【ビデオ】メルセデス・ベンツ、新型「Gクラス」発表前に歴史的な9つのゲレンデ・ヴァーゲンを振り返る!
メルセデス・ベンツは、来年1月の北米国際オートショーで予定されている新型「Gクラス」の発表を間近に控え、これまでの"ゲレンデ・ヴァーゲン"の歴史を振り返る動画を公式サイトで公開している。

この『Top 10 G-Class Moment』と題した映像シリーズでは、現在のところ9つのGクラスが紹介されている。

ラダー・フレームにコイルスプリングとリジッドアクスルを組み合わせた初代Gクラスが登場したのは1979年。5種類のボディ・スタイルと4種類のエンジン、2種類のホイールベースが用意されていた。



1980年にはローマ法王がドイツを訪問した際に「ポープモービル」がGクラスをベースに製作された。



1983年のパリ・ダカール・ラリーでは、ジャッキー・イクスとクロード・ブラッスールが「280 GE」で優勝。



1989年になると高級なインテリアと快適な乗り心地を備えたW463型に進化する。



1999年にはGクラス初のAMGモデル、354馬力のV型8気筒を搭載した「G 55 AMG」がデビュー。



2012年のマイナーチェンジではインテリアが大きく変更された。



2013年に登場した6輪の「G 63 AMG 6×6」は大きな注目を浴びた。



2015年にはその4輪バージョンとも言える「G 500 4x4²」が発売される。ポータルアクスルの採用による車高の高さが特徴的。



2017年に発表されたのが、最高級仕様とも言える「メルセデス・マイバッハ G 650 ランドレー」だった。



そして"Top 10"の10番目は、おそらく2018年1月の北米国際オートショーで発表される新型Gクラスになるのだろう。これまでに入っている情報では、車幅は4インチ(約10cm)拡がり、トレッドと全長も拡大されて、電動機械式パワーステアリング、独立懸架式フロント・サスペンション、ハイテクなインストゥルメントパネルとインフォテインメント・システム(下の画像)を装備し、250kg近く軽量化されるという。これはネタばらしになるかもしれないが、エクステリアはデザインの刷新を期待せず、滑らかな軽量コンクリートブロックを思い描いておけばよいだろう。



しかし、この公式サイトには、注目に値するいくつかの歴史的な出来事が抜け落ちている。Gクラスはダイムラーの株主でもあったイラン国王が、同社に4x4を製造するよう提案して誕生した。メルセデスがGクラスを米国に正式に輸出したのは2002年になってからだが、グレーマーケットでの取引で1980年代に多額の利益を手にした者がいる。ポルシェ「911ターボ」の価格が6万8,000ドルだった時代に、Europa Internationalは裏口からの特別な輸入で13万5,000ドルを得たのだ。Gクラスを使用する国軍は63あり、そこには小型軍用車両・偵察戦闘車IFAV(Interim Fast Attack Vehicle)として使用していた車両をジープから「G 290」に切り替えた米海兵隊も含まれている。

メルセデス・ベンツ、新型「Gクラス」誕生を記念して、ゲレンデヴァーゲン史に残る9つのモデルを紹介
メルセデスは、その輝かしい歴史の中で、Gクラスの打ち切りを少なくとも2回検討してきた。1度目は2005年に米国向けモデルを、そしてもう1回は2012年に全ての市場で販売終了を検討。有終の美を飾るためにスペシャルエディション・モデルを発表した。国際的な抗議を受けて生き存えることになったのだが、現在Gクラスは軍事的に非常に重要であるため、メルセデスは2025年までGクラスを製造するとNATOに誓わなければならなかった。我々がメルセデスに説明してほしいと本当に望むのは、1970年代のドイツの自動車エンジニアがどこで彼らのスタイルを獲得したのかということだ。写真の白いジャンプスーツの男性は、かなり粋なスタイルをしている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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