フィスカー、4枚のバタフライ・ドアを持つ新型電動セダン「EMotion」を発表!
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プラグイン・ハイブリッド車「カルマ」を販売していたフィスカー・オートモーティブが経営破綻に陥り、同社を買収したカルマ・オートモーティブが「レヴェーロ」として中国で復活を図る一方で、その生みの親の1人として知られるデザイナーのヘンリク・フィスカー氏は、Fisker Inc(フィスカー・インク)という新会社を米国カリフォルニア州に設立した。新しい会社には新しい製品が必要だが、フィスカーにはそれがある。航続距離400マイル(約640km)以上、最高速度161mph(約260km/h)、4輪駆動で4枚のバタフライ・ドアとレベル4自動運転機能を備える、電動セダン「EMotion」だ。


我々はEMotionのスペックについてある程度の情報を得ていたが、さらに今回は大型の143kWhリチウムイオン・バッテリーを搭載していることが判明した。このバッテリーは9分間の充電で125マイル(約201km)の距離を走行できるという。フィスカー社はグラフェン・バッテリー(グラフェンを用いたハイブリッド型スーパーキャパシタ)をナノテック・エナジー社と共同開発していたが、共同事業は物別れに終わった。代わりのリチウムイオン・バッテリーはLG化学から供給され、「恐らく世界で最もエネルギー密度の高いバッテリーパック」を作るため、独自のモジュール・パッケージを採用すると、フィスカーは説明している。


Savage Rivale(サヴェージ・ライヴァル社)の「Roadyacht GTS」を思い起こさせるバタフライ・ドアは全方位に大きく広がり、リアは後方ヒンジのディヘドラルドアとなっている。これらのドアがどれほど実用的なのかは分からないが、全輪駆動のEmotionを唯一無二の存在にしていることは確かだ(その点に関しては、すでに心配はいらないが...)。ドアノブはボディに一体化されており、スマートフォンを使って開閉することも可能だという。全長5,085mm × 全幅2,015mm × 全高1,465mmでホイールベースは3,018.5mm。フィスカーによれば、このセダンの室内空間は他の競合車に比べ広々としており、後部座席の足元スペースに関しては「多くのフルサイズ・ラグジュアリー・セダンを凌ぐ」とのこと。独立した4座仕様かベンチシートの後部座席を備える5人乗りのどちらかを選択でき、各シートごとにスクリーンが備わる。自動運転で走行中には乗員全員がエンターテインメントが楽しめる。「ショーファー・エディション」には後部座席に27インチ大型スクリーンも用意される。ガラスルーフは乗員に合わせて4つのゾーンごとに個別に不透明度を調整可能だ。


フィスカーは、2019年に米国でこのクルマの生産を開始するとしており、ベース価格は12万9,000ドル(約1,440万円)となっている。現在、予約金2,000ドル(約22万円)で先行注文を受付中だ。2020年以降には待望の全固体電池が搭載できるように、今も開発が続けられている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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