ル・マン24時間レース参戦で知られる英国のリスターが、ジャガー「Fタイプ」をベースとする666馬力の「サンダー」を発表!
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リスターは、ジャガーをベースとするレーシングカーを手掛け、いくつもの輝かしい戦績をル・マン24時間レースで残した名門だ。同社は英国レーシングカー・メーカー最古の生き残りを自称する。レーシングカーのみならず、これまでリスターはジャガー「XJ-S」をベースにボディをワイドに拡げた「ル・マン」や、レーシングカー「XJR-9」の7リッターV12エンジンを流用した「ストーム」など、公道用スポーツカーの特別バージョンも製作してきた。ちなみに後者は、第二次世界大戦以降の市販車に搭載されたV12エンジンとしては最大を誇るという。そして最近ではクラシックなスポーツカーを現代に甦らせた「ノブリー」に続き、新たに「サンダー」と名付けられた新型車を市場に投入すると発表した。


サンダーはジャガー「Fタイプ」がベースだが、5.0リッターV8スーパーチャージド・エンジンは最高出力666hp、最大トルク99.6kgmにチューンアップされる。0-60mph(約96.6km/h)加速はわずか3.2秒、6.8秒で100mph(161km/h)に達し、最高速度は208mph(335km/h)と発表されている。ジャガー自身による高性能モデル「Fタイプ SVR」と比較すると、最高出力で99hp上回り、0-60mphは0.3秒速い。

生産台数は限定99台で、価格は13万9,950ポンド(約2,130万円)。リスターによると、発表から24時間以内に既に22台の受注があったというから、間もなく完売することは間違いないだろう。


サンダーは、単にFタイプのエンジン・パワーを引き上げただけではない。前後バンパーはカーボンファイバーによるカスタムメイドで、フロント・ノーズには延長されたスプリッタが付く。大径のエキゾーストチップもカーボンファイバー製だ。オプションでカーボンファイバー製ボンネットも選べる。ホイールは前21x9インチ、後21x11.5インチ。インテリアは英国ブリッジ・オブ・ワイルのナッパレザーが張られ、カラーは36色から選べる。コントラスト・カラーでステッチと、シート・ヘッドレストにリスターのロゴが刺繍されている。フロント・グリルの中央にはグリーンとイエローで彩られたリスターのエンブレムが付き、グリルの周囲とブレーキ・キャリパーはインテリアのステッチと同色で塗られる。


英国ケンブリッジにあるリスターの伝統ある工場で、サンダーはFタイプに改変を加えることで製造される。実車は2月15日から18日まで、ロンドンのエクセル展覧会センターで開催される「ヒストリック・モータースポーツ・インターナショナル」で展示される予定だ。



By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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