Kouki Yamada

  • First Drive: 【海外試乗記】ポルシェ パナメーラ、高速鉄道を手に入れるにも等しく、移動する喜びも感じる事ができる:山田弘樹
    2017年02月28日 17時00分

    「いったいどこまで上り詰める気なのだろう」 これが、二代目となったパナメーラのステアリングを握って、自然とクチから漏れた感想だ。  今回試乗したのは、2種類のガソリン車。ひとつは2995ccの排気量から440HP/550Nmのパワー&トルクを発揮する、V6ツインターボを搭載したパナメーラ「4S」(1591万円)。ちなみにこの下に、同じエンジンを搭載しながらも、よりベーシックな仕様の「パナメーラ」(330ps/450Nm 1132.8万円)が存在する。  真打ちは4リッターのV8ツインターボから550HP/770Nmを叩き出す、その名もずばり「ターボ」(2327万円)だ。どちらも2950mmという超ロングホイールベースを持ちながら、その有り余るパワーを見越して駆動方式には4WDが採用されている。  ちなみにミュンヘンのベースキャンプには、日本導入がまだ検討されていない4リッター V8ツインターボの「4S ディーゼル」もヨーロッパ勢向けに用意されていた。その最高出力はガソリンモデルの「4S」とタメ張る422HPで、トルクはなんとターボをも上回る850...

  • Featured: 【試乗記】ポルシェ、「マカンGTS 」を買う時に「S」と「GTS」で迷うなら、ステイタスだけで「GTS」を選ばない方がよい :山田弘樹
    2017年02月17日 17時00分

     世界的なSUVブームのなか、ポルシェが放ったミドルサイズの最適解が「マカン」。兄貴分であるカイエンに対して、後発の利を活かしたボディ剛性の高さや、ひとまわり小さなサイズが功を奏し、「SUV界のスポーツカー」と呼ばれるシャープなハンドリングと動力性能を備え、一躍爆発的な人気モデルとなっているのはご存じの通りだ。  そして今回は、そのヒエラルキーにおいて、ターボ/ターボ パフォーマンスの下に位置する「マカンGTS」を試した。舞台はJAIA(日本自動車輸入組合)の合同試乗会、コースは西湘バイパスから箱根ターンパイクにかけての往復という王道パターンだ。  そのベースとなるのはマカン「S」。フロントに搭載されるエンジンはターボ系(といってもみんなターボだけど)よりも608cc排気量が少ない2996ccのV型6気筒ツインターボ。その最高出力は「S」の340ps/460Nmから20ps/40Nm上乗せされた360ps/500Nmを発揮する。駆動方式はもちろん、FRベースの4WDだ。  さてその印象はというと、ファーストコンタクトは「みっちり」。鍛え上げられたサス...

  • Motorsports: 【試乗記】『グローバル MX-5カップ』グローバルカップカーには夢がある:山田弘樹
    2017年02月12日 17時00分

    <GLOBAL MX-5 CUP 仕様車>  2017年から世界同一仕様でスタートする、マツダ ロードスターのワンメイクレース「グローバル MX-5カップ」。そのカップカー試乗会が筑波サーキットで行われた。  現行ロードスターの説明はもはや必要ないとは思うけれど、久々に超ライトウェイトスポーツカーとして原点回帰した"ND型"のレーシングカーは、やはりといおうかその素性の良さが、キラーン!と光る一台だった。  カップカーのベースとなるのは、日本では未導入となっている北米仕様の2リッター版。面白いのは試乗車が、左ハンドル右シフトになっていることだった。 <ウェットタイヤ・スリックタイヤ>  今回ラッキーだったのは、2回の走行をウェット&ドライで走れたこと。午前中は前日の天候から路面が濡れており、ウェットタイヤを履いて走行。完全に路面が乾いた午後からは、スリックタイヤでその違いを比べることができたのである。ちなみにグローバルカップカーが装着するタイヤは、BF GOODRICHのワンメイク。BF GOODRICHは日本ではあまりなじみのないメーカーだ...

  • First Drive: 【試乗記】 LAND ROVER『 RANGE ROVER EVOQUE Convertible 』、空を手に入れたSUVは、見てよし、乗ってさらによし!:山田弘樹
    2017年01月28日 17時00分

     ここが西海岸ならまだしも、しれっと二極化が進みときおり寒風吹きすさぶ東京(本当は、試乗会場はみなとみらいだったけれど♡てへ)で、こんなクルマを見せられても正直「誰が乗るんでしょうねぇ~」くらいにしか最初は感じなかった。 それだけに。その衝撃は、すさまじいものがあった。  レンジローバー イヴォーク コンバーチブル。まだジックリとこれをロングドライブして精査したわけではないのだが、その第一印象は「見ると乗るとは大違い」。...もとい、「見てよし、乗ってさらによし!」の素晴らしいオープンSUVだったのである。  ベースとなるのはご存じ、レンジローバーの人気クロスオーバーSUVであるイヴォークのクーペモデル。グレード的に見るとコンバーチブルは、20インチタイヤを履いた「HSE Dinamic」モデルが採用されている。  搭載されるエンジンは最高出力240ps、最大トルク340Nmを発揮する2リッターの直列4気筒ターボで、トランスミッションは9速AT。  その駆動方式はFWDを基調とした4WDで、そのセンターコンソールにはランドローバーのお...

  • First Drive: 【海外試乗記】Audi Q5。ジェイソン・ステイサムのようなガッシリ系に、当たりの柔らかいマット・デイモンのような包容力をプラス!?:山田弘樹
    2017年01月26日 17時00分

    Audi Qシリーズの中核を担う、Q5が第2世代へと突入。これを生産工場であるメキシコの、ロス・カボス近郊でテストドライブしてきた。 この手のクルマがフルモデルチェンジを遂げる場合、大概にしてその図体はひとまわり以上でかくなり、路線はさらにプレミアムな方向へと向かうもの。しかし新型Q5の進化は、そんなバカでもわかる内容ではなく、もっとインテリジェンスに富んでいた。 そのシャシー構造は、アウディのモジュラーシステムである「MLB」を採用。先代はA4やA5といった、同ランクのセダンやクーペと多くを共用していたが、今回からはSUVシリーズ寄りの構造が採られたという。どこをどのように使うのかは不明だが、ようするにQ5のモジュールパーツをベースに(もしくは共用して)、次期マカンが作られるということだろう。 スリーサイズは全長×全幅×全高が4663×1893×1659mmで、ホイルベースは2819mm(2.0TSFI)。ちなみに先代(日本では現行だが)は4630×1900×1660mmで、ホイルベ...

  • Featured: 横浜ゴム100周年を記念し、ヒストリックカーオーナーへ向け「ADVAN HF TypeD」を復活させた:山田弘樹
    2017年01月20日 20時00分

    今年創業100周年を迎えた横浜ゴムは、東京オートサロンに往年のタイヤを復活させた。 その名は「ADVAN HF TypeD」。これは1981年に同社から発売されたスポーツラジアルで、現在でいうと「ADVAN NEOVA AD08」のご先祖様に当たるタイヤだ。 と言いつつ、ボク自身もこのタイヤは実物を見たことがなかった。だって運転免許を取ったのが'90年、その頃ADVANの最高峰は「GLOVA GLOBA」(アドバン・グローバ)だった。だからこれに「おぉっ!」と反応するのは、50歳以上のセンパイたちだろう。 それでも「タイプDはすごかった」という話はこれまで何度も聞いてきたし、その鉄仮面みたいな面構えを見ても、当時すごかったんだろうなぁ...というのは想像できた。だって81年といえば、左右非対称パターンの国産ラジアルタイヤなんて、超珍しかったはず。左右非対称パターンがなぜすごいのかは、コーナーで荷重が大きく掛かるアウト側のブロックを大きくできるから。今では当たり前になっているけれど、36年も前だったら大騒ぎだったに違いない。 ちなみにタイヤへブランドを持ち込んだの...

  • Featured: 【試乗記】『ボルボ』XC60「クラシック」。クルマに乗り味の本質を求めるユーザーには納得してもらえると思う。:山田弘樹
    2017年01月20日 17時00分

    世界で一番売れているボルボ、XC60。そのファイナルエディションである「クラシック」に試乗した。 ご存じの通りここ数年のボルボは躍進著しい。V40の成功で完全に波に乗り、エンジンはこれまで培ってきた直列6気筒や5気筒ターボを切り捨ててディーゼル/ガソリン共に「4気筒のみしか作らない」と合理化を高らかに宣言。そして旗艦車種であるXC90に至っては、とうとう「スケーラブル プロダクト アーキテクチャ」(SPA)によるモジュールシャシーでの新しい門出を披露した。 特にこのモジュール構造は、近年フォルクワーゲンやトヨタのような巨大企業が推し進める部品共用技術であり、年間生産台数が50万台を超えたばかりのメーカーが、大メーカーたちと同レベルのインフラを整えたその姿勢には、本当に驚くばかりである。 そういう意味で今回試乗したXC60は、一世代前のシャシー構造。ベースとなるのはセダン/エステートのS60/V60で、その登場も2008年と8年も前の話だから(日本市場導入は2009年)、普通に考えれば、ちょっと古くさい乗り味をイメージしてしまうところだ。 だがフォード傘...

  • Featured: 【東京オートサロン2017】MINIのチューニングやカスタムを提案する「GIOMIC」英国で開催中の「MINI CHALLENGE 」を日本でも!:山田弘樹
    2017年01月20日 15時00分

    MINIのチューニングやカスタムを提案する「GIOMIC」。そのモータースポーツ部門であるジオミック・モータースポーツが、MINIによるワンメイクレースの開催を東京オートサロンで発表した。 これは2002年から英国で開催されている「MINI CHALLENGE」を、アジアでも開催しようというもの。そしてその皮切りとして、まずは日本から年間5戦のシリーズを立ち上げようと、カップカーの輸入を開始したのである。 カップカーのベースとなるのは、現行F56型ミニの最強バージョンである「ジョンクーパーワークス」(231ps)。参戦コストを抑えるべくボディへのスポット増しなどは敢えて行っていないとの話だったが、その作りはかなり本格的で正直見ているだけでワクワクした。 FIA基準のロールケージはガジェットによってAピラーへと接合されているし、ドライバーの安全を確保するべく数え切れないほどのバーが張り巡らされているにもかかわらず、その車重は1070kgに抑えられている。またこの手のワンメイクレース車両としては珍しく、6速シーケンシャルドッグミッションが採用されている...

  • Report: 【東京オートサロン2017】マツダ、NAロードスターで採用されていたクラシックレッドをNDロードスターに復刻し期間限定発売:山田弘樹
    2017年01月16日 20時00分

    「Be a driver.」のかけ声と共に、マツダ・ロードスターのワンメイクレース「Mazda GLOBAL MX-5 CUP」の開催概要を発表したマツダ。また初代NAロードスターで採用されていた「クラシックレッド」を最新の水性塗装技術「アクアテック塗装」で忠実に再現し、NDロードスターに復刻。 「27年間ロードスターを支えてくれたファンへの感謝の気持ち」とアナウンスするなど、自動車文化を構築することに大きな努力を図っているのはとても好感が持てた(ちなみにその価格設定もベース車両+3万2800円と良心的。サロン発表から予約受付開始で、2月28日までの限定発売だ)。 そんなマツダブースでさらに大きな注目を集めていたのは、発表されたばかりのミドルSUV「CX-5」。しかもオートサロンよろしく、早くもメーカーカスタマイズを施したバージョンを「CUSTOM STYLE 2017」として参考出品していた。 その内容は主にエクステリアで、印象的だったのはフロント/サイド/リアに付けられたアンダースカート。これがCX-5の滑らかなボディに極めて品良く、控えめに、...

  • Report: 【東京オートサロン2017】ロータス「3-Eleven」の生産台数は世界で311台、この秋日本導入か!:山田弘樹
    2017年01月16日 18時30分

    ロータスのインポーターであるエルシーアイのブースで主役を張っていたのは、「3-Eleven」(スリー・イレブン)。これはロータス2-Eleven(ツー・イレブン)の流れを汲むオープン・レーシングで、2015年のグッドウッドフェスティバルで世界初登場。昨年春に開催された「ジャパン・ロータスデー」では、ロータスユーザーにもお披露目され大きな注目を集めていた。 ベースとなるのはロータスのミドルスポーツであるエキシージ。そのシャシーはエリーゼを基礎とするアルミ製バスタブ型の「スモールプラットフォーム」で、そのサスペンションレイアウトもエキシージを踏襲している。 ただしそのノーズデザインは同じながらも、ボディパネルは完全に新設計。というのもこの「イレブン・シリーズ」はトコトン軽量化にこだわったモデルで、フロントウインドーは小型なスクリーンに変更され、ドアさえ持たない、究極のホビー・レーサーなのだ。 とはいえ単に軽量化のためだけにドアを排したわけではなく、そこには空力性能がしっかりと盛り込まれている。サイドパネルの造形などはホイールアーチの正圧を走行風で引き抜...

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