テスラのイーロン・マスク氏、SUV「モデルY」に続いて電動ピックアップの開発を約束
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テスライーロン・マスクCEOは27日、Twitterで顧客に向けてメッセージを発信し、"「モデルY」の次に"電動ピックアップ・トラックを発表すると断言した。モデルYは発表が予定されているコンパクトSUVだが、具体的な発売日は明らかにされていない。

マスク氏は、クリスマス翌日にTwitterで、顧客がテスラへ寄せる信頼に対して感謝し、改善できる点について意見を求めた。同氏は、ピックアップの核となるデザインやエンジニアリングの構想はすでに頭にあり、"造りたくてたまらない"と語っている。 Vancouver Seed Bank
「電動ピックアップトラックが欲しいです」
Elon Musk
「モデルYの次にピックアップトラックを造ることを約束する。核となるデザインやエンジニアリングの構想は5年前から私の頭の中にある。造りたくてたまらないよ」


マスク氏は11月、電動トレーラー「Semi(セミ)」の発表と、次世代型スポーツカー「ロードスター」の電撃発表の際に、ピックアップ・トラックのアイデアをほのめかしている。同氏は、フォード「F-150 スーパークルー」を余裕で積むことができる大きな荷台を持つテスラ「セミ」に似たトラックのレンダリング画像を公開したが、それは多くの人にとって何らかの答えというより、さらなる疑問を抱かせた。

マスク氏は、27日のTwitterスレッドで、追加したい本当に革新的な(と私が思う)機能のために、この新型トラックはF-150よりも大きくなるかもしれないと付け加えた。 Anna Linnea
「F-150クラスか、それより大きくなりますか? 一般的なファミリーサイズのトラックが欲しいのだけど」
Elon Musk
「トータルサイズは同じ位だ。たぶん、少し追加したい(私が思う)本当に革新的な機能のために少し大きくなるかもしれない」


EV関連の情報サイト『Electrek』によると、マスク氏は2013年のテスラ車オーナー向けイベントで、テスラのトラックについて彼のアイデアを次のように語っている。

"私がトラックに必要だと思っているのは、積荷に動的に適応し、トラックの姿勢と車高を正しく保ち、路面の状態にリアルタイムに対応できるエアサスペンションのようなものだ。なぜなら、最小と最大の積載量に大きな差がある乗り物で直面する困難は、サスペンションが常に適切ではなく、これによって多くの問題が発生するからだ」

彼はまた、スポーツカー並のパフォーマンスで、尚かつガソリンやディーゼルのピックアップ・トラックよりも強い牽引力を持ち、積載量も上回るピックアップ・トラックを心に描いていると語った。

モデルYに関して、マスク氏は最近、市場に迅速に投入してSUV需要に応えるため、「モデル3」のプラットフォームをベースにするつもりだと出資者やアナリストに述べた。また、今年6月の株主総会では"数年後"ではなく、2019年に発売すると語っている。

モデルYもピックアップ・トラックも技術的に新しい構想でないとはいえ、テスラはすでに抱えているやるべきことの膨大なリストに、大きな責任とコストを加えることになる。このリストには、生産を滞らせている問題を解決して極めて重要な「モデル3」の生産台数を増やすこと、「Semi(セミ)」の市販モデルを開発し生産場所を決めることなどがあり、新型ロードスターに関しても同様のことが挙げられる。また不確実ではあるが中国に工場を建設することも含まれる。さらにそこに、新型クロスオーバーのモデルYとピックアップ・トラックを誕生させることが加わったのだ。しかも、これら全てを今後数年のうちに行うことになる。もちろん、利益を出すことも忘れてはいけない。

新型モデルの件に加え、マスク氏は26日に「全てのクルマを対象とした大規模なブラウザのアップグレードを数ヶ月以内に実施する」ことと「大幅に改良された地図/ナビが間もなく登場する」ことなどを約束した。この記事を執筆中にも、同氏はTwitterユーザーに向けてリプライを続けている。


By Sven Gustafson
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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