インディカーが、2月9日にアリゾナ州フェニックスのISMレースウェイで実施したシールド型保護デバイスの単独走行テストの映像を公開しています。この映像は走行を担当したスコット・ディクソンのバイザーカムからのもの。

バイザーカムはヘルメットの額の部分に取り付ける小型カメラのことで、映像は実際のドライバーの視点よりやや高い位置からのものとなります。したがって、実際にディクソンが見ている景色はさらにコクピットに潜り込んだ位置からのものになると思われます。





F1では、2017年イギリスGPのFP1で、フェラーリセバスチャン・ベッテルがシールド型保護デバイスを試したものの「めまいがする」と報告をしていました。その原因はおそらくシールドによる視界の歪みではないかと考えられます。

インディカーは戦闘機のキャノピーに使われるのと同じ技術を採用してシールド型保護デバイスを開発しました。映像を見る限りでは、湾曲した透明なシールドを通しても視界は非常にクリアに確保され、歪みや照明の反射などもないように見えます。




ただ、ドライバーの目にはやはりシールドがあるのと無いのとでは感覚が違うようで、テストを担当したスコット・ディクソンは「視覚的に若干違和感があるので、習熟走行を重ねて新しい感覚に目と脳を慣らす必要がある」とコメントしました。また「人それぞれ違う反応を示す可能性がある」として、シールドの正式採用を決める前に全ドライバーがテスト走行を経験しておくべきだと語っています。



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