【ビデオ】リマック、ジュネーブで発表する新型電動ハイパーカー「コンセプトツー」のティーザー動画を公開
クロアチアの自動車メーカー、リマック・アウトモビリが今年のジュネーブ・モーターショーで同社2番目となる電動ハイパーカー「コンセプトツー」を発表する。リマックによれば、コンセプトツーというのは仮称らしいので、正式な車名はジュネーブで明かされるわけだ。発表まで2ヶ月の現時点では、ティーザー動画が公開され、いくつかの内部情報が聞こえてきている。ダブステップの効いた予告映像を見ると、リマックは創業わずか9年の企業でありながら、老舗自動車メーカーに劣らず、謎めいた宣伝方法を心得ているようだ。

リマックは「コンセプトワン」を8台(うち1台はリチャード・ハモンドが破壊)しか生産しなかったが、同社のモニカ・ミカックCOOによれば、コンセプトツーは100台生産し、うち20台は年内に販売する予定だという。ツーは単にワンの後継というだけでなく、ワンより大きくパワフルで、より多くの派生モデルも作られるそうだ。4輪駆動のワンは4基の電気モーターが最高出力1,224ps、最大トルク163.2kgmを発生し、航続距離は350km、価格はおよそ100万ユーロ(約1億4,000万円)だったが、ツーはこれらの数値を全て上回るという。とすると、最高速度もワンの355km/hを超える可能性がありそうだ。

コンセプトツーはまずクーペが発売されたあと、コンバーチブルとサーキット仕様車の投入が予定されている。主な特徴のうちワンとツーで唯一共通するのは、ネクタイのラインをイメージしたデザインだけだという(ネクタイを発明したのはクロアチア人)。

10台(8台はコンセプトワン、2台は"邪悪な双子"と呼ばれたハードコア・クーペ「コンセプトS」)しか生産実績のない東欧の自動車メーカーが掲げる数字となれば、疑うのも無理はないと言えるが、リマックという企業は戦い方を熟知しているようだ。最も重要なのは、ワンで予定していた台数を完売し、納車も全台完了していることだろう。なお同社の主な収益源は、ケーニグセグ「レゲーラ」のバッテリーパックや、アストンマーティン「ヴァルキリー」のバッテリーとインフォテインメント・システムなど、他メーカーへの部品供給である。さらに昨年、中国の鉛蓄電池メーカー、駱駝集団(Camel Group Ltd)と3,000万ユーロ(約40億8,000万円)の資金調達契約を結び、コンセプトツーの開発基盤を確保している。ジュネーブでの発表が楽しみだが、次回はもう少し分かりやすい動画を見せていただきたいものである。




以下は前掲のティーザー動画ほど謎めいていない紹介動画。


By JONATHON RAMSEY
日本映像翻訳アカデミー

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