美しい1950年代のコンセプトカーを手に入れるチャンス! 実走可能な「プリムス・ベルモント」がオークションに出品
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コンセプトカーとは、ほろ苦いものだ。ゴージャスでワクワクさせられるが、それを非常に薄めた形でさえ市販化されることは滅多にない。そして大抵の場合、その美しい姿は実際に走るように造られてはいない。しかし、この1954年製「プリムス・ベルモント」コンセプトは、あなた自身が手に入れ、運転することだってできるかもしれないのだ。


1954年のニューヨーク国際オートショーで発表され、クライスラーのチーフ・デザイナーだったバージル・エクスナーがかつて所有していた、この曲線が美しいロードスターは、その長いボンネットの下に241立方インチ(約3.9リッター)のV型8気筒エンジンと3速オートマチック・トランスミッションが搭載されているため、運転して走らせることが可能だ。最高出力は157hpと決して速いわけではないが、ベルモントの美しいボディによる世界を壊すほど激しく加速したいとは思わないだろうから、その点は問題ないだろう。1950年代のデザインにしては、感動的なほど抑制が効いてエレガントだ。サイドのラインは完全に流れるように滑らかで、小さなドアの切り込みがそれを唯一途切れさせている。ドアハンドルさえなく、クロームの光沢を放つステンレス製のアクセントが、ライト、バンパー、グリル、そしてフェンダーの頂点に沿って走る細いラインに残されている。フィンも小さく(比較的)控えめだ。


インテリアもシンプルでクリーンだ。機械加工による模様が刻まれたダッシュボードには、黒地に白のダイヤルとコンパスのような針を持つアナログ・メーターが並ぶ。他の部分はオフホワイトのレザー(おそらくビニールだろう)で覆われ、エクステリアと同様、光沢のあるパーツの使用は最小限に留められている。

このコンセプトカーのもう1つの大きな魅力は、1月13日から21日まで米国アリゾナ州スコッツデールで開催されるバレットジャクソン・オークションに出品されるため、ひょっとしたら自分のものにできるかもしれないということだ。予想落札価格は発表されていないが、最低落札価格が設定されているので、入札しようと考えている方は少し多めのキャッシュを用意した方がいいだろう。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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