今日も日本は寒い。きっとドイツも寒いけれどスウェーデンはもっと寒いのだろう。ということで、メルセデス・ベンツは近々発表予定の新型「Aクラス」を、雪と氷に包まれたスウェーデンに持ち込み、極寒の環境に対応するテストを行っている。その様子が動画で公開された。さらにクライメイト・トンネルと呼ばれる試験施設内では、-28℃の低温下で50km/hの走行実験を行う場面も見られる。


見ているだけでますます寒くなるような映像だが、メルセデスによれば次期型Aクラスに新しいエンジンが搭載されるため、これも必要なテストであるということだ。おそらくその1つはダイムラーとルノー日産アライアンスの協力関係から採用される新開発の1,330ccの直列4気筒ターボになると思われる。この「Energy TCe」と呼ばれるエンジンには、ルノーによれば日産「GT-R」と同じシリンダー・コーティング技術が用いられており、最高出力と最大トルクは115ps/220Nm、140ps/240Nm、160ps/260Nmという3種類のスペックがあるという。中でも最もパワフルな「Energy TCe 160」ユニットがメルセデスの新型Aクラスには搭載される見込みだ。もちろん、他にも数種類のガソリンおよびディーゼル・エンジンが用意され、その頂点には最高出力400馬力を超えるメルセデスAMGバージョンや、電気のみで50kmの距離を走行できるプラグイン・ハイブリッドも含まれる。

Mercedes-Benz A-Klasse, Interieur   Mercedes-Benz A-Class interior
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W177と呼ばれる4代目Aクラスは今年2月(あるいは1月下旬)に発表、3月のジュネーブ・モーターショーで一般初公開になると予想される。今のところエクステリアはカモフラージュをまとったビデオの映像から想像するほかないが、インテリアの画像は既に公開されている。嫌でも目に付く特徴的なエアベントは、(ご想像の通り)ジェット航空機のタービンがモチーフになっているという。その内部と、ダッシュボードからドア内側まで、コクピットを取り囲むようにLEDライトが組み込まれており、その光は64通りに変化する。

ドライバーの眼前とダッシュボードの中央に2つ並んだディスプレイは、7インチ+7インチ、7インチ+10.25インチ、10.25インチ+10.25インチという3通りの組み合わせがトリム・レベルによって用意される。そこに搭載される新しいインフォテインメント・システムは、新型Aクラスよりも先に、今年1月9日から米国ラスベガスで開催されるCES(国際家電ショー)で発表される予定だ。

というわけでメルセデスの新しいコンパクト・ハッチバックに期待されている方々、少しはホットな気分になっていただけたであろうか?



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