フォルクスワーゲン「I.D. Buzz」として復活する、新世代ワーゲンバスの派生モデルを想像!
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フォルクスワーゲン(VW)が2022年に発売予定の「I.D. Buzz」に、空冷エンジンや4速マニュアル・トランスミッションを搭載することはないだろう。そもそもガソリンを燃やして走るクルマですらない。だが、そのコンセプトカーが公開されて以来、"ワーゲンバス"復活への関心が高まっていることは否定できない。

"ワーゲンバス"の愛称で知られるVWの有名なミニバン「タイプ2」の始まりは、オランダの自動車商ベン・ポンが提案し、当時のハインリッヒ・ノルトホフVW社長が市販化を承諾した1950年代にまで遡る。最初は退屈な商用バンに過ぎなかったが、やがて文化的アイコンとなるまで人気は高まり、今も衰えることはない。

これまでにもVWは熱心なファンに向けて、タイプ2のリメイクの可能性を示唆するような数台コンセプトカーを発表して来たが、いずれも市販化には至らなかった。しかし、2017年の北米国際オートショーで発表されたI.D. Buzzコンセプトが賞賛を博したことを受け、ついに同社はワーゲンバスの復活を正式に決定した。この由緒あるバンの市販モデルは、2022年に100%電気自動車として登場する予定だ。

VWのタイプ2が多くの人から支持されている理由の1つに、高い融通性がある。初代のバンは、採光性を高めるための小窓や巻き取り式の布製ルーフが設けられた豪華なモデルや、4人が寝られるキャンピングカーなど、様々な用途に応じて変形したバージョンが作られた。1980~90年代になると「ヴァナゴン」と呼ばれるタイプ2の後継車に4輪駆動システム「シンクロ」が搭載され、メーカー純正の冒険仕様も誕生している。


こうした歴史を踏まえると、VWがI.D. Buzzにどんな可能性を持たせるのだろうかと、あれこれ想像せずにはいられない。復活するワーゲンバスに採用されるモジュラー式のMEBプラットフォームは、幅広い車型に対応できるように設計されている。車体下部に搭載されたバッテリーの上には、同社が"板チョコのような形"と表現するフラットな床が敷かれるというから、インテリアも様々なオプションが可能になるだろう。ホイールベースの変更も比較的容易であり、前後にモーターを搭載した4輪駆動の設定も期待できる。


VWは、市販モデルのI.D. Buzzと同時に、その派生モデルも発表するインパクトを真剣に検討して欲しいものだ。この新しいワーゲンバスには、キャンピングカー、デラックス・モデル、「シンクロ ドカ」のようなピックアップの3台がパーフェクトなバリエーションになると思う。我々はこれらのアイディアについて完成予想図を作成してもらった。そしてもう1台、米国の人気アニメ・シリーズに登場したクールなバン、「ミステリー・マシン」を付け加えずにはいられなかった。

皆さんが市販化されることを望むのは、I.D. Buzzのどんなモデルだろうか?


By JEREMY KORZENIEWSKI
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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