Mr.ビーン役で知られるローワン・アトキンソン氏が、ドイツ製とイタリア製2台のスポーツ・サルーンをオークションに出品!
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MINIを運転する変わり者の『Mr.ビーン』役や、狡猾な貴族の『ブラックアダー』役で知られる英国のコメディー俳優、ローワン・アトキンソン氏はカーエンスージアストとしても有名だ。彼が所有する「マクラーレン F1」をはじめとする素晴らしい名車の数々は、これまで幾度となく自動車メディアに取り上げられてきた。そして彼は、必要がなくなると時々愛車を手放すという賢明さも備えている。2月に英国で開催される「レース・レトロ・インターナショナル・ヒストリック・モータースポーツ・ショー」のオークションには、アトキンソン氏が所有する2台の興味深いスポーツ・サルーンが出品される。


まず1台目は、評判の高い1993年型メルセデス・ベンツ「500E」だ。通常のW124型「Eクラス」よりもワイドに張り出したフェンダーアーチが、このクルマに最高出力330ps、最大トルク50.0kgを発生する5.0リッターV型8気筒エンジンが搭載されていることを示している。当時、ポルシェの工場において手作業で製造された500Eには、型式コード2758というポルシェの正式名称まで存在する。ローワン・アトキンソン氏はこのクルマを2015年に購入。シートの座面と背面が布張りなのは、彼が滑りやすいレザー・シートよりもクロスを好むからだ。現在までの走行距離は8万500km。アトキンソン氏は1990年代に500Eに乗っていたのだが、その素晴らしさを思い出してもう一度乗りたくなり、見付けることのできた中で一番状態の良いクルマを購入したという。


そしてもう一台のサルーンは、おそらくさらに興味深い1989年型ランチア「テーマ 8.32」。由緒あるアルファロメオ「164」とサーブ「9000」の兄弟車で、フェラーリ製のドゥカティで組み立てられた3.0リッターV8エンジンをフロントに横向きに搭載。5速マニュアル・トランスミッションを介してなんと前輪を駆動する。「308」や「モンディアル」のエンジンと違い、このエンジンはクランクシャフトがフラットプレーンではなくクロスプレーン式となっており、スポーツ・サルーンに適した特性となっている。500Eと同様、こちらのテーマのシートも革張りではなく、ベロアが選ばれている。アトキンソン氏は500Eより長い7年もの間、フェラーリ製V8エンジンや、当時は間違いなく先駆的だった電動で持ち上がるリア・スポイラーを楽しんだようだ。メインテナンスやサービスを受けた際の記録簿は全て残っており、その費用の総額は2万ポンド(約308万円)近くに上るという。噂通り、維持費の掛かるクルマであるらしい。


オークションは2月24日と25日に開催される。いずれも最低落札価格の設定はない。メルセデス-ポルシェとランチア-フェラーリによる独伊2台のスポーツ・サルーン、貴方ならどちらがお好みだろうか?


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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