メルセデス・ベンツ、前輪駆動・後輪駆動・4輪駆動から選べる新型商用バン「スプリンター」を公開! 電動モデルも用意
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メルセデス・ベンツから3世代目にモデルチェンジした商用バン、新型「スプリンター」が公開された。刷新されたスタイリング以外にも、数々の興味深い機能が搭載されている。外観から見ていくと、ヘッドライトが細く横長になり、ボディのサイドから無意味なキャラクターラインが消えた。すっきりしたテールライトはピラー内に収まるようになった。


インテリアは現行のメルセデスのデザインに近く、タブレットのような黒い長方形がセンタースタックの大部分を占めている。ここには、新型「Aクラス」で初めて導入された「メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス(MBUX)」を搭載する10.25インチのインフォテインメント・スクリーンを設置することも可能だ。メルセデスの新世代ユーザー・インターフェイスが、小型車の次に商用車に採用されたというのも興味深い。商用車ならではの新しいテクノロジーは「メルセデスPRO Connect」だ。これにより企業の業務車両管理者は、各バンの現在地を監視することや、そのバンが燃料やフルード類を必要としているかどうかの確認、一般のメンテナンス情報の記録、そして運行任務を管理できる。


新型スプリンターのもう一つの大きな特徴は、前輪駆動"も"用意されたこと。メルセデス・ベンツによると、これにより最大積載量を50kg増やし(車重を増加させる大きなアクスルやドライブシャフトが装備されていないため)、床を80mm低くすることができた(下部に駆動伝達装置がないため)という。これは特にキャンピングカーとして使う場合に有効だろう。この前輪駆動パワートレインに合わせて、大型商用バンでは初となる9速トルクコンバーター式オートマチック・トランスミッションと専用の6速マニュアル・トランスミッションが開発された。前輪駆動の他に、伝統的な後輪駆動と、そして前輪35:後輪65に駆動力を配分できる4輪駆動も設定されている。前輪駆動と後輪駆動から選べるクルマなんて、ローバー「75」以来だろうか。ディーゼル・エンジンの後輪駆動モデルと4輪駆動モデルは7速オートマチック「7G-TRONIC PLUS」トランスミッションが組み合わされる。

エンジンは欧州では発売当初、パワフルな3.0リッター6気筒ディーゼルを筆頭に、出力が異なる各種2.1リッター4気筒ディーゼルが用意される。米国向けにはガソリン・エンジンも追加される予定だ。


さらに新型スプリンターには、「eスプリンター」と呼ばれる新しい電動モデルも2019年に登場する。メルセデスは現在のところ、その航続距離やパワーなどのスペックを明らかにしていないが、市街地における近距離業務に向けて設計されたというので、特別に長い航続距離は期待しない方がいいだろう。

新型スプリンターは欧州で2018年6月に発売される。価格は最も安い前輪駆動モデルが1万9,990ユーロ(約270万円)から。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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