Takao Aoki

  • First Drive: 【試乗記】最速レポート! ハーレーダビッドソン新エンジン「ミルウォーキーエイト」PART1:青木タカオ
    2016年09月12日 17時00分

    ついに登場したハーレーダビッドソンのニューエンジン「Milwaukee Eight(ミルウォーキーエイト)」。その正体をいち早く突き止めるため、アメリカ・タコマ(ワシントン州)で開催された試乗会に日本から乗り込んだ。全米からはもちろん、メディア陣が世界各国から集まったワールドワイドな発表試乗会とあって規模は大きい。なんといっても、1909年から連綿と続く伝統のVツインエンジンが刷新されたというのだから世界中が注目しないわけがない。日欧米の大型モーターサイクル成熟市場国からだけでなく、中国やタイ、インドネシアなど今後ハーレーユーザーが増えることが予想されるエリアからも「ハーレーの最新エンジンはいかに......!?」と、大勢のジャーナリストが駆け付けた。 用意された豪華なホテルではまず技術説明会が開かれ、新型パワーユニットについての詳細が明らかとなった。排気量は107キュービックインチ(ci)=1,745ccと114ci=1,868ccの2本立てで、後者は最上級機種「CVO」だけが搭載。ツインカム103にもあった排気バルブまわりのみを水冷化した「Twin-Cooled(ツ...

  • Review: 【体験記】ライバルに勝つアドバンテージになる! 「アルパインスターズ2017オフロードウェア」:青木タカオ
    2016年08月18日 20時00分

    モトクロスウェア&オフロードギアの進化がスゴイ! そう感じたのは7月上旬におこなわれた「ALPINESTARS 2017 MX & RIDE DAY」でのこと。アルパインスターズの最新2017年モデル『TECHSTAR FACTORY JERCY』(¥9,072)と『TECHSTAR FACTORY PANTS』(¥30,024)を実際に着用し、走り込んでみた。 愛知県瀬戸市のモトクロスコース「スラムパーク瀬戸」にて、メディア向けに開催されたこのローンチ。バイクウェアの新作発表会としては、じつに大掛かりなものだった。Alpinestars Sales Room は新作ウェアのみならず、モトクロスライディングのために必要な装具一式を、ブーツやプロテクターはもちろんアンダーウェアに及ぶまですべて用意してくれ、さらにコースにはコンディションの整えられたホンダCRF450RやCRF250R、KTM 250SX-Fなどが乗り放題という、まさに至れり尽くせりの状態となった。最新のオフロードライディングギア一式を丸1日思う存分に、コースを走りながら試すことがで...

  • First Drive: 【試乗記】オフロードに本気印! 「DUCATI ムルティストラーダ1200エンデューロ」:青木タカオ
    2016年08月10日 17時00分

    オンロードでの過激なまでのスポーツ性能は、DUCATI(ドゥカティ)に疑う余地はないものの、オフロードでもまたアグレシッヴな走りを楽しめた。このダートでの走破性の高さは、これまでドゥカティに乗ってこなかったオフロードファンをも納得させるもので、新しいファン層を獲得することになるだろう。 昨秋、ミラノショーで発表されたニューモデル、ムルティストラーダ1200エンデューロがついに日本へ上陸。いち早く、市街地、高速道路、ワインディング、林道、オフロードコース(クローズド)で乗り込むことができた。1泊2日、都内のDUCATI JAPANから北軽井沢のベースキャンプを拠点に周辺道路を含む、およそ550kmにも及ぶ行程となった。 この新型は「エンデューロ」と名乗ることからも分かるとおり、ムルティストラーダ1200Sをベースにオフロード性能を高めた、ドゥカティとしては初の本格派アドベンチャーと言っていい。従来のムルティストラーダは前後17インチのホイールサイズで、どちらかといえばオンロード志向のマルチパーパス。 スポーツ、ツーリング、アーバン、エンデューロという...

  • First Drive: 【試乗記】身震いするほどの強烈な加速!「ハーレーダビッドソン CVOプロストリート ブレイクアウト」:青木タカオ
    2016年07月29日 17時00分

    ハーレーには、「CVO」という、特別なモデルがラインナップされている。CVO(カスタム・ビークル・オペレーションズ=Custom Vechicle Operations)とは、純正カスタムパーツとアクセサリーを予め組み込んだファクトリーカスタム。専用の特設ラインにて選ばれた熟練工により生産され、ペイントもまた手間と時間がかけられた凝ったものとなっている。 そのCVOにブレイクアウトの特別仕様が登場した。スピードスクリーンと呼ばれるビキニカウルやチンスポイラー、ドラッグバーをセットし、ショートカットされた前後フェンダーやモーターサイクル業界では初採用となるSmoke Satin Chrome(スモークサテンクローム)のハンドルやエンジンカバーなどを装着。 最先端のフィニッシュとテクスチャを用いたダークなエクステリアで、通常ラインナップのブレイクアウトとはまた毛色の違う"PRO STREET"と呼ぶに相応しいホットな走りを予感させる1台だ。 ハーレーでは1957年まで採用されていた、リアショックを持たないリジッドフレーム。その美しいフレームワークを再現...

  • First Drive: 【試乗記】ネイキッドスポーツのように力強く軽快!「インディアン SCOUT SIXTY」:青木タカオ
    2016年07月22日 17時00分

    インディアンモーターサイクル(indian)がスタートしたのは、いまから115年も前の1901年。つまりアメリカ最古の歴史を持つブランドといえる。1903年に90km/h、08年には110km/hという当時のオートバイとしては世界最高速記録を樹立させ、その後も数々のレコードをマークし、レースでも大活躍。とくに1920年の「SCOUT(スカウト)」=V型2気筒600cc、22年の「CHIEF(チーフ)」=V型2気筒1000ccはセールス的にも成功を収め、その名を世界に知らしめている。映画『世界最速のインディアン』の主人公のモデルとなった故バート・マンロー(ハーバート・ジェームス・マンロー:ニュージーランド)が1967年に世界最速記録を打ち立てたマシンは、1920年のスカウトをベースにしていた。 このように、インディアンの栄光は語り尽くせないほどあるが、1953年には戦後から続いた販売不振により生産を終了してしまう。複雑に絡み合った商標権の問題から長期にわたり市場から姿を消してしまうが、その根強い人気は衰えることなく、紆余曲折を経て2011年、ポラリスインダストリーズによって...

  • First Drive: 【試乗記】充実の足まわりと元気なエンジンに夢中!「TRIUMPH THRUXTON 1200 R」:青木タカオ
    2016年07月15日 17時00分

    どの回転域からでも強烈なダッシュが味わえるパラレルツインエンジンが、なんともパワフルで気持ちいいことか。鋭いスロットルレスポンスと軽快な車体の動きで、時間を忘れるほどにスポーツライディングに没頭してしまう。"R"の称号は伊達じゃない、じつにスリリングな走りが味わえる! フルモデルチェンジしたばかりのスラクストンRは、60年代の名車のネーミングを受け継ぐ由緒正しきモデル。 昨秋登場したばかりのボンネビルT120をベースに、スーパースポーツも顔負けのショーワ製BPF(ビッグピストンフロントフォーク)やオーリンズ・ツインショックといったフルアジャスタブル・サスペンションを備え、さらにブレンボ製ラジアルマウント・モノブロック4ピストンキャリパー+マスターシリンダー、前後17インチ・ワイドラジアルタイヤという強力な足まわりを持つ。 スパルタンなシングルシートにクリップオンハンドルという前傾となるライディングポジションが物語るとおり、走りもまたアグレシッブなもの。 水冷化された新しい1200cc並列2気筒エンジンは、ピストンやクランクシャフト、エアク...

  • Report: 【レポート】富士の麓がハーレーで埋め尽くされる、国内最大級のH-D公式ラリー「BLUE SKY HEAVEN」:青木タカオ
    2016年06月24日 17時00分

    ハーレーダビッドソン国内最大級の公式イベント『BLUE SKY HEAVEN』が今年も晴天のもと9000人を集め、5月21日(土)〜22日(日)の2日間、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)にて開催された。富士山麓がハーレーで埋め尽くされる光景は毎年恒例となっており、今年で18回目。会場内ではライブステージやさまざまな体験プログラムが多数用意され、来場者はキャンプサイトで夜を明かすこともできる。 ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)はこのイベントに先駆け、5月20日(金)、東京都三鷹市にある正規ディーラー『ハーレーダビッドソン三鷹』でプレスカンファレンスを開き、同社代表取締役社長のスチュワート・ファレル氏と、ハーレーダビッドソン・アジアパシフィック・バイスプレジデント・マネジングダイレクターのマーク・マカリスター氏が3つの項目を明らかにした。 まずスポーツスターの新機種『ROADSTER(ロードスター)』のアンベールをし、本邦初披露。そのままプレス陣に試乗車を用意し、BLUE SKY HEAVEN 前夜祭が行われる富士スピードウェイまで新緑のなかを突っ切...

  • First Drive: 【試乗記】リニアな加速力で瞬発力のある走りが楽しめる!「BMW Motorrad C EVOLUTION」:青木タカオ
    2016年05月25日 17時30分

    来年2017年から日本のBMW Motorrad 正規取扱店でも購入できるようになるBMWの電動大型バイク『C EVOLUTION(C エボリューション)』に乗ることができた。2014年にヨーロッパやアメリカではすでに投入済みで、スペイン・バルセロナ市警などでも使われ1500台以上が公道を駆け回っているという。 バイクの電動化は、国産でも原付1種のスクーターで製品化にいたり、さぁ、いよいよオートバイもEV化の時代か!! と話題になったものの、その後は大型バイクのEVモデルはほとんど出てきておらず、結局のところチャイナ系の小型スクーターが数年前に勢いよく登場し、その後は無限のレーシングチームがマン島のゼロ・エミッションクラスで大活躍している電動レーサーなどごく一部を除けば、EVバイクは影を潜めたままだ。 しかしだ。BMWはその市場を果敢に開拓しようと第一歩を、大手の中ではライバルに先駆けて歩み出したのだから、まずそこを讃えたい。いつまでも未来の乗り物としてアレコレ試作を重ねているのではなく、すでに製品化に漕ぎ付けていることが何よりも素晴らしいではないか。 ...

  • Report: 南仏のビーチリゾートが熱狂の渦に!ハーレーのラリーイベント「EUROフェスティバル」:青木タカオ
    2016年05月18日 13時30分

    街全体をあげてのお祭り騒ぎ、微熱に浮かされるようなウィークエンド。羨ましいほどの"バイクウィーク"の熱狂は、かの有名なデイトナビーチはもちろん、日本ではあまり知られていない南アフリカのマルギット(アフリカ・バイクウィーク=毎年5月上旬に開催)でも同じ類の異様なヒートアップを感じたが、ここ南フランス・プロヴァンスのビーチリゾート、サントロペで毎年開催される『EURO FESTIVAL』にも確かにあった。ヨーロッパの熱狂も凄まじい! 豪華なヨットが停泊するハーバー沿いの一等地にあるレストランでディナーをご馳走になったのは、佳境を迎えようとしている土曜日の夜だった。眩しい光を受けて育まれた南仏ワインは薫り高く、時間をタップリとかけて前菜からトスされるコース料理との相性も最高としか言いようのないものだったが、ボクはそれよりもメインストリートの風に当たって、欧州全土から押し寄せるオートバイのエキゾーストノートとライダーたちの笑顔に飲み込まれていたかったから、メインを食べ終えると我慢できず、カメラを抱えてひとり外に飛び出した。 人口5700人に過ぎない小さなリゾート...

  • First Drive: 【試乗記】南仏プレス試乗会「HARLEY-DAVIDSON ROADSTER」スポーツスター最強の足まわり!:青木タカオ
    2016年05月11日 17時00分

    ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、マティス、ルノワール......。19世紀末から20世紀にかけて、近代絵画のマエストロたちは明るい陽光を求め次々とここ南フランスに集まり、芸術史を塗り替えるような作品を数多く残した。そんな歴史的巨匠たちの才能あふれる五感を刺激した色彩豊かな風景は、今もなにも変わっていない。 エメラルド色の海に近づいたり眼下に眺めながらしつつ、発表されたばかりのハーレーダビッドソンのNEWモデル『ロードスター(ROADSTER)』とともに、石畳の道が迷路のように入り組む中世の村を駆け抜けていると、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥り、これは夢ではないかとさえ思えてくる。 気分は最高! 太陽の光がタップリと降り注ぐテラスで飲むカフェや色鮮やかな地中海のグルメ、薫り高く口当たりの良いワインももちろん素晴らしいが、絵画に夢中になった巨匠たちのように、ボクは何もかもを投げ出してこのままロードスターの俊敏な走りに、ずっとずっと酔いしれていたい!!  あぁ.....、このままモナコを抜け、ハーレーのVツインに揺られながらイタリアまで走り抜けることができたら...

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