ジープからオール・ブラックのクールな「グランドチェロキー S」が登場! ただし欧州市場向け
フィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)は限定車やスペシャル・モデルを設定するのが好きらしい。この数年の間に「ラム 1500」やジープ「ラングラー」などの様々なバージョンが投入されている。こうしたモデルのほとんどは大抵の場合、米国向けあるいは完全に米国の富裕層向けに仕立てられたものだが、いつもそうとは限らない。今回は、欧州で真っ黒なカラーで身を包んだ「グランド チェロキー S」が発売されることになった。このクールなジープのフラッグシップ・モデルは、米国では販売されないという。

ブラックやシルバー、ホワイトのクルマが多すぎると嘆いている人でも、ホイールまでブラックでペイントし、クロームのトリムを取り除き、テールランプにスモーク加工を施して、完全にブラック・アウトしたクルマには魅力を感じるものだ。スポーティを意味する"S"の文字が付けられたこのグランドチェロキー Sは、バッジやグリル周り、ステップパッド、テールランプ、そして20インチホイールに、「ロー・グロス・グラナイト・クリスタル」と名付けられた新色を採用している。グリルはグロス・ブラックで塗られ、ウィンドウ・フレームとデュアル・エキゾーストチップはブラック・クローム仕上げとなっている。

インテリアも基本的に同じ手法が採られており、トリムの大分部はアルマイト加工されたガンメタル・グレーまたはブラック・ウッドが貼られている。SRT風のスポーティなシートはブラックのステッチが入ったブラックのナッパレザー張りだ。ブライト・メタル仕上げのモパー製ペダルが数少ない輝きを放つ。

Switzerland, Grisons, Upper Engadin, Majola Pass near St. Moritz
グランドチェロキー Sは、内外装の見た目がアップグレードされているだけではない。このモデルには、最新版「UConnect」を搭載した8.4インチ・タッチスクリーン・インフォテインメント・システムが標準装備となる。つまり、追加料金なしでApple CarPlayAndroid Autoの両方に対応できるということだ。その他の特徴として、表示設定が選べるインストルメント・クラスターの7インチ・ディスプレイ、サブウーファー及びアクティブ・ノイズ・キャンセラー機能付きアルパイン・オーディオ・システム、パノラミック・サンルーフ、デュアルゾーン式エアコン、ヒーター&ベンチレーション機能付きフロント・シート、ヒーター付きリア・シートが装備される。

さらに、このグランドチェロキー Sは、スポーツ・サスペンションと、ジープのフルタイム4輪駆動システム「Quadra-DriveⅡ(クォドラ・ドライブⅡ)」、そして後輪に電子制御式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを装備。「Selec-Terrain」システムは「オート」「スノー」「サンド」「マッド」「ロック」という5種類のモードから選択でき、荒れた地形上でも最大限のトラクションを発揮できる。数々のアクティブ・セーフティ機能も搭載し、このグランドチェロキーSには、ジープの上位車種で装備可能な機能をほぼ全て備えている。

エンジンは(市場によって異なるが)3.0リッターV6ディーゼル、3.6リッターV6ガソリン、そして5.7リッターV8"ヘミ"ガソリン・エンジンの3種類が設定され、いずれも8速オートマチック・トランスミッションと組み合わされる。

価格はプレスリリースに記載されていないが、例えばスペインの自動車メディア『motorpasion』によると、同国では3.0リッターV6ディーゼル仕様で8万ユーロ(約1,085万円)からになる見込みだとか。米国なら707馬の「ヘルキャット」V8エンジンを搭載した「グランドチェロキー トラックホーク」が買える金額である。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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