【北米国際オートショー2018】ジープ、常識的かつ保守的なスタイリングに改められた「チェロキー」を公開
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2013年後半にジープ「チェロキー」が角ばった「リバティ」の後継モデルとして復活した時(日本版編集部注:米国外ではジープ リバティもチェロキーという名前で販売されていました)、このクロスオーバー車のスタイリングに対する人々の反応は様々だった。もちろん、7本スロット・グリルやスクエア・フェンダーなど、ジープの特徴は各所に見られたが、何かが違った。特に顔については明らかに違和感があった。ジープはその点を軌道修正し、14日(現地時間)に開幕した北米国際オートショーで、フェイスリフトを受けた2019年型「チェロキー」の常識的かつ保守的となったスタイリングを披露した。

今回はモデルライフ半ばのマイナーチェンジに過ぎないので、旧型との大きな違いはない。ジープは上下に分離したライトの採用をやめ、ドライビングライトとヘッドライトを一般的な位置に戻した。その結果、新型チェロキーは、当然のことながら現行モデルのジープ「グランドチェロキー」と「コンパス」によく似たルックスとなった。新型LEDヘッドランプに加え、ドライビングライトとフォグランプも新たなデザインが採用された。


リアにも大きなデザインの変更が施されている。テールランプにはLEDのアクセントが入るが、全体的な形状はほぼ同じだ。テールゲートの形状が改められ、ナンバープレートの位置がバンパーからそちらに移されたことで、後方から見た時の鈍重な印象は薄められた。

リア下部には、「オーバーランド」モデルにクローム仕上げの牽引用フックが、「トレイルホーク」モデルには見てすぐに分かる鮮やかなレッドのフックが付属する。トレイルホークは更に深く彫り込まれたフロント・バンパーを備え、オフロードにおけるアプローチ・アングルが改善された。他にもトレイルホークの特長として、スキッドプレートや大型フェンダーフレア、リフトした車高、オフロード用タイヤを履いた17インチホイールなどが挙げられる。5種類の新デザインが用意されたホイールには、オーバーランド用の19インチも含まれる。


エクステリアと対照的に、インテリアには旧モデルのものがほぼ何も変わらず引き継がれている。運転席に座ってみても新旧の違いを見つけるのが難しいだろう。まず、ピアノブラックのトリムがインフォテインメント・スクリーン周辺に、マットシルバーのトリムが通気口やステアリング・ホイールの周囲に施された。センター・コンソールのデザインも若干変更が加えられ、収納スペースを広げるためにUSBポートや115ボルトのプラグ差し込み口は後方へ移動している。最大の変化は3インチ(8cm弱)横幅が広がった荷室で、結果として新型チェロキーのカーゴ・スペースは約765リッターの荷室容量を備えることになった。

フード下に収まるエンジンは、最高出力271hpを発揮する3.2リッターV6「ペンタスター」エンジンと、180hpの2.4リッター直列4気筒「タイガーシャーク」エンジンに加え、新たに2.0リッター直列4気筒ターボ・エンジンが加わった。いずれも9速オートマチック・トランスミッションとの組み合わせで、前輪または4輪を駆動する。

新開発の2.0リッター直列4気筒ターボは最高出力270hpと、V6を85Nmも上回る最大トルク400Nmを発生する。このエンジンは直接燃料噴射システムやアイドリング停止機構を採用し、ピストンやカムシャフトに軽量素材を用いることで、燃費向上を図っている。EPA(米国環境保護庁)による燃費の数値はまだ明らかになっていない。


2019年モデルとして発売される新型チェロキーの価格は、間もなく発表される見込みだ。おそらくエントリー・レベルの「ラチチュード」が2万5,000ドル(約280万円)程度から、オーバーランドやトレイルホークにオプションを付ければ4万ドル(約445万円)に届くだろう。数ヶ月後には米国のディーラーで見ることができるようになるはずだ。


By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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