Satoshi Saito

  • Report: インフィニティ「QX50 CONCEPT」、未来とのバランスを図ったデザインを継承しているのは「和」の要素:斎藤聡
    2017年03月02日 11時00分

     インフィニティQX50コンセプトは、2016年4月の上海モーターショーで発表された「QXスポーツインスピレーション」の流れを汲むモデル。インフィニティブランドでは、ミドルクラスSUVに位置付けられており、日本市場的にいうと、スカイライン・クロスオーバー・コンセプトともいえるモデル。  メカニズムでの注目点は、VCターボと呼ばれる可変圧縮比エンジン+ターボを搭載していること。2016年パリモーターショーで発表されたこのエンジンは、直列4気筒の直噴ガソリンターボで、走行状況に合わせてピストン上死点の位置をシームレスに変更(可変圧縮比)できるメカニズムを持っている。圧縮比は8~14対1の間で可変可能で、最高お出力270馬力、最大トルク39・8kgmを発揮するという。  デザイン面では、QⅩスポーツインスピレーションと比べるとグッとリアリティのあるデザインに仕上がっており、市販モデルを強くイメージさせると同時に、新しいインフィニティのデザインの流れを取り入れたものとなっている。  このデザインは、『日産自動車株式会社 常務執行役員デザインビジネスマネー...

  • Report: 日産 Vmotion2.0、近い将来今回のデザインを取り入れたプロダクトが登場するに違いない:斎藤聡
    2017年02月21日 16時30分

     2017年1月のデトロイトモーターショーで、日産から、日産の今後のセダンのデザインの方向性を示すとともに、ニッサン・インテリジェント・モビリティの技術を搭載した新コンセプトカー『Vmotion2.0』が発表された。  Vmotion2.0はハイセンスなスタイルと、エモーショナルなデザイン、広い室内空間、快適な乗り心地を実現するクルマで、移動の多いビジネスパーソンに向け、広々とした室内と快適な乗り心地を実現する、(近)未来のモビリティを提案したもの。  Vmotionは、デザインフォームのキーワードとして日産デザインの紋章となるエモーショナルジオメトリーを設定。「Vmotionグリル」「ブーメランヘッドランプ」「ブーメランテールランプ」「フローティンググリル」「キックアップウエストライン」の5つをシンボルとした。 <Resonance(レゾナンス)・スポーツセダンコンセプト> <Friend-ME(フレンド・ミー)>  起点になるのは、2013年に北米自動車ショーで発表した「Resonance レゾナンス(=ムラーノ)」、翌年に発表した...

  • First Drive: 【試乗記】マツダCX-5、新型車でいきなり雪上試乗!:斎藤聡
    2017年01月06日 16時00分

     発売に先駆けて、CX-5のプロトタイプで雪上を走ることができたので報告しよう。  新型車でいきなり雪上・・・だったのだが、それでもCX-5のモデルチェンジは性能の作り込み、完成度の高さが印象的といえるほど明瞭で、深化というに相応しいものだった。一見すると、ビッグマイナーか? と思えるくらい大きな違いは見いだせないのだが、乗ると、ほぼすべてが洗練され、新しくなっている。  例えばエクステリア。シルエットはほとんど同じに見えるとが、比べると明らかにキレがよく、シャキッとした鮮度がある。じつはフロントピラーを35mm後退させて、フロントアクスル(車軸)とAピラーの位置を適正化。ボディとタ前後タイヤ位置のバランスを整えている。またその結果、ドライバーとフロントウインドウの視野角を広げ視界を良くしている。  薄くシャープになったヘッドライトは、12分割されたLEDによって対向車に対して自動で減光を行うアダプティブヘッドライトも採用している。大きく変化しているのだが、量ではなく質というのが新型CX-5のモデルチェンジに共通するテーマである。そんなふうに感じら...

  • Report: 【試乗記】『HKS HYPER MAX G』乗り味の良さ、懐の深い操縦性にしっかり反映されている:斉藤聡
    2016年10月29日 17時00分

     HKSから上質な乗り味を求め開発されたサスペンションキット「ハイパーMAX G」が発売された。...こう書くと「あ、ボクには関係ない」と思われる読者も少なくないだろう。が、じつはそんな読者にこそこの商品はマッチするのではないかと思う。  このサスペンションキット、車高調整式ではなく、純正形状を採用。しかも3年/6万kmの保証が付く。加えて、合法かつサスペンションの性能を阻害しない範囲でローダウンも図られているので、見た目にもカッコいいというもの。  サスペンションキットというと、車高調正式で、全長調整式(スプリングにかかるイニシャルトルクを変えずに車高だけ調整できる)で、減衰力調整式がエライ、というのが通り相場だが、HKSはあえてスパルタンなタイプではなく、純正サスペンション(ダンパー/スプリングユニット)の置き換えが可能な純正形状のサスペンションキットを製作した。サーキットなどのスポーツ走行で性能を発揮するなら、あるいはドレスアップ目的で車車高を落とすなら車高調正式が良い。  けれども、ストリートを快適に走るなら、サスペンションの有効ストロークが比較的長...

  • Report: 【試乗記】​コンチネンタル「SportContact 6」ヒートアップする欧州のハイパフォーマンスカーを想定して開発:斉藤聡
    2016年09月14日 17時00分

    コンチネンタルは、ドイツ国籍のメーカーで、ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーに次いで世界第4位のタイヤメーカーだ。またタイヤだけでなく、ブレーキキャリパーやローター、ABS 、ESC(横滑り防止装置)などブレーキ関連システムのメーカーであるテーベス、シーメンスの自動車電子部品部門、モトローラの自動車用エレクトロニクス部門を傘下に収める巨大な自動車部品サプライヤーでもある。 タイヤ部門におけるコンチネンタルは、近年プレミアムカー及びハイパフォーマンスカーを中心に純正装着され、メーカーおよびユーザーから高い評価を得ている。そんなコンチネンタルのフラッグシップタイヤであるハイパフォーマンスカー向けのスポーツタイヤ=スポーツコンタクト6 (SC6)が発売されている。 SC6は、従来のタイヤで言うと、コンチ・スポーツ・コンタクト5(CSC5)ではなく、よりハイパフォーマンスなタイヤとして位置づけられているコンチ・スポーツ・コンタクト5P(CSC5P)の後継モデルとなる。タイヤサイズも19~23インチ、235~335の412サイズが用意される速度レンジは(Y)=300...

  • First Drive: 【試乗記】VW「パサートGTE」 HVに実用性だけでなく楽しさを加えているのがGTEモード:斎藤 聡
    2016年08月28日 17時00分

    パサートGTEは、ゴルフGTEに続く、フォルクスワーゲンのPHEVの第2弾、そしてパサートバリアントGTEが第3弾ということになる。 使い勝手のいいハッチバック(ゴルフGTE)に加え、フォーマルなセダン、積載性に優れたステーションワゴンが加わったことで、様々なライフスタイルにあったGTEが選べるようになった。 PHEVユニットは基本的にゴルフと共通で、1・4L 直噴ターボのTSIエンジン+モーターの組み合わせ。ただし、エンジンは156ps/250Nmを発揮。ゴルフに比べ6馬力パワーアップしている。モーターも116ps/330Nmで、ゴルフGTEの109馬力に比べると7馬力パワフルに。その結果、パサートGTEのシステム最高出力は218ps/400Nmとなっている。このパワーアップに合わせるように、搭載するリチウムイオンバッテリーも、総電力量9・9kW/hとゴルフGTEに比べ1・1kwh容量アップしている。 エンジンとモーターのレイアウトは、エンジン+クラッチ1+モーター+クラッチ2(ツインクラッチ)+ミッションというレイアウト。クラッチの断続とモーターの出力の...

  • Review: 【試乗記】アドバンブランドの末弟。入門スポーティタイヤ「ヨコハマタイヤ ADVAN フレバV701」:斎藤 聡
    2016年08月11日 17時00分

    2005年、ヨコハマタイヤは「ADVAN」をグローバル・フラッグシップブランドに据え"ADVAN=ハイグリップスポーツタイヤ"から、ヨコハマタイヤを象徴する"プレミアムブランド"として、世界に向けて展開している。2003年に発売されたADVAN NEOVA AD07から、タイヤケース設計の方向性が大きく変わり、それまでの高剛性でタフな「体育会系スポーツタイヤ」から、しなやかさを備えた懐の深い操縦性へと進化した。このケース設計の考え方はNEOVA AD07にとどまらず、ヨコハマタイヤ全体のタイヤ開発にまで及んでいる。 現在、ADVANブランドには、超ハイグリップタイヤでありADVANの看板であるADVANNEOVA AD08Rのほか、快適性と静粛性を徹底的に追求したプレミアム・コンフォートタイヤのADVAN dB(デシベル)、ハイパフォーマンス・プレミアムセダン(サルーン)向けのグローバル・フラッグシップタイヤADVAN Sports V105がラインナップしている。 そのADVANブランドに新たにハイパフォーマンス・スポーティタイヤ「ADVAN FLEVA (フ...

  • Review: ブリヂストン「ポテンザ アドレナリン RE003」速さを求める人には向かないが、ドレスアップにはうってつけのタイヤといえそう:斎藤 聡
    2016年08月08日 17時00分

    2015年2月に登場したポテンザブランドのスポーティタイヤ=アドレナリンRE003に今年、軽自動車用が登場した。アドレナリンRE003というタイヤはポテンザというスポーツブランドの中ではややマイルドな、スポーティタイヤといった立ち位置。ブリヂストンでも「スタイリッシュポテンザ」で言っており、幅広い車種で走りの愉しさを提供するスポーティタイヤと性格付けしている。 トレッドデザインは、3本の太い縦溝と細い縦溝1本の計4本の縦溝で構成される、左右非対称のいかにもといったスポーツフェースだが、じつはそれもファッション。スポーティな装いといったもの。ただし、ゴリゴリのスポーツタイヤではないというだけで、基本性能は高くしっかり作り込んであるタイヤ。太い3本の縦溝の中央には、パルス形状と呼ばれるくびれの連続した溝が採用されているが、これは排水性能を高めるためのデザインで、これによって優れた耐ハイドロプレーニング性能を発揮。コンパウンドもシリカを配合しており、ウエットグリップ性能を高めている。 また、軽自動車特有のアライメント(重心の高さからくるタイヤへのストレスなど)を考...

  • Review: ブリヂストン、軽自動車専用タイヤながら一つ上の快適性を実現「レグノGRレジェーラ」:斎藤 聡
    2016年08月06日 17時00分

    軽自動車専用レグノ=レグノGRレジェーラが発売された。2014年の新車販売比率を見ると軽自動車は41%にも上り、保有台数比率でも全国平均で34・7%を占めるまでになっている。いまや軽自動車は最大ボリューム市場であり、今後も拡大が見込まれている。これには様々な理由が考えられるが、軽自動車の高機能化が販売拡大に拍車をかけていることは間違いない。 クルマの高機能化は、高級感や快適性も含まれ、これがダウンサイジングユーザーを増やすことにもつながっている。ブリヂストンの調査によると、セダンやミニバンから乗り換えたユーザーが44%にものぼっているのだという。こうなると、当然快適性や高級感を求めるユーザーが増えてくるわけで、レグノの潜在的ユーザーも拡大している。 開発に際しては、レグノブランドに相応しい静粛性と快適性、運動性能を軽自動車で実現することをコンセプトに掲げている。特に音に関しては、軽自動車独特の気になるノイズに着目。ボディ剛性や遮音などからくる軽自動車ならではのノイズを調べ、200~400Hzの低中音域にあることを特定。この音域のノイズを抑えることで軽自動車でも上質な静粛...

  • Review: 【試乗記】SUBARU雪上試乗会、スバルのAWDが高性能なのは必然!:斎藤 聡
    2016年03月29日 17時30分

    スバル雪上試乗会が新千歳モーターランドで行われた。安定性の高い4WDは、その性能を、安心感や安定感として感じても、本当の実力を目の当たりにする機会はなかなかない。そんなこともあってか、目玉はないけれど、普段乗っているスバルの実力がどんなものか、試してみてください、というのが今回の試乗会の趣旨。 ところで、一口にAWDといってもスバルには、大まかに言って4つのタイプのAWDシステムがある。 一つ目は現在もっともポピュラーなアクティブトルクスプリット方式AWDと呼ばれている電子制御タイプで、前後駆動配分を60対40を基本に50対50のロック状態まで可変する。レヴォーグ1.6L系、レガシィ、クロスオーバー7、フォレスター(リニアトロニック)、インプレッサ(リニアトロニック)、SUBARU XVなどが採用する。 2つ目はVTD-AWDと呼ばれる不等&可変トルク配分電子制御AWD。前後トルク配分は45対55を基本に50対50まで可変トルク配分を行う。操縦性を重視したスポーツドライビング向きのAWDシステムと位置付けられている。採用モデルは、レヴォーグ2.0L系、WR...

読み込み中

Loading