雪に弱い首都圏の道路網を麻痺させた大雪は止み、通行止めとなっていた高速道路も徐々に通行できるようになってきたが、これから、日本列島に強烈な寒波が訪れるとのことで、まだまだ油断は禁物だ。

降雪後の路面には、積もった雪が日中太陽の熱で溶けて水になった部分が、夜になって再び凍るとブラックアイスバーンとなって、滑りやすい路面となってしまうのだ。


ブラックアイスバーンとは、路面の色が見えている氷結氷盤のこと。積雪がないので、ウエット路面や、乾燥路のようにも見えてしまい、普通にブレーキをかけてしまうが、その距離が大幅に伸びてしまうという危険な路面なのだ。

JAFでは、スリップ事故が多発するブラックアイスバーンの危険性について、動画を公開しているので、ご紹介しよう。


動画では、4つの路面状態でスタッドレスタイヤを装着した乗用車で時速40kmで走行し、ABSが作動する急ブレーキかけて、停止するまでの距離を測定している。

雨天時など路面が濡れているウエット路面では、11mの制動距離だが、ほぼ見た目が同じようなブラックアイスバーンの場合、69.5mとなり、なんと6倍以上の制動距離が必要となるのだ。

これは、圧雪路面の20.2mと比べても3倍以上の制動距離なので、雪どけ時のブラックアイスバーンでのスリップ事故の危険性が非常に高いことが分かる。

さらに、氷盤路面は84.1mと制動距離が非常に長くなっているので、路面にまだ雪が残っており、ミラーのように踏み固められたミラーバーン状態の路面は注意が必要だ。特に坂道でスタッドレスタイヤを装着していてもブレーキが効かない恐れもあるので、より慎重な運転を心がける必要がある。


運転席からの視界では、ウエット路面とブラックアイスバーンの違いを見分けることは困難であり、特にヘッドライトで路面を照射する夜間ではほぼ見分けることはできないだろう。
(画像では、上がブラックアイスバーン、下がウエット路面)

JAFでは、ブラックアイスバーンでの注意として、
1:見た目で安易に判断するのは危険、特に夜間は要注意
2:滑ることを前提とした慎重な運転
3:発進、停止、カーブでの急のつく動作は厳禁 
の3点を挙げている。

普段運転が得意な読者も、くれぐれもJAFのお世話にならないように安全運転を心がけて欲しい。

※出典:JAF

■関連サイト
JAF 公式サイト
http://www.jaf.or.jp/


路面は黒いけど、止まれない!「ブラックアイスバーン」とは・・・?【JAFユーザーテスト】