Koji Ozawa

  • First Drive: 【試乗記】英断か迷走か!? おいおい、もしやプチキャデラックになっちゃったのかい? スズキ・ワゴンR&ワゴンRスティングレー:小沢コージ
    2017年03月24日 17時00分

    ●ワゴンR伝説を天才、鈴木修・当時社長の大英断から振り返ってみる!  いやはや一瞬、見返しちゃいましたぜ! 新型ワゴンR、それも特に超ワイルド顔のスティングレー。今の激動の軽自動車界を象徴する旧盟主たる存在で、振り替えればそもそも93年に生まれた初代は、実に画期的な実用車でありました。 <初代ワゴンR>  ほどよく楕円や台形フォルムを使いつつ、キャビン、ヘッドライト、そのほか見事にボクシーな四角アイコンを多用したシンプルかつ美しいエクステリアデザイン。まさしく走る無印良品そのもの! でした。  インテリアもそっけないほど直線的でシンプルで、しかし使い易く、なにより当時他にない全高1.6m台のトールボーイコンセプトを軽初採用。  ウワサじゃスズキは初代ワゴンRに当初別の名前を付けて「ニッチな趣味人」向けだか「アルトの傍流」として売ろうとしていたもよう。ところが販売直前、カタログ印刷まである程度済んた段階で、当時社長だった鈴木修さんが、おい、これは次世代系の主流派になりうる!? 的な判断を下し、当時のアルトに代わる軽のメイン車種として位置づけることを決...

  • First Drive: 【試乗記】ボルボS90&V90、デキスギ君がジャイアンとケンカ!? 待ってろビーエムメルセデス! 北欧のロールスはドイツ勢を駆逐できるか??:小沢コージ
    2017年03月15日 17時00分

    ●時代と価値観が刻々と変わっていきます  いやはや時代も変わるもんですなぁ。まさか、北欧の地味&イイ人ブランドのボルボが本気でメルセデス、BMWに対抗してくる日が来るとは。言わばドラえもんで言うのび太じゃなくって、デキスギ君が本気でジャイアンに挑むかのような時代変革!! それがこの新型ボルボV90&S90のプレミアムラージセダン&ワゴンの本質ですよ。  SUV以外の90シリーズとしては久々の復活で正確には今から20年近く前の1998年以来。ぶっちゃけ言うとこのクラスはメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズの独壇場でボルボみたいな控えめ系は遠慮し、ガチなバトルをほぼ諦めていたんです。セダンではなくハズシのワゴンで趣味人を狙おうみたいな。 <XC90>  ところが! ボルボも不況に苦しみ、存続危機の憂き目に会い、親会社も変わって心機一転。攻めの姿勢に出たわけで、それが去年日本に出るなり1000台以上をあっさり完売、去年世界で過去最高の53万台強を売り切った新世代ボルボの看板メニュー、XC90。 <SPAプラットフォーム XC90> ...

  • First Drive: 【試乗記】日産ノートe-POWER もっと俺たちを振り向いてくれぃ! 凄いけどガッカリ悩ましさNO1ハイブリッド:小沢コージ
    2017年01月22日 16時00分

    ●独特の滑らかパワーと安っぽさの狭間にて。アクアを抜いたのは凄い! けど  またまた悩ましいクルマ、それもニッポン大注目のエコカーが登場しました。去年11月に追加されるなり、いきなりコンパクトカー燃費番長ことトヨタ・アクアをわずか0.2km/Lながら抜いた、革命的新世代ハイブリッドのノートe-power! ですよ。  ただし、この最良37.2km/Lってスペックは、いまどきエアコン無しモデルなので反則も反則。普通の普及モデルだと34.0km/Lと割りとガッカリモードなんですけどね。  とはいえその新進ハイブリッドイメージと低燃費パワーは結構凄くて、去年11月は国内月販台数でなんとトヨタ・プリウス&アクアを抜いて全国1位! それも大昔のサニー以来30年ぶり!! って記録のオマケ付き。逆に言うといままで日産車はそんなに日本で売れてなかったんかい! って感じもありますけど、なんにしてもよかった。  って言うか正直、現場の日産セールスマンはここ10年ぐらいツラかったと思うのよね。プリウスが爆発的に売れ始めた2009年前後、もはや「日本のコンパクトはハイブリ...

  • Featured: 【試乗記】ボルボV60&S60ポールスター、心優しき格闘家はコイツに乗るベシ!:小沢コージ
    2016年11月24日 16時00分

    ●同じ野獣は野獣でも、北欧風なだけに愛が...(笑)    実家が先祖代々の造り酒屋とか庄屋とか名家だったりすると、その息子もどっか鷹揚だったり、お人好しムード漂わせてたりしますけど、ヒトもクルマもやっぱ氏素性であり、育ちが出ちゃうもんですなぁ。ボルボV60&S60ポールスター! 直訳すると「走る激速北極星!!」ってな感じですか。  今回小沢が乗ったのは、主にワゴンのV60ですけど、簡単に言うとコイツはメルセデス・ベンツの「AMG」でありBMWの「Mシリーズ」、あるいはアウディ「Sモデル」のボルボバージョン。ナイスな性能とお値段でお金持ちをビンビンにくすぐるハイパフォーマンスバージョンで、ある意味、ブランド内選りすぐりブランドですな。  安いものばっか売ってる日本ブランドには逆立ちになっても思いつかない商品群で、メルセデスなんかはボディが基本同じでもエンジンが直4ターボからV8ツインターボになっただけで時にお値段2.3倍! 具体的には2リッター直4ターボのC200アバンギャルドが545万円で、4リッターV8ツインターボのメルセデスAMG C63が1219万...

  • First Drive: 【試乗記】ダイハツ、ムーヴ キャンバス。新軽自動車サブリミナル!? いま俺にはコイツがワーゲンバスにしか見えない!!:小沢コージ
    2016年11月02日 17時30分

    ●妙な自動車病に罹ってしまったのかも?  不躾小沢も年のせいか目も頭も少しおかしくなってきたんでありましょうか? 今このダイハツの意外なる伏兵、ムーヴキャンバスが、懐かしの"ヒッピーバス"こと60年代のワーゲンバスにしか見えないのでございます。  コイツの本質はダイハツが自らのいいところを寄せ集めたニッチ商品で、まずは使い勝手が予想以上にナイスなのと、同時にフォルムが可愛く絶妙にクラシカル。ところが良く見るとディテールはワーゲンバスとはかなり違ってて、サイズはかたや全長4.2m台、こなた約3.4mとまるで小さいし、なによりワーゲンはリアエンジン!   よって本物がフロントギリギリまでノーズのないリアル食パンシェイプなのに対し、ムーヴキャンバスはイマドキの軽FFプラットフォームでノーズは付いててサイズも短い。でも不思議と漂うムードは割と似通ってるんですわ。  ちなみにワーゲンバスとは60年代から北米を中心に流行った元祖ワンボックスカーで、骨格はあのVWタイプⅠこと初代ビートル。空冷フラット4をリアでバタバタかき鳴らしながら、ロン毛でラッパズボン履いたアメ...

  • First Drive: 【試乗記】日産 セレナ、 俺、もう鼻毛抜くしか残ってね〜じゃんかよ!:小沢コージ
    2016年10月15日 19時00分

    ■ドライバーますますやることなくなっちゃうんじゃ??  Oh嘆かわしや! 世のクルマ好きオヤジ諸君! 本当にこれでいいんでしょうか? ただでさえクルマ好きの肩身が狭い現代ニッポン。本当にこんなクルマが大手を振って出ていいのかと。不肖小沢、ますます悩みと白髪が増えそうになっちゃいましたぜ!  それは6年ぶりに生まれ変わったファミリー向け箱型ミニバン、5代目日産セレナです。今回プラットフォームやらエンジンやら型式的にはキャリーオーバーってことになってるけど、中身はほとんど一新で凄いのはもちろん、キモは日産初の半自動運転技術、プロパイロットですよ。例の矢沢永吉CMでも有名で、聞けば装着率7割だそうで、評判は上々!  具体的なハイライトはシンプルな単眼カメラとモービルアイ製の専用ECUで制御する自動追従&レーンキープ機能で、自動運転界でいう「レベル2」に相当してて面白いっちゃ面白いんだけど、これが本当に上手く作動しちゃうと俺たちゃはますます"運転手"どころか最後の運転確認者!? ってことになりかねない。運転中やることと言えばせいぜいアクビをすること...

  • Report: 突撃!【北京オートチャイナ2016】大胆予測! この国は顔がド派手なSUV超大国になるッッ!?:小沢コージ
    2016年08月05日 17時00分

     昔、中国と言えば自転車でした。オシャレなスポーツサイクルでもないなんでもないチャリンコが何百台と雑然と太い国道を駆け抜けていく...そんな国でした。しかし小沢はここに断言しましょう。今後何年かすれば、この国はSUV超大国になる! それも異様に目ヂカラがこもった独特"デカ顔SUV超大国"になる!! と。  当てずっぽじゃありません。2年に1回行われる中国首都モータショー、つまり今年の北京オートチャイナ2016で私は確信したんです。あまりの専用SUVの多さにビックリ! この国の自動車デザインはますますオリジナル化すると。  実際、貴方、去年2015年に中国でクルマが何台売れたか知ってます? 中国汽車工業協会の発表によると通年で2459.76万台、つまり2460万台ですよ。コレはかつての自動車大国北米の年間1700万台を越え、日本の500万台を合わせても追いつかない数字。つまりブッチギリの世界一なんです。  それがどういう自体を招くかというとアイテムの専用化です。中身はさほど変えなくていいから"専用デザイン化"と言ってもいい。要するに先日不調に陥った三菱自...

  • Report: 【デリーオートエキスポ2016】インドを日本にしてしまえ〜 バレーノだけじゃない!激辛日本食バトルが繰り広げられるインド
    2016年07月08日 17時00分

    ●インドの本質は"反日のない中国"なのだっ! 栄えある初のインド車、問題作バレーノが上陸した日本。ついでに小沢が新春見て来たデリーオートエキスポ2016での激辛日本車バトルを独断と偏見で紹介しちゃいましょう。 かつて注目された有力新興国BRICsの中で唯一伸びてると言われるインド。そりゃそうだ。ブラジルやロシアは今や経済危機だし、中国は経済成長7%前後とか言ってるけど例の上海ショックですっかりバブル崩壊! だとも。 一方、インドは順調に伸びてて自動車販売も数年前に少し落ちたけど、再び伸びて今や年間350万台。2020年には450万台の政府目標を掲げていて、それくらい順調なのだ。 最大のポイントは「世界最大の民主主義国」とも言われる規模と体質。人口12億人! で平均年齢25才!! と基礎的マーケットパワーがハンパなく、IT長者が続出しているくらい一部の教育レベルもハンパなく高い。中国みたいな政府主導の計画経済ではない分、進みは遅いけど逆に言うと心配も少ないわけだ。 要はその本質は「反日のない中国(超大国)」ともウワサされ、特に日本にとっては願って...

  • First Drive: 【試乗記】ホンダ クラリティ フューエルセル なにこれこの無難デザイン! これだとテスラに負けちゃうんじゃ?:小沢コージ
    2016年06月04日 17時00分

    ●テスラに比べると明らかにジミでは?  ぶっちゃけ凄いです! 話を細かく聞けば聞くほどかなーり凄いんですけどね。ホンダの新作燃料電池車、クラリティ フューエルセル!! 2002年発表のずんぐりむっくりな「FCX」、2008年のシャープな「FCXクラリティ」に続く新次元エコカーの3代目で、全面改良した高効率燃料電池スタックや、完全新作したプラットフォームなどは特に凄い。ある意味ライバル、トヨタ「MIRAI」以上のモノがあります。  同時にクルマ単体だけでなく、将来の水素社会を見越した小型水素ステーションの開発やら緊急時に便利な外部給電システムの提供にしてもハンパない。技術の広がりは確かにホンダらしいアイデア満載のところがステキです。  でもね。ぶっちゃけ小沢の知る"チャレンジャー"ホンダとしては、イマイチ振り切れてないように見えるところもあって、結局、コイツが完全市販じゃなくメーカー紐付きのリース販売のみのところや、なんといっても凡庸なるデザインですよデザイン!  良く見るとフロント両サイドにはひげ面のオッちゃんの如く鋭いエラが付いててユニークだけど...

  • First Drive: 【試乗記】これはグレース王妃並みの上流階級化ではないでしょ〜か!?!?「ボルボ XC90 T8」:小沢コージ
    2016年05月26日 17時30分

    ●アナタはついて来れるかこのゴージャス化? もしやこれって"グレース王妃並み"のゴージャス化ってか2階級、いや3階級特進の上流階級化ではありませんでしょ〜か? そ、ハリウッド女優からいきなりモナコ王妃になった、リアル版シンデレラの故グレース・ケリー妃のことですよ。むろんまるで王族的経験のない超平民小沢コージによる直感的感想ではありますが(笑)。 でもね。この『ボルボ』の新世代フラッグシップ、2代目「XC90」の変化ぶりは確かに凄いんですわ。単なる高級化とか、ゴージャス化では言い表せない上流階級化ぶりであり、ロイヤルファミリー化がなされております。 まずはなんてったってデザインよ。確かにやたらデカくなってます。全長×全幅×全高は4950×1960×1775mm(エアサス仕様は15mm低い)で横幅、高さはほぼ変わらないものの全長は14cmも長くなってる。 でもね。一番の違いは漂うムードっつうかノーブルさでプロポーションが全然違う。ざっくりカタチが"牛と馬"ほど違っていて、厳密には前のも牛ほど鈍重ではないけど、要所要所の骨格...

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