Amazonプライム・ビデオがマクラーレン・ホンダ苦難の道を追うドキュメンタリー『グランプリ・ドライバー』の配信を開始しました。2017年開幕前のマクラーレン内部のゴタゴタと、ホンダとの関係がこじれていく様を追う内容となっています。

2015年に復活したマクラーレン・ホンダは、かつての栄光に遠く及ばない成績しか残すことができず、我々日本のF1ファンにとっても非常に残念な結果に終わりました。結局2017年シーズンをもってマクラーレンとホンダは袂を分かつこととなり、マクラーレンはルノーと、ホンダはトロ・ロッソチームと2018年を戦うことになったのはご存知のとおりです。

『グランプリ・ドライバー』は、そのマクラーレンとホンダの"終わりの始まり"を克明に捉えたドキュメンタリー。タイトルこそ『グランプリ・ドライバー』とはいったものの、ドキュメンタリーとしてはマクラーレンF1チームの内情をメインに追いかける内容になっているところは気にしてはいけません。

 
エピソード2、エピソード3と回が進むにつれ、チームとホンダの不協和音が拡大していくところを見るのは、日本のF1ファン、特にホンダF1ファンにとっては歯痒い思いかもしれません。しかしながら客観的に見れば、F1でも最大級の設備と人員数を誇るチームが勝利を求めどのような選択をしているかがわかる、興味深いドキュメンタリーとも言えそうです。

すでに2017年シーズンの結果は出ています。今年、マクラーレンF1チームには過去の栄光に負けない走りを、そしてホンダはトロ・ロッソという若さあふれるチームで周囲の評判を見返すような走りを、ともに披露してもらいたいものです。

2018年のF1は3月25日に決勝を迎えるオーストラリアGPを皮切りに、10月7日の日本GPを含む全21戦で開催されます。

蛇足ですが、トロ・ロッソF1チームの現マシンデザイナー、ジェームス・キーは、かつて小林可夢偉選手が3位表彰台を獲得したザウバーC31を手掛けた人物。堅実で素性の良いマシン作りが持ち味で、度重なるエンジンメーカー変更にも柔軟に対応してきた実績があります。トロ・ロッソF1チーム初のワークスエンジン獲得となる2018年は、シーズン後半の失速をなんとか抑えて、チームランキング向上に期待したいところです。


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