気球世界選手権』。そう、長く佐賀の地で行なわれて来た佐賀バルーンフェスタが、今年はなんと19年ぶりに世界選手権の舞台になるのだ。そして例年通り、日本国内を転戦している『熱気球ホンダグランプリ』の最終戦も併催となり、観客は...

  • First Drive: 【試乗記】伝統を打ち破る革新。ボルボ XC90&トライアンフ ボンネビルT120:今井優杏
    2016年08月16日 17時00分

    この夏は個人的なテーマとして、ブレイクスルーということをよく考えている。次なる新しい自分に出会うために、どうしたら過去の殻を打ち破れるのか。どうしたらより良き未来を構築出来るのか。もちろん明確な答えなんて得られてなくて、自問自答は堂々巡りなのだけれども、まあ、色々迷える子羊なわけです。 そんなちっぽけな個人レベルですら至難を極めるブレイクスルーを、しかし華麗に成し遂げたメーカーが存在する。 そう、今回ご紹介する二つのモビリティーに共通するキーワードは『伝統を打ち破る革新』。 ボルボ XC90とトライアンフ ボンネビルT120だ。 ここのところのボルボの快進撃は凄まじい。厳密に言えば日本には2014年に導入されたモデル以降を指したいが、試乗したモデルすべてに唸らされるほど走りの質感が洗練されているうえに、北欧ならではの個性的なデザインと高い居住性を併せ持ち、プロダクトとしての魅力に溢れていると感じている。 そのボルボが行った"革新"は「ドライブeパワートレーン戦略」と「SPA(Scalable Product Architecture)」という新...

  • Featured: 【試乗記】YAMAHA SR400 「A memory on a far day is revived」:今井優杏
    2016年07月14日 13時00分

     かつて、燃えるような恋をした。  若さゆえの、なにもかもを吸収するような、欲望も我儘も嫉妬もいっしょくたに寸胴鍋でじっくりコトコト煮込みました!みたいな、幼いからこそ激しくも集中した恋である。 共に過ごした時間、逢えないもどかしさ、思い通りにならないコミュニケーション。だからこそ、余計に相手が愛おしかった、あの日々。 そしてある日、大人になった私は、風の便りで彼のことを聞いた。 「ずいぶん変わってしまったらしいよ」  その落胆と動揺を、どう表せばいいのか。  彼だけは、変わらないでいてほしかった、いや、変わらないと心のどこかで信じていた。嘘であってほしいと思ったけれど、私だってこんなに変わってしまったのだ、仕方がないのかもしれない。時間というものはときに、残酷なものだ。  しかし、そんな落胆をよそに10年以上の時を越えてふと再会した彼は、ああ、まごうかたなき彼そのものだった。そう、時代の流れとともにしなやかな進化を遂げてはいたのだけど、どこまでも彼らしさを留めたままでいてくれたのだ。あの頃みたいに。むしろ大人びた感じで、どこか余裕すら漂わせて、もっと魅力的に...

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