マクラーレン、ランボルギーニやフェラーリと違ってSUVを作る計画なし
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昨年末、既にランボルギーニから1台のSUVが登場し、そしてフェラーリでも2019年後半から2020年頃に同社初となるSUVの発表が予定されているという。しかし、マクラーレンまでもが今業界で最もホットな稼ぎ頭であるSUVセグメントの誘惑に負け、同社のスーパーカーのDNAが汚染されてしまうと思ってはいけない。

マクラーレンでエンジニアリング・チーフ・デザイナーを務めるダン・パリ―・ウィリアムズ氏は、英国の『トップギア』に「SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)が特にスポーティでも実用的でもないと指摘した人間は、私が最初というわけではありません」と語り、マクラーレンのデザインにおける信条、"Everything For A Reason"(ミニマリズムと強い意志への賛同の意)を挙げ、「公道を占有する大柄な図体に尤もな理由("Reason")がない限り、"Everything For A Reason"とは言えません」と語った。つまり、スポーツ性とユーティリティ性のどちらも本気で追求しているわけではないSUVは、マクラーレンの信条に合わないから、今後も作ることはないという意味だ。

ランボルギーニはイタリアの自動車メーカーとしては数年ぶりに北米国際オートショーに出展し、15日に行われたプライベート・イベントで新型SUV「ウルス」を公開した。価格は20万ドル(約2,222万円)からになるという。一方、フェラーリの会長でもあるFCAのセルジオ・マルキオンネCEOは同ショーの会場で16日、このイタリアン・ブランドが「市場で最速となる」同社初のSUVを投入すると語った

マクラーレンは、既に生産台数の増加を発表しており、10億ポンド(約1,540億円)を投入しラインアップを拡大させる計画だ。発表によれば、2022年までに発売される新たなモデルの半数がハイブリッド車になるとのことだった。また、将来的に同社の最高峰レンジ「アルティメット・シリーズ」に追加される完全電動モデルの開発も行っている。これらの計画の中に、新型SUVとして登場するモデルは一切ないというわけだ。少なくとも、今のところは。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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